2014年10月18日

阪神が突っ走った

プロ野球クライマックスシリーズのファイナルステージが現在行われており、セリーグは阪神が一足早く日本シリーズへの出場権を獲得しました。セリーグにおける2位での進出は2007年の中日以来ですが、アドバンテージが付いた状態で2位のチームが進出したのは今回が初めてです。

しかし、下馬評は巨人優勢だっただけに、巨人は足元をすくわれた格好になってしまったんでしょうね。対して阪神は終盤ギリギリで広島をかわし、2位になった中クライマックスシリーズを迎えただけに、勢いが乗り移ったんでしょう。シーズン中あまり活躍を見えなかった福留選手がここぞとばかりに活躍していましたし、投手陣も崩れることなく要所を抑えてましたからね。
対して3位の広島は投手陣が揃っていた夏前なら互角以上の勝負ができていたかもしれませんが、ケガ人が相次いだこの時期に勝負したことが痛かった。そして調子そのものも落ちていた時期だったので、野村監督退任で鼓舞しようとしたものの、結局それでも盛り上がらなかったとも言える状況になってしまったんでしょう。
首位の巨人は戦力十分・休養十分で気力十分だったはずなのに、なぜか打線はちぐはぐ投手陣は炎上といいところなし。今年に限って言えば、休養期間が長すぎて勝負勘がおかしくなってしまったんでしょうね。

ちなみに、阪神は日本シリーズ出場まで5勝1敗1分1敗はアドバンテージで付けられたものなので、実質負けなしで勝ち上がってきています。つまり、今の阪神はだんじり祭りのだんじりのごとく勢いが付いて止まらない状態なんですね。このままイケドンが続けば、9年ぶり進出になった日本シリーズでも十分実力を発揮することでしょう。


さて、パリーグは首位のソフトバンクと3位の日本ハムが日本シリーズの出場権を掛けて対戦中です。今日の試合では、序盤で加点したソフトバンクがそのままの勢いで勝利。ソフトバンクは、昨日・一昨日と日本ハムに勢いを握られた(昨日に至っては大敗を喫していた)だけに、ここで勢いを取り返したとも。いよいよ眠れるタカが目を覚ました可能性が。
明日は大谷選手が先発すると言われているだけに、この大一番に掛ける日本ハムの心中やいかに。そしてソフトバンクは一気に決められるでしょうか月曜(10/20)までもつれるとどちらが勝てるかわからなくなるので、決めときたいところですわねぇ。
ちなみに、日本ハムが下克上を成し遂げれば、史上初になる首位のいない日本シリーズとなります。これはこれで個人的には面白いんですけど、日本シリーズの価値や重みというのがまた議論されることになるんでしょうね・・・。


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2014年06月15日

セが制した!

珍事だな(爆)。<そんなこと言うたらあきまへん!


世間がサッカーのワールドカップで盛り上がる中、終盤を迎えた交流戦。
中でも今日の試合、セリーグ6球団が全て勝利するというふうになりました。詳細をスポーツニュースでしか見ていないので、何とも言えない部分もありますけれども、全てが逆転勝ちという薄氷の勝利だったことを窺い知れる感じでしたなぁ・・・。

中でも広島が連敗を止めたのが大きかったですね。ここまで広島は8連敗中。ホント、このままズルズル行ってしまおうものなら、阪神とのゲーム差も詰まってきた中だけに暗黒面に引きずられるんじゃないかとも思ったわけで、この試合で持ち直せるきっかけになればいいかなと思っております。


対して、パリーグは全て逆転負けということで、投手陣がふがいない・・・と全ては言い切れないわけで。
中でも楽天の則本選手は、点を取ってもらって取られてしまうという「僕の悪い癖が出た」(本人談)ということですが、よく抑えたと思いますよ。これは終盤投手交代を怠った監督代行の責任でしょう。エースの責を負わせるという点はわかりますけど、このまま引きずりそうでかつ勝つ勝利目前ならば、ここは抑えを投入してもよかったはず。勝ちをみすみす逃したふうになりましたね。


さて、現在の交流戦トップは巨人今年の戦力を考えれば、下手すりゃこのまま独走でしょうなぁ・・・。ゆえに、2位に付けている今シーズン好調のオリックス、3位に付けているソフトバンクがどこまで勝ちを積めるかが今後の展開において重要になるのですが、実は最後の最後で巨人戦を残しているんですね(6/17・18にオリックスが、6/22・23にソフトバンクが巨人戦を控えている)。ここで巨人が1試合ずつでも落とすと面白い展開になりそうです。
ちなみに、6/15現在のセ・パの勝利数は、セが54勝、パが59勝若干パリーグが勝っているというふうです。今後の日程を見ると、若干パリーグ優勢かなと思いますね。
とりあえず、優勝はかっさらわれても、リーグ勝利数はパリーグの勝ちで終わってくれればいいなぁと思っております。


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2014年05月31日

金子千尋、報われず

野球用語とも言える言葉の一つで、援護されずに終わった選手のことをムエンゴという言葉があります。語源はもちろん無援護から来ており、特に敗戦投手になった際に付けられることが多いです。


今日行われているオリックス×巨人の一戦、先発の金子千尋選手が素晴らしいピッチングを見せており、9回までノーヒットピッチングを遂げていました。しかしながら、打線が全く機能せず、全く援護のない中、代打を送られるという結果になりました。正に今回の言葉通りです(ちなみに、ノーヒットノーランは参考記録で残るらしい)。
実は代打の送られた9回はいいところまで行ってたんですけどねぇ・・・。いかんせん3番に入っていたヘルマン選手が初球を振ってしまって、ライトフライに終わっちゃったんですよねぇ・・・。まぁ、打てる球だと判断して振ったことなんでしょうけど、結果的には早打ちに見られてしまいました、と。解説者の吉田義男さんと有田修三さんの予測が当たってしまった例にもなってしまいました。

その試合、午後11時過ぎても続いているという今季最長試合になっていました。12回表に亀井選手のホームランで値千金の1点をもぎ取って、総力戦とも言える継投を見せて巨人が勝ちを収めたというのですから、オリックスにとっては何とも後味の悪い試合になってしまいました。
ここまで差が付いたのは何なのか・・・。オリックスナインの勝ちたいという意欲はないわけじゃなかった。でも、巨人の方が一枚上手だったんでしょうね。本人の意思があれば、点を取られるかヒットを打たれるまで、または本人が納得するまで投げさせてもよかったんじゃないのかなとも思えてきましたね。
正に勝負は時の運。しびれる試合ではありましたが、オリックスにツキの無い試合になってしまい、今後の試合展開に支障が出ないか心配でもあります。


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2014年03月31日

いろんな意味ですごいヤツ

昨日BS日テレで野球中継を見ていた人ならご存知だと思いますが、昨日(3/30)の巨人×阪神で、2塁手の西岡剛選手と右翼手の福留孝介選手と交錯後頭部からぶっ倒れた後一時意識が無く、意識は回復したものの、救急車で病院へ搬送されるふうになりました(東京ドームに救急車両が入るのを初めて見た)。危ない事態には陥らなかったものの、鼻骨骨折・左肩鎖(けんさ)関節脱臼・胸部打撲・脳しんとうという症状になりました。この状態では数ヶ月の加療+数ヶ月のリハビリを要するのではないかと思います。個人的には後半戦からの復帰になるんじゃないのかなと思います。

