讃岐塩屋駅から琴平駅行きの電車に乗って、途中の多度津駅で待つ時間も併せて25分で目的地の琴平駅に着きました。いやぁ、7分多度津駅で待たされることになるとは・・・。
琴平駅は写真に収めていないのですが、最近リフォームがなされたようで。ちなみに、KIOSKから転換されたセブンイレブンもありますけど、カラーリングが真っ黒(笑)。
琴平駅から歩いて数分のところにあるのが、高燈籠。国指定の重要有形民俗文化財です。
6年の歳月を費やし、1860年に完成。ここから丸亀の沖まで光が届くように設計されたと言われています。基礎部分である基壇が石造りであること以外は全て木製(3階建て)で、日本で一番高い木製灯籠でもあります。
そばで見ると、結構デカい。石造りの部分が立派に見えるのでそう思えるのでしょうけど、日本で3階建ての木造建築はなかなか難しいですからねぇ・・・。現存しているという意味でも貴重ではあります。
高燈籠から少し先に進むと、琴電こと高松琴平電気鉄道の琴平線の終点である琴電琴平駅に着きます。そこにあるのが、大きな鳥居。ここが「こんぴらさん」こと金刀比羅宮の入口であることを実感できます。
なお、奥に写るのが、ことひら温泉琴参閣という温泉旅館で、かつては琴平参宮電鉄(現在の琴参バス)の駅だったところです。
こちらは、琴平郵便局。
こちらもかつては琴平急行電鉄の終着駅がありました。先述の琴平参宮電鉄もそうですが、戦後のモータリゼーションの荒波にもまれ、廃線になったそうです。しかし、それだけの人が来た場所でもあるんですね。
先程の琴平郵便局を左に曲がり、少し進んだところの交差点(十字路)を右に曲がると、いよいよこんぴらさんの参道に入って行きます。
そして、しばらく歩くと、階段です。
この後、嫌って言うほど見る・歩くことになります(苦笑)。
石段を登って行くと、こんぴらさんの入口とも言える本堂の入口です。
・・・しかし急峻な石段だ(汗)。
この本堂入口の前で振り返ると、絶景が待っています。讃岐平野の景色が心を洗ってくれます。
本堂を入った先には、五人百姓が待っておりました。
五人百姓とは、鎌倉時代から境内で飴を販売することを特別に許された人のことを指します。この五人百姓の子孫は、現在は境内以外にも参道で店を持ち、そこでお土産も売っているんですよ。
桜馬場にある鳥居。
春になれば、桜がきれいな名所でもあります。もう今は新緑の季節になっちゃってますけど、これはこれでいいものだ。
桜馬場を登り切ると、御厩があります。
ここには2匹の神馬がおりまして、この白馬が月琴号。
黒い馬がトウカイ・スタント号。こちらの馬は元競走馬のようです。今年で25歳。人間で言えば100歳近いとのこと。えさをムシャムシャ元気に食べておりましたわ。
あ、これが「ブラタモリ」内でタモリさんが言ってたS字クランクか(笑)。
どうしてこうなったのかというと、玉垣という寄進したものが、本来の道では置ききれなくなったため、仕方なく道を曲げて置くようになったのだとか。
長い道のりと急峻な階段を経て、やっと本堂にたどり着く。ここまで785段。足ががくがくになるのは言うまでも無く、本当に杖が欲しくなる理由もわかる。
ちなみに、この先には奥の院があるのですが、そこまで行くと1400段近くの階段を登ることになるのだそうな。ちょっとしたハイキングになるぞ(爆)。
しかし、苦労はするもので、ここまでくると、更なる絶景が待っています。
ほぼ中央にある讃岐富士(飯野山)が見え、写真だとわかりにくいのですが、瀬戸大橋も見えますよ。
次回は、こんぴらさんで買ってきた土産と科を紹介しようかと。