2019年04月17日

春の新アニメ2019 その11 賢者の孫

春の新アニメ2019、11回目は元々は投稿ウェブ小説サイトである小説家になろうで掲載され、後にKADOKAWAのブランドの一つであるエンターブレインから刊行されているライトノベルが原作の「賢者の孫」です。
累計150万部を突破した作品が鳴り物入りで登場というふうなんですが、いわゆるなろう系は異世界転生モノが多いという話なので、今回のもご多分に漏れないのかなと思って見ますわ。


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。


主人公は、地球にある日本という国で生きたという前世の記憶を持った少年。産まれて間もない頃、魔物の襲来で両親を失ったものの、偉大な賢者である義理の祖父に拾われ、魔法使いとしてのキャリアを積むことになる。
前世の記憶が残っているがゆえに、魔法使いとしての才能を見出され、祖父の友人から鍛錬された武術も大したものになった主人公。しかし、義理の祖父がその才能を極限まで引き伸ばした代償として、世間知らずの少年となってしまい、有り余る才能と能力を持つがゆえに他の国に引き抜かれて悪用されないかと懸念されたため、成人したことをきっかけに世間と同世代の友人を得るために高等魔法学院への編入をすることになった



というふう。


1話目は、主人公と彼を育てた人物だけをフィーチャーし、魔法学院の仲間達はそれなりにしか出演しないという流れになったため、主人公のエクストラオーディナリー(風変わり)さはいかんなくわかった。テンポもよくて確かに面白い。でも、いわゆるなろう系の作品を抜け出せていないかなと。主人公が何でもできるという作品は、もう狩り尽くされてなおまだ刈ろう(酷い言い方をすれば、ほとんど木の残っていない山からさらに薪や建材になる木を探そうとしている感じ)というふうなので、今後それらとは違うんだよという『差別化』を計れなければ、凡庸な作品で終わってしまいそうでなりません。惜しい。


放送局・放送時間の詳細は、「続きを読む」にて。


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Posted by alexey_calvanov at 23:21Comments(0)