しかし、この西岡選手の非常事態の際に、阪神ファンも巨人ファンも熱い声援を送っていました。この時、私自身は別の試合を見ていたのですが、この状況を別のテレビで見て以降は食い入るように西岡選手の現状を見ておりました元々西岡選手はロッテに在籍していた人でもあるので、大丈夫かと思って見ておりましたよ。西岡選手は後にフェイスブックで「阪神・巨人ファンの西岡コールで意識が戻った」(実際はもう少し前に戻っているとは思う。手足が動いていたので)と語った後。救急車で搬送される間際に拳を挙げた時、この時に涙が止まりませんでしたね。無事だったかという点とすごく一体感を感じられた点で。


恐らくこのシーンは2014年のプロ野球シーズンを語る上で外せないシーンになるでしょう。それだけ感動的なシーンでもあり、プロ野球っていいなと思わせるシーンでもあります。


最後に西岡選手、無理に戻ってケガをしても意味がないので、焦らずじっくりと養生して実戦に戻ってきて下さい。あなたのはつらつとしたプレーをまた見たいです。あの清純な瞳が見せるエネルギッシュなプレーをまた見たいです。だから無理しないで下さい。ファンは皆待ってくれますよ。また阪神ファンでなくとも、私のように西岡選手が好きな人達は皆待ってくれますよ。


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2013年11月25日

お 前 も 巨 人 か

先日、元中日の井端選手が巨人に拾われる形で入団することが決まった舌の根も乾かぬうちに、今度はフリーエージェント宣言をしていた広島の大竹選手が巨人に入団することが決まりました


大竹選手は2001年にドラフト1位で広島入り。ところが、初年度(2002年)はケガで棒に振り、翌々年(2004年)は主に中継ぎと抑えで活躍することになったものの、2005年以降は先発で活躍しました。とはいっても、2ケタ勝利は4度、うち勝ち越したのは2度だけでした(通算でも2004年の6勝5敗17セーブの時を合わせて3度のみ)通算で見ても74勝78敗と少し負け越しており、ローテーションに立っても貯金を作れない投手・・・という評価なのにもかかわらずです。

恐らく、巨人としては先発のコマが足りない(杉内・菅野・内海・澤村・宮國・ホールトン等々名だたる先発陣がいるにもかかわらず『足りない』と言えるのだから、すごいね(棒読み))というのもあるのでしょうけど、こんな勝ちの作りにくい投手でも打線でカバーするから負けの数を減らせるのだろう・・・と皮算用をしているのではないのかなと思っています。


ところが、よーく考えて下さい。過去に似たような経緯の選手が入団して、どうなったか。ネットの記事を見てはっとしましたよ。
過去に似たような成績を上げていた野口茂樹さんは巨人に2年間在籍してわずかに1勝。野口さんは巨人入団前に2ケタ勝利は3度で全て勝ち越してはいるものの、大負けないしは五分五分になっている時期も多く、ばくち打ちな投手でもあったのにもかかわらずです。
同じく似たような成績を上げていた門倉健さんは同じく巨人に2年在籍してやっぱり1勝巨人入団前までの2ケタ勝利は4度でうち3度勝ち越してはいるものの、大負けする時が多く、調子を崩しやすい投手ではありました。


大竹選手もこの悪しきリストの中に入ってしまうのか、それとも地元(埼玉県出身)関東の球団ということで一皮むけるのか、じっくり見てやろうじゃありませんか、ねぇ広島ファンの方々(ニヤニヤ)。


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2013年11月22日

や っ ぱ り 巨 人

中日の名セカンドとして長年君臨していた井端弘和選手。彼がバッターボックスに立つ際に流れる応援歌の異様な雰囲気が守備以上に知られているのではないかなと思ったり思わなかったり(汗)。もちろん守備は華麗でかつどんな球でも獲ってしまうと言っても過言ではないほど素晴らしいです。


そんな井端選手、今年はWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で代打(の切り札)からスタメンを獲得し、八面六臂の大活躍を見せたのですが、足のケガなどでシーズン中は思った活躍もできず、終盤を迎える頃には1軍を外れ、手術する事態にまでなっていました。

そして迎えた契約更改。
井端選手に向けられた仕打ちは本人にとっては苛烈極りないと思えるもので、野球協約の制限(40%)を大幅に超える88%ダウンの提示(2億5000万円→3000万円)を受け、やってらんねぇよとばかりに中日を退団下手をしたらそのまま引退するのではないかと言われました。逆に中日はこの井端選手の退団を医療して大規模なコストカットを実現この年就任した落合ゼネラルマネージャーの一言も効いたのか、全体で7億円とも8億円ともいえるコストカットを実現しています。


その井端選手、かねてから獲得に動くだろうと言われていた巨人入りがほぼ濃厚となったようです。

もういいじゃんと言いたくなるものですが、実は巨人は2塁がウィークポイントとも言われています。日本シリーズで活躍した寺内選手も在籍するこのポジション、見ている人はわかると思いますけど固定化できていないんですよね。脇谷選手とか色々いるにもかかわらず、なぜかショートを守る坂本選手のように上手くいかない。ゆえに、井端選手のような大ベテランでもいいので固定化しようと画策したのでしょう。
また、大ベテランだからこそという意味もあるわけで。
ショートの坂本選手はレギュラーポジションを獲得したとはいえ、まだまだ若手。守備には粗が目立つのは、今シーズンを見ていてわかる人も多かったのではないのでしょうか。そこで、井端選手から守備の極意を連係プレーを通じて学んでいってもらいたいという『生きた教材』という意味で獲得に動いたとも言えるでしょう。もちろん、二遊間の入れ替えというのも視野に入れているのかもしれません。


いずれにせよ、加入となれば2塁の争いは大激戦になるでしょうし、下手をしたらショートも巻き込んだ争いにもなるのでしょう。しかしながら内野全体のレベルアップを図れる可能性もあるので、この荒療治とも言える獲得が巨人盤石への一里塚になるのかもしれません。


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2013年11月03日

楽天、涙の日本一

まさか、〆でマーくん(田中将大選手)が来ようとは・・・。昨日も志願して160球完投して、あまつさえまた志願してブルペン入りなんて考えられないんですけどねぇ。男気を感じて入れた星野監督にも感服しましたが。


途中から雨降るクリネックススタジアム宮城(宮城球場)で行われた楽天×巨人の日本シリーズ。急遽、隣の宮城県陸上競技場もパブリックビューイングで開放した運命の第7戦、この一戦は田中選手敗戦のショックから立ち直れるかどうかがポイントになっていました。
しかしふたを開けてみれば、そのショックから立ち直ったどころか、さらに強くなった印象を感じました
先発の美馬選手は序盤こそおっかなびっくりなような変化球主体のピッチングだったものの、加点されるたびに大胆なピッチングをして相手を翻弄してきましたね。各回ごとにピッチングを変えたのが功を奏した部分もありましたけれども、3回以降は速球と速球系の変化球(スライダー・ツーシーム)で相手をかく乱させて、相手を上手いこと手玉に取っていましたね。正直5回まで持てばいいと思っていましたけど、もう行けるところまで行けばいいというふうに思えたくらいですよ。正直則本選手を出すのさえもったいないくらいに。

