2012年11月28日

冬の脱水症状予防対策は、風邪予防対策でもあったんだ

昨日(11/27)放送されていたNHKの深夜のニュース番組「NEWS WEB 24」から。
夏によく言われるのが、脱水症状夏の暑い日差しの中、水もろくすっぽ飲まずに働き続けたり遊び続けたりすると、めまいなどを起こすだけでなく、最悪動けなくなり、死に至るという症状です。
実はその脱水症状は夏だけでなく冬にも起こるとのことらしい。しかも冬の場合は汗が大量に出る等々のバロメーターがないため、脱水症状に陥っているのか否かがわかりにくいとのことだそうだ。
そこで、脱水症状に掛からないようにするための方法と対策というのを専門家の人が来て解説していたのですが、なかなか面白くわかりやすい。


結局のところ、脱水症状にならないようにする基本対策としては、冬野菜をたくさん食べることと鍋料理がいいのだそうな。
冬野菜には水分を多く保っているとのこと。冬野菜の中には、果物にカテゴライズされるミカンもいいとのことだそうです。また鍋料理はその冬野菜を多く摂取できるだけでなく、鍋から立ちこめる湯気が部屋の保湿作用を促すということでいいのだそうな。いわゆる「コタツでみかん」や「部屋で鍋料理」は日本人が自然と身に着けていた脱水症状対策だったわけです。
もちろんこれ以外にも対策があり、乾燥した部屋への対策になるのですが、加湿器を置くというのがなかなかできない場合は、以下の方法でもいいのだそうです。

  • バケツに水を張り、タオルをバケツのへりに掛けておく(その際、一方の先を水に浸す)

  • 観葉植物を置く(寒さに弱いものもあるので、上手いこと置くのがポイント。要水やり)

  • 部屋干し

  • 火の付いたストーブにやかんを置く(夜間から発生する湯気が加湿器から出るそれの代わりになる)

  • 換気(外が乾燥していても、部屋の中の方が酷い乾燥状態であれば劇的な効果がある)


要は、部屋の乾燥化を防ぎ、程よい湿気を与え続けることがいいという意味です。最初に挙げたバケツにタオルを入れて置くという方法は、1日やっておくとその水分の減り方に驚く人も少なくないのだそうで。


さて、この対策を見てお気づきになる方はいないでしょうか。そう、実は冬の脱水症状対策というのは冬に風邪をひきにくくする対策でもあるのです。
乾燥すると発生しやすくなるのが風邪、中でもインフルエンザは乾燥した気候を好むとされていますインフルエンザをまん延させないための対策の一つとして、乾燥化を防ぐことと空気を入れ替えることとされています。つまり、上記の対策はまさに風邪対策にも有効なのです。
上記の対策は、普段からあるものを利用して行うので、お金もかからず経済的です。物は試しでやってみるのも悪くないのかもしれません。

なお、部屋に結露ができるから家はいらないんじゃないの・・・という人へ結露は部屋の乾燥・湿潤とは全く関係なく、外と中との寒暖差の中で発生するものなので、やらなくていいとは言えないのでご注意あれ。


今回紹介した「NEWS WEB 24」の放送時間の詳細は「続きを読む」にて。


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Posted by alexey_calvanov at 23:07Comments(0)TrackBack(0)