2011年11月14日

2011年の沢村賞は僅差だったらしい

2011年の沢村栄治賞(いわゆる沢村賞)は楽天の田中将大(まさひろ)選手に決まり、同じく選考対象だった日本ハムのダルビッシュ有選手を僅差で破っての初受賞になりました。


沢村賞とは、「25試合以上の登板」・「10試合以上の完投」・「15勝以上の勝利数」・「勝率6割以上」・「200イニング以上の投球回数」・「150個以上の奪三振」・「 防御率2.50以下」の7条件をクリアした者のみが受賞条件とされています(ローテーション制度や先発・中継ぎ・抑えの役割が確立された1980年代半ば以降、上記条件を達成しないで受賞される選手も増えてはいるが、基本的にはこの条件が守られた選手が選ばれる)元々はセリーグ内での賞でしたが、1990年以降はパリーグの選手にも拡大され、その年に近鉄に所属していた野茂英雄さんが選ばれています


今回、日本ハムのダルビッシュ有選手も該当7部門を抑え、受賞する権利を得ていたのですが、それでも田中選手受賞に至ったのは、投手三冠である最多勝・最優秀防御率・最優秀選手を抑えていたからだろうと思います。
ダルビッシュ選手は最多奪三振を抑えていましたが、最終試合の登板回避がここでも仇になりました(もっとも、ダルビッシュ選手の場合は、若手育成のために最終試合の登板を譲っているので、沢村賞のことまでは視野に入れていなかったのかもしれません)。


田中選手は、事あるごとにダルビッシュ選手をライバル視していて、いつか彼を越えたいと何度も口にしていた経緯があります。今回投手三冠ばかりでなく沢村賞も取得できたことで、大きな自信になったのではないかと思います。


今日、丁度「NEWS ZERO」で星野楽天監督がインタビュー出演していましたが、田中選手への賛辞を惜しまないばかりか、「(今度こそ)田中を12球団最初に開幕投手として使うことを宣言する」とまで発言するほどでした。岩隈選手がいなくなるといわれる中、真の楽天のエースに育ってほしいという考えを示したものだと思います。
星野監督の発言通り、真の楽天のエースとなるべく、これからが正念場だと思います。


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Posted by alexey_calvanov at 23:58Comments(0)TrackBack(0)