その次を繋いだ則本選手も疲労困ぱいの中でも無難に2回を抑え、後を田中選手に託したのではないかと思っています。

そして、田中選手。
相性の悪いロペス選手には打たれたものの、連投をもろともしない力強いピッチングで、田中将大という選手が楽天の、いや日本プロ野球の伝説、いえいえ本当に神になってしまったのです。


打線も効果的に点をあげられてよかったですね。特に決め手になった牧田選手のホームランは、全ての選手の思いがそうさせたのだと思います。数少ない創設メンバーというのも何かしらの縁があったのかもしれません。


これで、楽天は創設初の日本一も飾り、指揮を執った星野監督は中日時代にも阪神時代にも成し得なかった日本一をこの東北の地で、因縁の巨人からもぎ取ったのです。


今日仙台に振っている雨は、楽天ファンの涙雨になりました。震災の過酷な状況を乗り越え、嶋選手の述べていた野球の底力を見せてくれました。その底力が、選手だけでなく、ファンも、宮城県をはじめとした東北地方の人々の思いが乗り移って、大きな力になっていたのではないのでしょうか。それが普段以上の力を発揮できたのだと思います。


楽天日本一、おめでとうございます。そして、夢と感動をありがとうございます。


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2013年11月02日

不沈戦艦田中、撃沈

これはもうヤバい。楽天の日本一に黄色信号が灯ったことになりました。
日本シリーズ第6戦、場所を再びクリネックス宮城(宮城球場)に移し、田中選手で日本一・・・というビジョンを描いた星野監督の構想は、見事なまでに夢想に終わってしまうことになりました。


先発の田中選手は、実のところそれほど危なげないピッチングをしていたのですが、5回に坂本選手のフェンス直撃弾を浴びたあたりから歯車が狂ってきたのではないかと思っています。ボウカー選手凡退(送りバント失敗)後に出てきたロペス選手のホームランで同点にされたのが、今思えば田中選手敗戦の決め手になったのでしょう。
その後も寺内・長野(ちょうの)両選手に連打を浴び、ホームスチール阻止で何とか2死まで持ち込んだものの、高橋由伸選手に投じたストレートを狙われて逆転不敗神話の終了を予感させる当たりになりました。
6回には村田・坂本両選手に再度連打を浴び、今度はボウカー選手が送りバントを決め、ロペス選手が放った内野ゴロの間に1点追加。これで万事休す。
その後160球の粘投むなしく、楽天は敗戦。実に1年以上続いた不敗神話は事実上終了しました(レギュラーシーズンでの不敗は継続のため)


打線も2回に取った2点までで、巨人の先発菅野選手を打ち崩せなかったのが痛かったですね。もっとも、2点目はロペス選手の失策絡みだったので、結局のところ運ですわね。これ以降、運を天に見放されたと言ってもいいでしょう。全てはロペス選手の失策がきっかけで、ロペス選手が奮起したから巨人は勝てたと言ってもいいでしょう。普通ならズルズル行きかねない展開です。

逆を言えば、ルーキー離れした菅野選手の老獪なピッチングもあるでしょう。以前敗戦してしまっただけに、今回ばかりは・・・と奮起していたのでしょう。周囲の『失点』でも動じないピッチングは本当に彼がルーキーなのかと疑いたくもなってしまいます。
楽天打線に関しては、それほど悪くないはず。今回は菅野選手にしてやられたと言っていいでしょう。キーマンの選手は調子を崩していないと思われるので、次の先発次第では調子を取り戻すと思われます。


しかし、これで投手陣は盤石の巨人に対し、投手陣のコマが全くと言っていいほどない楽天という事態に。
巨人は恐らく杉内選手をリベンジ登板させることになるでしょう。実績はあるだけに、前回のような事態にはなりにくいと思っています。
対して楽天は先述の通り弾がない。恐らく第3戦に好投した美馬選手を据えざるを得ないでしょうけど、細やかな継投リレーをせざるをも得なくなり、第4戦で好投した辛島選手、第1戦・第5戦を投げた則本選手、果ては田中選手を再度投入(今日TBSテレビ系で解説していた衣笠さんは「あり得ない」と言っていましたが、個人的には、1イニングなら可能性が全くないわけではない)・・・という事態も考えられます。もちろん、第4戦で好投したレイ選手といった中継ぎ陣も控えているので大丈夫とは思いますが、継投に不安の残る楽天だけに、巨人に分がいいのは否めないんですよねぇ・・・。
そして『田中で敗戦』という精神的ショックから一夜で立ち直れるか次の試合は、彼らのメンタル面を測る上で重要になるでしょう。今後田中選手がいなくなることを想定すれば、来年以降の戦いも占う試合になると思っています。
ここまで巨人が粘るのは、まさかとは思っているんですけど、先日亡くなった『打撃の神様』が勝たせてくれてるんだろうなぁ・・・。にわかに信じられないのですが。


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2013年08月04日

ファーム交流試合に行ってきた②

ISW11F_0606昨日に引き続き、今日もファーム交流戦中日×巨人に行って来ました。ええ、昨日・今日と炎天下の中行ってきたので、腕が真っ黒・・・いや真っ赤です(ギャハ)。
写真はナゴヤ球場と尾頭橋駅へ向かう案内版この案内板にはナゴヤ球場周辺の歴史が凝縮されています。



今日の試合はというと、中日側は何と川上選手が登場5回を無失点とほぼ危なげないピッチング(危なかったのは1回のみ)をしておりました。ほとんどランナー出してなくて、格の違いを見せ付けていましたね。どうやら近日中に1軍昇格ということなので、このピッチングができれば、中日の投手陣は盤石になるのでしょうけど、これを若手ができないといつまでたっても厳しいだろうなぁ・・・。
打線もそれに呼応するように定期的に得点でき、いい意味で先制・中押し・ダメ押しができていたんじゃないかなと思います。


ISW11F_0612今日撮ってきた一コマ。
打撃練習後、中日か巨人の守備練習になるのですが、その際ボールボーイだけでなく両チームの選手が一丸になって球拾いをしておりますいかにも2軍らしい一コマとも言えますね。新人もベテランも関係なく拾う姿は1軍の試合では全くと言っていいほど見られないですね(見たことがない、なしいは見逃しているとかいうのは無しで(ニヤニヤ))。



さて、ナゴヤ球場の周辺をこの場を借りて紹介していきましょう。


ナゴヤ球場は中日スタヂアムとして1948年に開場。その後火災による全焼・運営会社の倒産を経て、1975年に現在の名称になりました。1軍の試合は1996年まで。それ以降はナゴヤドームと同じようにプレイできるよう改修される事態を経て、1999年から2軍の本拠地として生まれ変わりました(1997年から不定期で使用していたが、あくまで別の場所で本拠地を構えていた)。


ISW11F_0603その最寄りの駅になったのが、名鉄のナゴヤ球場前駅現在は山王駅という名称になっています。
山王駅は1944年に開駅。1956年に中日スタヂアムの通称だった中日球場を冠した中日球場前駅に改名。1975年にはナゴヤ球場前駅に再改名したものの、ナゴヤドームへの本拠移転後急激に乗降客が減ったことで、2005年に再び当初の駅に戻ることになりました。

