2011年07月07日

東北3県の地デジ化、来年3月末までに完了へ

今月24日まででアナログ放送が終了することになっている中、東日本大震災の被災地になった岩手県・宮城県・福島県の3県は、法律により最高1年までアナログ放送が継続できるようになっていました

そのアナログ放送の延長が、来年の3月末までで終了し、同日からデジタル放送に移行することになりそうです。
本来なら期限いっぱいまで伸ばしたいところですが、元々空いたアナログ放送の電波を新しい電波帯として割り当てる予定(主に携帯電話の新周波数)があり、それが来年に迫っているのと、アナログ放送延長によって生じるコストが莫大になり、東日本大震災以降元々減っていた収入がさらに減っていた3県12局の民放各局の経営を圧迫しているので、できるだけ早く終わらせたいという事情があるため、また東日本大震災の状況を考えれば、1日でも長くアナログ放送を続け、被災者の経済事情・自治体の運営状況に配慮してほしいという事情との間で妥協した結果、来年3月末に終了となったわけです。


正直、地デジにスムーズに移行できるのかどうかが心配なので、できることなら期限いっぱいまで・・・と言いたいところですけど、先述の通り、電波帯の件や民放の経営状況に大きな影響を与える可能性があることから、なるべく早く終わらせたいという事情もわかります
一応、アナログ放送を延長することで生じる経費は国の援助で補てんしてくれることになりそうですが、地デジ移行に際しても、経済的に苦しい家庭が多いと考えられるので、一刻も早く詳細な調査を行って、地デジ移行のための援助を行うべき世帯を割り出し、援助してあげてほしいと思います。自治体に頼る手もありますが、まだまだ震災復興で手が回らない時期。ここは国が被災地以外の自治体・ボランティアに協力を仰いで、総力戦で行っていくべきだと思います。


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Posted by alexey_calvanov at 23:57Comments(0)TrackBack(0)