2016年11月07日

あまりにも悲しく酷い別れ

以前にも書きましたけれども、名古屋グランパスエイトのボスコ・ジュロブスキー監督の退任が決まり、田中マルクス闘莉王選手の退団が決定的と報じられましたが、名古屋の公式リリースで双方の退任と退団が決まりました
しかし、その双方の残したメッセージがあまりも辛く悲しいもので、田中選手に関しては、新聞の紙面上でのやり取りで明らかになったほどで、公式での発表もないほど酷い扱いでした。


ジュロブスキー監督は、メッセージ内にも随所にファン・サポーターへの感謝と名古屋へのチーム愛をあふれんばかりに出し、最後には、J2に落ちてもファン・サポーターは名古屋を愛し続けてほしいと訴えています。シーズン終了後のあいさつでも見せたように、来年も指揮を執るものと監督自身も思っていただけに、その扱いの落差はファンではない身の人間でも、名古屋のフロントに怒りを禁じえません。一体何を考えているのかと。

その怒りは、田中選手の扱いについても言えます。
いくらジュロブスキー監督の要請でやって来たとはいえ、フロントの選手ではなくアドバイザーで残れという非情な扱いは、J2降格になったことや選手としての能力を鑑みた結果とはいえ、来年以降のチームの立て直しは大丈夫なのかと思いたいほど。どちらも、J1昇格に向け必要だと思っている人は多かったでしょうから、金額面だけクリアできればと思っていました。もはやフロントは最初から切ることありきで動いていたんだなというのが、記事内にあった田中選手の一問一答でも窺い知れましたね。
田中選手は名古屋に残りたかっただけでなく、今後選手としてやっていくのかも悩んでいるようです。身重の奥さんを置いて日本に来たということもあるので、来年以降プレーできるのかも不透明ですからね。衰えが見え始めているという評もあるとはいえ、まだまだJリーグでやっていけれるだけの実力はあると見ています。家族の問題がいい方向に向かって、来年も日本でプレーできることを個人的には望んでいます。本人が納得できるまで、最後まで燃焼させてあげたいですわね。


そして名古屋のフロントはもっと選手やスタッフを人間として扱え。彼らはモノじゃないんだぞ。


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Posted by alexey_calvanov at 23:33Comments(0)TrackBack(0)

2016年09月10日

グランパスの逆襲?

サッカーJ1の名古屋グランパスは新潟で行われたアルビレックス新潟との試合で、川又堅碁選手の1点を守り切って0-1と逃げ切り、実に19試合ぶりの勝利を勝ち取りました。勝ち点は23と残留圏にいるヴァンフォーレ甲府と新潟との差は4あるものの、残り6試合のうち相手の中で残留を賭けるチーム(アビスパ福岡・湘南ベルマーレ)を残し、強いと思われるチームはガンバ大阪くらいなので、五分五分位だったのが、残留ブーストを発動できるのではないのかというレベルにまで達したのではないかと個人的に思えるほどです。


試合はまさに田中マルクス闘莉王(トゥーリオ)選手の復帰戦を色濃くしたものになっていました。試合全体に言えるのは、名前にある通り、闘う(戦う)姿勢(闘争心)を見せていたことでしょうか。イエローカードをもらっても常に1点を奪う姿勢を持ち続けたことは、今後の名古屋残留のために必須事項となることでしょう。
あとは、遅いと言われながらも小倉隆史元監督を事実上解任したことで、チーム内の急速な変化をもたらすことができたのではないかと思います。ボシュコ・ジュロブスキー監督による戦術の立て直しも功を奏していると思います。


果たして、不死鳥のように名古屋は残留に向けて甦るのかキーパーソンとなる田中選手がどこまで頑張れるかに掛かっているのではないかと思います。


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Posted by alexey_calvanov at 23:53Comments(0)TrackBack(0)

2016年08月23日

遂に『本命』が堕ちたか・・・

しかし、遅い。遅すぎる。


サッカーJ1の名古屋グランパスエイトは、小倉隆史監督兼ゼネラルマネージャー(GM)を休養させると発表しました。休養を決めたのはクラブサイドのようで、これにより小倉監督兼GMは事実上の解任になりました。監督に関しては、今月アシスタントコーチに就任していたボスコ・ジュロブスキーさんが監督に就任し、GMは社長の久米正一さんが兼任することになりました。


小倉監督は昨年からGM補佐としてグランパスのフロント入り。今年からはGM業と監督を兼任して就任することになりました。
しかし、結果は散々ビジョンが見えないために攻守が崩壊状態になり、5/4に横浜・F・マリノス戦に勝って以来17戦未勝利(6分11敗)になったことと、選手の間からも不満が噴出していた点、さらにフロント陣の内部抗争(トヨタの子会社になったため、トヨタに顔色を窺う派閥とそうでない派閥)で、この時期にの休養になったのではないのかと思われます。実は7/23のヴァンフォーレ甲府戦の敗戦が引き金になって一旦解任論が起こっていたものの、親会社がNOと受け流したため、ここまでずれたという話もあるために、本当に遅きに失しているとも。名古屋がオリジナル10として四半世紀J1に居続けたこともここまで解任(休養)できなかった理由なのかもしれません。


新しく就いたジュロブスキー監督は、記者会見の際、何と今年名古屋を退団した田中マルクス闘莉王(トゥーリオ)さんを復帰させることを発表しました。金銭問題で退団した(あるいは出ていった)とまで言われていたのに、この変わり様。恐らく金銭問題はブラフで、本当は小倉監督が気に入らなかった可能性が高いですね。それか(小倉監督以外の)フロントが気に入らなかったかでしょう。いずれにしても、彼らが無能の可能性が高くなってきました


しかし、FC岐阜のラモス瑠偉監督(当時。以降の監督記載も当時)解任から始まり、以降FC東京(城福浩監督)→ジェフユナイテッド千葉・市原(関塚隆監督)→FC東京U-23(安間貴義監督)→SC相模原(薩川了洋(のりひろ)監督)まで「解任ドミノ」が起こって、やっと『本丸』が堕ちた感じですね・・・。これは長かったと言っていいでしょう。そして、これ以降まだ「解任ドミノ」は起こるのでしょうか。まぁ、シーズン終了3試合前に解任したチームもありましたし(ニヤニヤ)。


さて、名古屋は残り8試合、既存戦力と闘莉王選手とでどう立て直すのかジュロブスキー監督の腕の見せ所ですが、どうやっても無理ゲーという見方もあります。
J1残留を賭けるなら、次のFC東京戦で勝たなければ無理だと思った方がいいでしょう。もし、FC東京に負けたないしは引き分けたとなるとJ2に落ちた時のビジョンも据えた戦いに素早く切り替えられるのかもポイントになってくるでしょう(その間に漁夫の利的にJ1残留がもらえたらいいのでしょうけど)。


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Posted by alexey_calvanov at 23:02Comments(0)TrackBack(0)