現在使っている駅は往年の面影はあまり感じられず、ごく普通の駅としての面影しかない、名古屋では珍しい田舎くさい駅でもあります。
しかし、そこから数百メートル歩いたところには、全く寂れてしまっていますが、旧南口、ナゴヤ球場への最寄り口があります。



ISW11F_0604旧南口は1988年の開場以降10年以上不定期に使われていたものの、現在は閉鎖。中日選手の手形等もシャッター先の通路には飾られていたそうです。正直あまり覚えていない(苦笑)。
どうしてこのようなところがあるのかというと、後述する事態が発生したためです。



ISW11F_0609それがナゴヤ球場正門前駅
JRがナゴヤ球場の集客力を当て込んで急ごしらえで作った臨時駅でした。ナゴヤ球場まではその名の通り徒歩数分という場所にあり、山王駅からだと7分ほどかかるため、結構なアドバンテージを取っていましたね。それゆえに、名鉄も慌てて南口を作ったのでしょう。

駅のあった場所は、新幹線高架の向こうにあった単線の貨物線。そこに路線としての申請をして仮組みのホームを作ったのが1987年。営業を終了したのが1994年。実に7年しか運営されていなかった幻の駅とも言えます。しかしながら、営業終了した日があの10.8決戦のあった日だったため、大勢の客が押し寄せたと言われています。
その場所は現在跡形も無くなっており、現在の最寄り駅である尾頭橋駅への案内看板が掛かっております。
しかしながら、わずかながら当時の痕跡があります柱のペインティングがその名残の一つですね。



ISW11F_0607その柱のペインティングには、選手のイラストが描かれています。



ISW11F_0608廃駅になって10年以上経ち、少々色あせが始まっていますが、ナゴヤ球場の歴史を語る上では外せないスポットでもあります。



ISW11F_0610そのナゴヤ球場正門前駅から引き継ぐ形でできたのが尾頭橋駅。冒頭の写真の看板の行き先がここになります。
元々この駅は歩いて5分ほどになるウィンズ名古屋(場外馬券場)の客を見込んで1995年に作られた東海道本線の駅。1軍本拠地がナゴヤ球場がナゴヤドームへ移転する数年間も含め、期せずして最寄駅の役割も与えられたわけです。
実はここからだと徒歩7分ほど。そうです、名鉄の山王駅とあまり変わらないのです(笑)。ゆえに1995年だったんでしょうねぇ。



次回はナゴヤ球場およびその周辺のご飯でも紹介しましょうか。


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2013年08月03日

ファーム交流試合に行ってきた①

プロ野球というと、きらびやかな野球場で繰り広げられる・・・と思われるでしょうが、そんな試合とは無縁そうなところもあるわけで。それが2軍の試合。ともすれば、この試合を見に行く人というのは、ある意味熱心な野球ファンとも言えるでしょう(ただし、地方でプロの試合がなかなか見られない人達にとっては、貴重なプロのプレーの機会を見られる場でもある)。
人によっては見に行きたいと思う人もいらっしゃるかもしれないですが、平日は昼間の開催がほとんど、試合日程もインターネットで調べない限り出てこない、そもそも本拠地が1軍と違うので非常に遠かったり・・・と見に行くのには試練が必要になってきます。

しかも、2軍はセリーグ・パリーグという分け方ではないのです。
プロ野球の2軍(通称ファーム)はイースタン・ウエスタンというくくられ方をしており、その名の通り日本を東西に分けてリーグが行われています
イースタンは7球団(日本ハム・楽天・西武・ロッテ・巨人・ヤクルト・DeNA)・ウエスタンは5球団(中日・オリックス・阪神・広島・ソフトバンク)に分けられ、イースタンにはシリウスという若手(主に育成選手)中心の混成チームもあります。ゆえに、イースタンの試合を名古屋(ないしは東海地方)で見ることはよほどのことがない限り無理です(まれに読売新聞主催でイースタン公式戦が行われることがある。たいてい四日市の霞ヶ浦第一野球場だったりするのだが(爆))。


しかしながら、今年はプロ野球交流戦よろしく、ファーム交流戦が行われるとのことをケーブルテレビのCMで知り、行ってみることにしました。しかも相手は巨人戦。見に行かぬわけには(ホントは日本ハムかロッテ戦がよかったんだけど、中日サイドがゴネたんだろうなぁ(苦笑))


ISW11F_0589というわけで、中日の2軍のホームグラウンドであるナゴヤ球場に行って来ました。ナゴヤ球場界隈の話は後日掲載します。結構個人的にはドラマチックとも言えると思いまして・・・。

まず最初は屋内練習場元々名古屋市の西区に選手寮である昇竜館と共にあったのですが、移動に不便ということで、レフトスタンド解体を契機に移転してきました



ISW11F_0590正面入口。
中日新聞等で巨人戦であるということを嗅ぎつけたファンで行列が・・・(汗)。これでも1500人位しかいないのだそうな。5000人位いたと思ったのに(苦笑)。
しかし、ナゴヤ球場に行くのって何年ぶりだろう1996年にナゴヤドームへ移転してからは随分ご無沙汰でしたし。私自身子供の頃に行った記憶しかない。しかも親と共に内野席に連れて行かれた記憶しかない(外野ももちろん行って観戦したけれども、記憶がほとんどない)



ISW11F_0591球場の中はこんなふう。



ISW11F_0592ナゴヤドームと同じ環境で・・・ということで、外野は解体(ただし、ライトスタンドの一部はファンの魂がこもっているという理由で完全解体は免れている)。広さだけでなくフェンスの高さもナゴヤドーム同様になりました。
ちなみに、芝はフェアグラウンド部分は天然で、ファウルグラウンド部分は人工



ISW11F_0597このように、新幹線が間近に見られる球場としても有名でした。
巨人が優勝を争っていた時、その相手だった中日の試合をここで見て一喜一憂していたとか。実は、少々遠くなりますが在来線(JR・名鉄)からも見られるのですけれども、遠いのと新幹線と比べると建物の間隙を縫う形になり見えにくいというのもあって有名ではありませんね。

ちなみに、現在新幹線から見られる野球場の座はマツダスタジアム(広島)に譲ったと言ってもいいでしょう。



ISW11F_0596非常に珍しい水撒きの風景。
ピッチャーマウンドそばに水道管があるらしく、そこから水を頂いて、ホースで撒いているというふう。実にアナログかつアナクロな風景(笑)。
こういうシーンを見ると、実に今の野球がデジタルチック(華やかとも言うのか)なものになっているのかがよくわかる。もちろん今の屋外球場でもやっているんだろうけど、結構新鮮なんですよ。



ISW11F_0598この日のオーダー。
少々ビックリ。何せ巨人は1軍で活躍しているメンバーが並んでるし・・・(汗)。松本哲也選手とか藤村選手とか太田選手とか亀井選手とかホールトン選手とか(滝汗)。



ISW11F_0600中日サイドに目を向けてみると、ルナ選手がいるやないかい!
ルナ選手は、ひざの故障で登録抹消され、その時期がオールスター前ということで、メンバー選出もされていたこともあり、罰則規定にも引っかかってしまった(注:いかなる理由でもオールスター出場を辞退した場合は、1軍の後半戦10試合出場停止となる規定がある)という不遇をも味わってしまいました。
というわけで、この日の試合は調整も兼ねていたのだと思います。
ルナ選手は8/4から1軍復帰が可能ということになっていたので、この日の試合は途中で交代。恐らくそのまま横浜に向かったのではないかと思います。



ISW11F_0595そして2軍には先日引退発表を行った山崎選手もいましたよ。



ISW11F_0601山崎選手は8回裏に代打として出場していました。
もうこの雄姿は見られなくなるので、写真に収めておこう。



で、肝心要の試合はというと、乱打戦で非常に締まりのないものでしたよ。
先発の雄太(ゆうだい。川井雄太)選手がボロボロで、初回の松本哲也選手に5分も粘られた末にヒットを打たれたのが響いたのか4回まで投げてもピリッとしないふうでしたね。
対するホールトン選手も要所は抑えていたものの、打たれやすい傾向にあり、一時は堂上剛裕選手にホームランを浴び同点にされてしまったことも
それでも中日は逆転することができず、追い付いても引き離されるという試合展開でした。暑さも手伝ってヒートアップしそうになりましたよ(苦笑)。


しかしながら、改めて2軍の試合まで見行く人達は、よく言えば熱狂的な、悪く言えばキ●ガ●なファンが多いですなぁ・・・。
2軍ということで、普段は私設応援団もいない、ある意味普段よりかは静かな環境下で見られるのがウリでもあるのですが、1塁の外野側の席にいた巨人ファンの人(3人)はその寂しさを紛らわせてくれるくらいに大声でアカペラで巨人の応援歌を歌っておりました(ギャハ)。ヒッティングマーチまでやってのけてるから、骨の髄まで染まっちゃってるな。
あとは脇谷選手に異様なまでにご執心だったファンとかもう原色の野球を見ているかのような感じで暑さもあってクラクラしてきましたよ(苦笑)。まぁ、それはそれで面白いんですけどね。
しかも、「ファームの試合は選手にとって貴重な実践の場だから、優しく見守ってあげてね」的な主旨のアナウンスが出ているのにもかかわらず、ヤジが容赦ないからね(汗)。もうやめてあげて、2軍の選手のライフはもう0よ!

ちなみに、ファームの試合とはいえ、先述のように巨人のナインは1軍メンバーが混ざってるし、小笠原選手も出てきたし(この日の盛り上がりのピークだったとも)、中日もルナ・山崎選手のような大物もいたし、1軍で名を売った選手もたくさんいました。そういう意味では1000円(前売りなら800円、ファンクラブ会員なら500円)はオイシイなぁ・・・。暑くなければ(ギャハ)。


そう言いながらも、明日また行って来ます(ゲラゲラゲラ)。買っちゃったし。


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Posted by alexey_calvanov at 23:54Comments(0)

2013年07月24日

早々と・・・

世の中、早々と決まるのがいいこともあれば少々困りものなこともあります。プロ野球の場合、早々と監督の続投が決まるケースもままありまして・・・。


今日、巨人は原監督の続投が事実上決まりました丁度2年契約の最終年ということもあり、去就が注目される中、前半戦の報告受け取りも兼ねて原監督に続投を打診したのだそうな。原監督は全く出ていないとは言ってましたが、来年のドラフト会議の話もしたということから、本人も続投要請を受けていた(もしくは本人はそう思っていなくても、内々で進んでいる)のではないかと推測できそうな話しぶりでしたね。もうナベツネは「他にいねぇじゃねぇか」って宣(のたま)ってますし(笑)。

対して、中日のジョイナス・・・もとい(苦笑)、高木監督もオーナー報告を行っているのですが、こちらはオーナーが続投か否かは五分五分のような雰囲気を醸し出しています。もっとも高木監督は「2年以上はやらん」と言ってますが(ニヤニヤ)。
まぁ、高木監督も今でこそAクラスに踏ん張ってますが、他がダンゴ状態で運よく残っている状況ですから、3位になれなかったら、やりたくても辞めざるを得ないですからね。ゆえに「2年以上はやらん」の一言になっているんでしょう。おじいちゃんですから、夜の7時以降はおねむの時間ですし(苦笑)、極度のツンデレを発症していますしね(ニヤニヤ)。もっとも井端選手には瞬間湯沸かし器になる模様ですが(ギャハ)。
そうなると、後任どうするんだろうね。これは大変なことになると思いますよ。おじいちゃんのとっ散らかったお部屋をお掃除(苦笑)することから始めないといけないし、観客は増やせと怒鳴られる中でやらないといかんし、どうすんの(汗)。
OBからなら、かねてから言われている(私個人もそうしてほしい)立浪さんの擁立が一番妥当だと思います。それ以外だと山田さんとか牛島さんとか落合英二さんとかいなくはないでしょうけど、監督経験者の山田・牛島両名は散々だったということもあり難しいでしょうし、落合英二さんや立浪さんは監督未経験ゆえにどう転ぶかわからないという側面を抱えています


八方塞がりの中日の明日はどっちだ。<時の流れに身を任せ、その後はケセラセラだ(byジョイナス)。


時の流れに身をまかせ♪時の流れに身をまかせ
こちらは徳永英明さんのカバー盤。
テレサ・テン(原曲)盤はこちら



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2013年06月06日

ガッツお目覚め

小笠原道大(みちひろ)選手、巨人ではもうベテランの領域に位置付けられる選手で、愛称はガッツフルスイングにこだわるプレーからこう呼ばれています。
元々は日本ハムで捕手をメインにこなしていた選手で、後に内野手として登場する機会が多くなりました(一時期は外野手でのプレー経験がある)。2006年オフに巨人へフリーエージェントで移籍し今に至るのですが、統一球が導入された2011年以降、極度の不振とケガが重なり、見るも無残な成績になってしまっていました。それでも2000本安打を達成し、その後でもまだ選手としての灯は消さなかったジャイアンツ球場(2軍選手が練習する球場。よみうりランドの中にある)で若手と一緒に腐らずに新しい打撃フォームを作っていました

そして今年、ケガで2軍スタートだったものの、徐々に調子を取り戻し、交流戦に入ってしばらくして1軍に昇格。再び代打をメインに登場することとなりました。


そんな状況の中で迎えた昨日(6/5)の試合、相手は古巣の日本ハム戦試合は陽選手のソロアーチで日本ハムが先制。その後は調子のよかった吉川選手を打ちあぐねいていた状態でした。

ところが、8回に吉川選手を捕らえ、迎えた延長11回に坂本・阿部選手が繋いだところで、小笠原選手にチャンスが巡って来たのです。
相手投手は増井選手。彼は小笠原選手をあっという間に追い詰めましたが、小笠原選手はカットして粘ります。そして8球目、149km/hのストレートをフルスイング打球はあっという間にライトスタンド、巨人ファンの歓喜する中にボールが埋もれました。野球人生の中で何度も打っていたサヨナラホームランだったと思いますが、今回のような劇的でかつ復活ののろしとも言えるこのホームランには今後特別な思い入れができてくるのかもしれませんね。


小笠原選手の実に2年ぶりのホームランで劇的勝利を飾った巨人。衰え掛けたチームの勢いを再び付ける勝利になったと思います。
対して日本ハムは好調の吉川選手を見殺しにしてしまった、ともすればあまり調子のよくなかった澤村選手を攻略できなかった打線に全ての原因があると思うのですけど、水物ともいう打線ばかりを責めるわけにもいかないのも事実繋がる野球の再確認と継投の再考を求めたいところです。個人的には、打者を出した時点で動くべきだったのではないかなと思います。

ともあれ、小笠原選手で負けたのなら、同じ負けでもまだ納得がいきます必死になってもがいた中で掴んだ勝利がたまたま古巣だっただけのことなんです。悔しいことは悔しいですが、ここは打った小笠原選手を褒めるべきだと思います


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2013年05月13日

2013年交流戦の展望

いよいよ明日(5/14)から交流戦が始まります。
初戦のカードは、巨人×ロッテ・ヤクルト×西武・DeNA×楽天・中日×日本ハム・阪神×オリックス・広島×ソフトバンクとなっています。
この約1ヶ月間は、セリーグないしはパリーグ同士の対戦がないため、直接差を詰めることはできないものの、じわじわ差を縮めることができるので、心理的圧迫は抜群にあります(笑)。


で、セリーグおよびパリーグの展望はというと・・・。

まずセリーグ。
今年は巨人の独走・・・と言いたいところですが、1強5弱ではあるものの、巨人に関しては開幕の時のような無双的な強さは無く、徐々に阪神に詰め寄られている感じですね。で、この時期には『定位置』ならぬ『低位置』にいるはずのDeNAは意外なことに(爆)、3位と大健闘。状況によっては阪神の尻尾を掴める可能性もあるだけに、今後の試合は重要になってきます。
あとは下位争いをしている広島と中日がどこまでパリーグとの試合に耐えられるか(要は負け越さないでいけるか)だと思います。投手が揃っているとされる中日が交流戦の日程を上手く使えば、エース級ばかりぶつけて勝ち越せる可能性もありますけれど、絶対的エースの吉見選手がいない今、どこまでやれるか・・・。
上位の球団は打線がいいんですね。巨人はロペス選手、阪神はマートン・荒井貴浩選手、DeNAはブランコ・多村・中村選手が好調を支える軸になっていますね。特にDeNAの打線は巨人よりも怖い時があり、一度繋がると手が付けられなくなります。注目しましょう。

パリーグはというと、今年も戦国状態・・・まぁ若干差が開きつつありますけれども、セリーグのような大きな差があるというふうではなく上位と下位の差は数ゲームとなっている状態です。
今年台風の目になりそうなのが、現在首位を走るロッテ。実は大きな戦力アップはほとんど行っていないと言ってもいいでしょう。若手の底上げだけで首位にまで上がってきました。丁度、中日の元監督である落合さんが行った「10%の底上げ」を地でいくような展開というとわかりやすいでしょう。
西武や楽天は総合力で勝ってはいるものの、若干不安定。これはロッテにも言えます。
そして上がりきれないソフトバンク・オリックス・日本ハム。特に日本ハムの不振は極めて酷く、糸井・田中賢介両選手が抜けた穴は大きいというのは、散々ここでも書いてますけど、ここまで響くか。そして連動するように投手陣にも飛び火。顔ぶれは変わってないんですけどねぇ・・・。打撃は好調(特にホームランはよく出ている)なのに、ここ一番で打てないのは重症ですよ。もう大谷選手の活躍を見られればいいや(ギャハ)。


さて、今年の交流戦、優勝するのはどこの球団でしょうか。不調の球団は調子を取り戻せるのか、校長の球団は調子を崩してしまわないか・・・色々見どころのある1ヶ月がまもなく始まります。
私は、明日・明後日の中日×日本ハム戦を見に行って来ますよ。


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2012年12月28日

Sayonara, Godzilla

年の瀬も迫る中、そして仕事納めだった人も多いこの日に、1人の選手がバットを置くという『仕事納め』を行いました
日本では巨人で活躍、アメリカ・大リーグではヤンキース・アスレチックスなど4球団で活躍した松井秀喜選手が引退を表明しました。


松井選手は、石川県の星稜高校で超高校級スラッガーとして話題を集めました当時対戦相手が5打席連続敬遠を行ったことでも松井選手が大物であるという認識が一気に高まったと思います。

プロ入りすれば即戦力間違いなしと言われてもおり、各球団争奪戦(本人の希望は阪神・巨人・中日・ダイエー(現ソフトバンク))になりましたが、結果巨人がくじ引きで交渉権を獲得しました
巨人入団後は、1年目の5月から1軍入り。1年目自体はエレベーター生活を送ったものの、まずまずの活躍を収めています。覚醒したのは2年目以降で、首位打者1回・本塁打王3回・打点王3回を獲得する名スラッガーに成長しました。

2003年に大リーグ入り。ヤンキースでワールドチャンピオンに輝いた後も、エンゼルス・アスレチックス・レイズで活躍しました。しかし、度重なるけがと年齢面での衰えが響き、レイズを解雇された後はどこの球団からもオファーが来ず、引退を決意したと思われます。


松井選手はとにかく豪快かつパワーあふれるバッティングが特徴的でしょう。その強烈な当たりは王さんなどをしのぐとさえ言われたほど。実際にスイングを生で見える機会は最後までなかったですが、テレビの映像で見る限り、今でもその迫力はすごいと思います。これも長嶋終身名誉監督が監督時代に二人三脚で松井選手を育成した結果であり、長嶋イズムが松井選手に浸透したのでしょう。

日本に戻って野球選手を続ける手もあったと思いますし、実際阪神が獲得に動いているという噂が常に付きまとっていました。しかし、本人自身がその思いを断ち切ったというのが、いかにも松井選手らしいとも感じましたね。5打席連続敬遠の時も、自身は恨み節もなく淡々と答えていましたし、気持ちの切り替えが上手い選手だったのかもしれません。
ただ、今年の大リーグの成績または3Aの成績が満足いくものではなかったので、恐らく日本でも満足できるプレーができないまま選手を終えることになったのかもしれません。そうなると松井選手のプライドが傷ついたまま終えることにもなるので、ここで上手いこと引いたとも言えるでしょう。


ところで、今年は金本選手・城島選手をはじめ、名選手や人気選手が相次いで引退した年になりました。
私がよく知る選手がいなくなることで、寂しいと思うばかりか、そういった選手達がフィールドを去るほど私も年を取ったのだなと痛感しております。時の流れはゆったりとしているようで意外に早いのですね。


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2012年11月04日

プロ野球「日本シリーズ」見てますか?

既に終了してしまいましたが、日本シリーズに関するトラックバック。
今回の日本シリーズ、日本ハムファンとして放送時間開始からなるべく見られるようにしてましたが、仕事の絡みもあったので、だいたい試合開始前後になってしまいましたね。テレビ中継ももちろん見ていましたが、ガンちゃん(岩本勉さん)の解説が聞けるときは、なるべくラジオも並行して聞いていました
日本ハムに関しては、本当に惜しい試合もあったし、よく善戦したと思うのが所感としてまず思い浮かぶところ。色々あるんですが、そのあたりはこちらを参照して頂いて


テレビ中継に関しては、東京ドームに関しては日テレ系の独占放送になっていた(第2戦除く)のは少々頂けないですね。巨人主催の放送なので仕方のない部分もありますが、全国で日テレ系が見えるわけではない(注:巨人キャンプのおひざ元の宮崎県や沖縄県では日テレ系がないために放送されていない)のですから、できることならNHK-BSで放送できるように配慮してあげるべきだったのではないのでしょうか。その点、日本ハム主催のゲームでは民放(テレビ朝日系・フジテレビ系)とNHK-BSで見られたので、どちらか好きな方で見て楽しめましたね。解説者(NHK-BSでは梨田さんが出てた時は見ていた)で選べますし。


来年はどのチームが勝ち上がってくるのかわかりませんけど、できることなら民放独占とかNHK-BSでしかやりませんという事態は避けてほしいものです。やはり今年のプロ野球の集大成なわけですし、多い少ないはあれども、全国のファンにとっては待ち望んでいたものですから。


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2012年11月03日

泣き虫監督の爽やか全員野球

今日の日本シリーズで、巨人が日本ハムを4-3で下し、巨人が3年ぶり22度目の日本一になりました。


平たく言えば、巨人は選手層の厚さだけでなく運も持っていたなと。
先制しても流れを絶対に引き渡していない(逆に先制されたら流れを一気に失ってる)のは実に素晴らしい。追いつかれても追いつかれそうになっても崩れることがないのはその証左でしょう。

あとは、死球で勝っていったものじゃないかと。
第2戦の投手の沢村選手が、陽・中田両選手への死球で崩れるかと思ったら、けん制のサインを見逃したことで阿部選手が一喝したらとたんに立ち直ったことで、第5戦の加藤選手への『疑惑の危険球』がまかり通ったことで、一気に持って行かれた印象がありますね。


阿部選手がいなくなってから巻き返せるんじゃないかと思ったんですが、第5戦が全て。その後復帰した第6戦で持って行かれたわけで・・・。
あとは、阿部選手や首脳陣がよく日本ハムを研究してたんだなと。吉川選手をああも打ち崩せるとは、単純に調子の悪いというふうだけでは済まされない事態だと。


で、日本ハムは、先述と絡んで、日本ハムらしい野球をさせてくれなかったと。
守りで勝つ・繋いで勝つという野球が、ズタズタに引き裂かれてしまいました。それでも栗山監督は選手を信じて起用し続けたのだから、彼に大きな咎はないと思います。むしろ開幕前にあれだけ酷評されていたのをここまで持って来たのですから、大健闘と言ってもいいでしょう。


下馬評が低い中、栗山監督は本当によくやって下さいました。そして監督が変わろうが、これまでの日本ハムのスタンスは変わっていないし、選手一人一人がきちんと動いてくれる限りは、来年以降も優勝を狙えるチームになるでしょう。まだこれからです。
とにかく、栗山監督1年間お疲れ様でした。あとは大谷選手獲得に全力を注いで下さい。


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2012年10月31日

ごめん、絶対打てないと思ってた(苦笑)

そろそろブログ書こうかなと思ってたら、丁度おあつらえ向きに今日の日本シリーズ第4戦が終わったんですけどね。意外な幕切れですよ。


試合に関しては若手、双方20歳の投手がいい味を出していました。日本ハム中村選手・巨人宮國選手、共に将来のエースとなりうるにふさわしい投球をしていました。あっぱれです。
その後の継投策も、双方実によくハマっていました。相手を決して打たせんという気迫はひしひしと感じられましたよ。わずかなほころびが出たら負け、そう体現してもいい雰囲気になったら、案の定最後に大きな穴が待ってて、その穴に巨人が落ちちゃったわけですよ。

延長12回裏、ノーアウトで小谷野選手が出塁後、守備固め(実際は、ホフパワー選手の代打で出た二岡選手の代走)で登場した中島卓也選手が事実上の送りバント失敗。そして大野選手が再度送りバントを行って、すわ2アウトになるのか・・・と思ったら、2塁の藤村選手が西村選手の送球を捕り損ねて1・2塁になってしまったのです。

ここで回って来たのは、中島卓也選手と同じく守備固めで登場していた飯山選手。この打席が2回目いなり、最初の打席はセカンドゴロ。以前から言及している通り、元々守備は上手いものの、打撃に関しては、からっきしダメという選手そのダメさ加減を象徴するエピソードは、こちらを見てもらえればわかるかと。逆に、出会い頭のホームランに象徴されるように、当たった時には何かが起こる、つまり勝負の時に決めてしまう人でもあるんです。
で、第2打席になったこの打席、珍しく弧を描く当たりが飛んだんですよ。ああ、またレフトフライか何かかなと悲しい目で見ていると、思った以上に伸びたのと、レフトの矢野選手が前進守備だったことも幸いしてか、矢野選手の頭を越えるヒットに。一気にセカンドランナーの中島卓也選手が帰って来て、サヨナラ勝ちとなりました。


飯山選手には本当に申し訳ないと思う。絶対打てないと思っていたもの(汗)。だけど、この大一番でこのバッティングができるというのは、もしかしたら何か持ってるのかもしれないですね。
ともあれ、おめでとうございます。ホントに飯山選手が何かしでかすと涙が出そうですよ。いや実際出ましたよ(泣)。何だろう、飯山選手のポテンシャルの大きさに感動してるんでしょうかねぇ・・・。


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2012年10月22日

徳俵から劇的勝利で日本シリーズへ

2012年のクライマックスシリーズ・セ、最終戦となった今日の巨人×中日6戦目。巨人が4-2で中日を下し、3年ぶり33回目の日本シリーズ進出を決めました。


正直今回の巨人は苦しみながらの進出となったのかもしれません、初戦から3戦目を落とし、特に3戦目は延長戦の末に負けたこともあって、まさに崖っぷち、原監督の言うところの徳俵に足が掛った状態と言ってもいいでしょう。
ただ、巨人は4戦目の沢村選手の好投を皮切りに、5戦目の石井義人選手のサヨナラヒットで一気に勢いが付きました
そして最終戦、序盤の2回裏に寺内・長野(ちょうの)両選手のタイムリーで一気に3点取ったのが決め手になったのではないのでしょうか投手陣はホールトン選手が悪いながらものらりくらりとしたピッチングで中日打線を5回0点に抑え、中1日ながらも登板した沢村選手が1点取られながらも1回を抑え切り、その後、山口・西村両選手のシーズン通りのリレーで中日打線を抑えていきました。

中日も再三あったチャンスをことごとく潰された格好になり、投手陣も山井選手が村田選手にソロアーチを浴びて万事休す序盤の3点とこの1点が大きくのしかかって、9回に2点差にまで追いついたものの、荒木選手が倒れて終戦となりました。


実は、中日は4勝できた可能性があったんです。特に3連勝していたことを考えれば、その素地は十分にあったと思います。ただそれができなかったのはただ一つ。盤石とまで言われていた投手陣が思わぬケガで穴が開いてしまった、それだけなんです。
クライマックスシリーズを迎える前にはエースの吉見選手と大車輪の活躍を見せたソト選手を、ファーストステージ終了後には中田賢一選手が抜けてしまい、ローテーションの穴が大きくなっていました。確かに伊藤準規選手の活躍は高木監督にとっても想定外だったのでしょうが(苦笑)、それでも抜けた穴を必死で埋めている感はよくわかりました。だからこそローテーションがきっちり回っていれば、中日の4連勝の可能性が高かったわけです。逆に言えば、打てないと称されていた打線の歯車がかみ合っているうちに巨人を引き離せれた可能性もあったわけです。

巨人が勝った理由は、かねてから言われている選手層の厚さが最後になって効いてきました。思わぬ伏兵が活躍するというのが短期決戦の大きな特徴ですが、古城・石井選手はその短期決戦でベテランとしてその存在意義を発揮したと言えるでしょう。さらにマシソン選手といったシーズン中にケガした選手が戻って来たのも大きかったと思います。


ともすれば10.8決戦を思い起こさせるような試合、奇しくも原監督は当時のスタメン、高木監督は当時の監督として戦った関係でもあります。師である長嶋終身名誉監督が果たしたように、原監督も決戦を制しました。そして師である長嶋終身名誉監督が果たした日本一になるために、原監督はパリーグ覇者となった日本ハムとの最終決戦に挑みます。


最終決戦の日本シリーズは10/27、東京ドームから。間もなくその幕が開きます。


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2012年06月16日

巨人優勝

ただし、今年の交流戦で(爆)。


いよいよ大詰めを迎えたセ・パ交流戦、ほとんどの球団で最終戦になる2連戦が行われていますが、その第1戦になる今日、クリネックススタジアム宮城で行われた楽天×巨人が雨の中行われました
この日の試合で、巨人が勝てば優勝。そして、巨人が負けてもロッテが負ければ巨人が優勝という展開になっていました。そんな中での試合は巨人が1-10で快勝したため、交流戦初優勝+セリーグ球団初優勝を飾りました。

試合展開は、巨人のワンサイドゲーム
実は昼にQVCマリンフィールドで行われていたロッテ×阪神を見ていた(負けた試合でもあったので、この試合を見て、恐らく巨人の優勝は固いとも思っていた)のですが、それを再録してるんじゃないかというような流れ。とにかく楽天の投手陣がだらしないふうでしたね。
唯一違ったのは、ロッテ打線(というより、角中選手が一人気を吐いていたと言ってもいい)が粘ったことくらいか。楽天は全くそういったそぶりを見せられなかったのは何とも。あれでは巨人には勝てないし、星野監督の溜飲も下がらないだろうなぁ・・・。


ところで、巨人が優勝できた要因は、何と言っても5月の快進撃でしょうね。
投打がかみ合っているという言葉が実によく似合った月でもありました。その象徴が、奇しくも東京ドームで行われた巨人×楽天で起こった杉内選手のノーヒットノーラン。そして、次に投げたソフトバンク×巨人でも快投を見せていただけに、ノリに乗っていた月だとも言えるでしょう。


6/22からペナントレースが再開されます。巨人とセリーグ首位を走る中日とのゲーム差はそれほど大きくないので、直接対決を迎える前に離しにかかってくる可能性もありますね。ちょっと中日の状態がよろしくないといえばよろしくないので。


大詰めの交流戦は6/19に終了予定です。


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2012年05月13日

2012年セ・パ交流戦の展望 セリーグ編

今日で序盤の35試合ほど(球団によって前後する)が終わり、5/16からいよいよ交流戦が始まります
およそ1ヶ月ほどの戦いになり、2連戦が変則的に組まれることから、選手にとっては中盤に向けての正念場になります。ここで、選手のやりくりを上手くやったところがリーグ覇者に一歩近づくんではないかなと個人的には思っています。

そこで、今回はセパ両リーグの展望をしていこうかと思います。あくまで個人的な展望なので、あしからず。


今回はセリーグの6球団から。


毎年セリーグは交流戦に弱い、というかなかなか勝てないので、ここで勝ち越しておくと、今後のリーグもかなり有利になるんじゃないかと思います。直接対決が無くなるため、ゲーム差を縮めるにはとにかく勝つしかないので、勝ち越すことは重要なわけです。


セリーグでは、特に中日は勢いに乗っていて、交流戦でもいいところまで行くんじゃないかと思います。
投打共に層が厚く、誰かが外れてもまた誰かが補え、その補った選手もかなりの実力の持ち主。変則日程の交流戦の場合、疲労のたまった選手を一旦外して、再登録ができるまで休息させるという手も重要になってくると思われるので、こういうことのできる中日はすごいとも。
打撃面では特にブランコ選手が当たっているのが怖いところ。初年度の怪力が発揮されているばかりでなく、選球眼がかなり冴えているので、調子のいい状態で交流戦を迎えさせるのは正直怖いです。下手な投手を出すとバカスカ打たれかねません。あとはパリーグの野球を熟知している山崎選手もDHで出てくる可能性があるため、現在控えとはいえ侮れない存在とも言えます。
投手陣は6人のローテを固められるのがまず有利な点の一つ。現在2軍調整中の川上選手やネルソン選手が借りに交流戦期間中に上ってきたら手が付けられなくなるでしょう。

同じくらい調子がいいのは阪神。意外ですが、ベテランの金本選手がイキイキしているので、打撃面では新井選手の復調次第で何とかなるかも。
投手陣はパッとした選手はいないものの、総力戦で抑えられるところは阪神の利点でしょうか。ここでのやりくりが上手く行くかがカギでしょう。


残りの4球団は少々調子が下降線、ないしはどん底で交流戦でカモにされないか心配なところ。


現在2位に付けているヤクルトは特に危機的状況。
主力選手をケガで欠き、バレンティン・ミレッジ両選手が精彩を欠き、宮本選手も絶不調な中、ここで若手が本領を発揮してもらいたいところ
投手陣は何とか回している状況なので、交流戦では苦しい台所事情が垣間見えそうです。

勝率を5割に戻した巨人も、まだまだ厳しい状況。
打線の厚みは相変わらずすごいものの、主力選手である阿部選手がケガ明け以降不安定。当たりのある好調な時もあるものの、先日のDeNA戦のようなポカミスを犯しているようだと厳しいですわなぁ。
投手陣は中継ぎ陣と抑えが相変わらず。先発陣への負担が大きくなると、交流戦を勝ち越しで乗り切るのが危なくなるのは言わずもがな。パリーグ経験者の杉内・ホールトン選手の奮起が必要なところ。

下位に沈んでいる広島は、実は挽回のチャンスでもあるが、打撃陣次第といったところ。
主力の栗原選手が今季前半絶望ということなので核がいないニック選手が覚醒しかかっているものの、正直心もとない。ゆえに、若手の堂林選手がどれだけ奮起してくれるか、それこそ八面六臂の活躍をしてくれると面白いことになりそうです。
逆に投手陣に関しては中日の次に安定しているといってもいいでしょう。前田健太・福井・野村の3選手で2連戦の頭を取って、篠田選手を中心とした4番手以降で取りこぼさないようにする・・・という流れになるでしょう。逆に言えば、前半の3人で2連戦の頭を確実に取れれば負け越しはないわけです。だからこそやりくりの難しい中で確実に勝ち星を拾えそうな、ローテの軸が組める球団でもあります。

で、DeNAはノーコメント(笑)。
・・・というわけにもいかないので、一言。今の状況なら何とか勝てるかも。勢いはあると思うので、筒香(つつごう)・ラミレス・中村紀洋3選手のクリーンナップ陣、三浦大輔選手を中心にした投手陣が機能すれば大幅な負け越しはないでしょう。5割を目標にとは言いません、大負けしない程度に頑張れ(苦笑)。


次回は戦国模様は今年も健在なパリーグ編です。


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