2020年01月21日

思い切ったというべきか、軽いというべきか

昨年JFLに昇格した鈴鹿アンリミテッドFC。日本のサッカーチーム初になる女性監督を迎えたものの、厳しい1年になると思われた中で12位で終わり、何とか切り抜けられたかなというふうになりました。後半からの快進撃が今年への期待に繋がっているとも言われ、今年はもしかすると・・・というところに行くかもしれません。


そんな中で、チームに大きな動きがありました。
1/14にネーミングライツを売るネーミングスポンサー契約をエムフロというポイントサイト運営会社と結んだことで、1/20に鈴鹿ポイントゲッターズという名称に変更されることが明らかになりました。1980年の設立から、実に6度目の名称変更です。

正直なところ、チームの名称って結構重い物なんじゃないのかと思うんです。地域を背負うというのもあるのですが、Jリーグに関して言えば、企業名を介したチーム名が禁止になっているので、企業がチーム名のネーミングライツを取得するというのは、もしかすると今後『抜け穴』として活用される(企業のイメージに近いネーミングにされる)のじゃないかとも思うわけです。ただ、アマチュアリーグだからという側面もあるので、プロリーグでは通用しないかもしれません。
逆に言えば、チームの名称を売りに出すというのは、あまりに軽いなとも。チーム名は地域を背負うということを考えれば、おいそれと変えられるものではないはず。ネーミングライツの契約が何年かわかりませんけれども、数年(下手したら1年)でコロコロ変わってしまい、チームへの愛着が薄れてしまうこともあるでしょう。元々短い周期(鈴鹿アンリミテッドFCとしての歴史は4年)で変わっていることを考えれば、今回の件は、サポーターも納得していると判断しているのかもしれません。

あとは、県内には同じカテゴリーにいるヴィアティン三重があり、下のカテゴリー(東海1部)にはFC伊勢志摩がいます三重県は現状三重と鈴鹿の一本化を考えているとされ、鈴鹿サイドは新社長を立てることで、これを否定したとされています。
思うに、一本化はチームとして生き残るにはアリかもしれないが、主導権を握れないのではないかと思っているのでしょう。それなら、自活できるチームであるべきで、強くなれば三重がすり寄ってくる・・・と考えているのかもしれません。青森県のように上手くやれば県内に3チーム(現状Jリーグ・JFL・東北1部)でやっていけれるのかもしれないですけど、高知(現状JFL)や鹿児島(2016年にJリーグ参入)のように1チーム化する方がJリーグに参入しやすい可能性も否めません(実際社長選挙の際も賛成・反対でかなり割れていた)


いずれにしても、Jリーグ参入のためには、スタジアムの改修・観客の増員(1試合平均2000人の突破)・法人化と経営や人事などの基準クリアなどが待っています鈴鹿市のホームタウンだけでクリアできるのか、はたまた他の地域をホームタウンに巻き込むのか、それとも三重との合併に向かうのか、今後の動向はチームの動向と大いに関わってくるでしょう。鈴鹿が上位に上がってくるチームになったら、大きな動きが出るかもしれません。


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Posted by alexey_calvanov at 23:23Comments(0)

2018年11月25日

まさかのぶっちぎり!?

千葉県市原市のゼットエーオリプリスタジアムで行われていた全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2018は、今日最終日を迎え、2日目(11/23)にJFL昇格を決めていた鈴鹿アンリミテッドFCと今日の試合でその鈴鹿に勝った松江シティFCがJFLに昇格することになりました。


個人的な前評価では、鈴鹿に関しては今年もダメだろうと思っていましたが、予選から決勝戦の間によく立て直したなと。
鈴鹿は初日に予選では引き分けになったJ.FC MIYAZAKIで勝てたのが大きかったんでしょうね。ここで波に乗って、次の試合では地元リーグのライバルであるFC刈谷にも勝てたのではと思います。2日目までの成績なら、本当にぶっちぎりで昇格を掴んだのです。

しかし、上には上がいた天皇杯でV・ファーレン長崎に敗れた以外、リーグ戦とカップ戦(全国社会人サッカー選手権と全国地域サッカーチャンピオンズリーグ)では負け無しだったチームに最終日に鈴鹿は負けた。その負かしたチームが松江だったのです。
実際のプレーを見たわけではないので、詳細はわかりません。ただ、ぶっちぎりでここまで来たというのは、プレッシャーの中でもやれるという点で、大きな自信になったことでしょう。来年は全国の猛者と戦うので、今年のように上手くはいかないでしょうけど、今年得た経験が、きっと来年生きてくるものと思っています。


ちなみに、今回決勝に上がってきた4チーム中3チームがJリーグの無い県からの出場今回昇格を果たした鈴鹿は、一昨年ヴィアティン三重というチームがJFLに上がってはいるものの、Jリーグチームは存在していないし、三重自身まだJ3ライセンスが取得できていません鈴鹿もライセンス問題と運営問題で悩まされることになるのでしょうけど、あとは地域の広がりだけ。そして白熱した三重とのダービーマッチを行う中で、J3ライセンスを掴めるようになって来ればと思います。
そして松江は、JリーグはおろかJFLも無かった県島根県では史上初のJFLチームになります。J3ライセンスも競技場の改修が進めば問題ないレベルなので、現在のNPO法人が株式会社化するなどの細かい条件がクリアできれば、すぐにでもJ3に参入できるかもしれません。ただ、先程も書いたように、全国の猛者は甘くないです。すぐに落ちる可能性だってあります。とにかく戦力を整えて、全国の猛者に対抗できるようになってほしいです。


最後に、鈴鹿・松江のJFL昇格本当におめでとうございます。来年是非とも大暴れしてほしいです。


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Posted by alexey_calvanov at 22:57Comments(0)

2018年11月11日

全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2018の決勝進出チームが決定!

11/9~11/11まで行われた全国地域サッカーチャンピオンズリーグ。函館・岐阜・松江の各地で激戦が繰り広げられました。
そして、今日行われた2試合で決勝進出が決まりました。


函館ではFC刈谷(全社(東海))が、岐阜では鈴鹿アンリミテッドFC(東海)が、松江では松江シティFC(中国)が、それぞれ決勝進出を決め、各会場2位の中から最高勝率(勝ち点の一番多いチーム)から選ばれるワイルドカードは、岐阜会場2位だったJ.FC MIYAZAKIになりました。


で、どこがJFL(日本フットボールリーグ)に昇格できるか?難しいねぇ・・・。どこも地域の雄ですから。
ただ、キーになるものはある。

一つは無双。実に地域リーグから無敗で駆け上がってきた松江が昇格枠の一つをゲットできるでしょう。今大会でも無敗。会場が地元だからでは片付けられない強さですよ。今一番勢いもあるチーム。一気に島根県初のJリーグチームになってほしいです。ライセンス問題はあるでしょうけど。

もう一つは速攻と正確性今大会から1日おきにインターバルが置かれたとはいえ、過酷なのは間違いない。となると、早く仕留めること、正確にボールを回すことが求められるのではないかと。そうなると、個人的心情も入ってますけど(苦笑)、MIYAZAKIを推したい岐阜で見せた正確で早いパス回しは結構厄介。そこにシュートの正確性が向上したら、とても手が付けられないでしょう。このスタイルをJリーグまで貫いたら、きっと怖いチームになるよ。あとは、たった1人で応援してるコアサポの方の努力と苦闘が報われてほしい。さすがに決勝会場では何人か来るんだろうけど。
残念ながら、鈴鹿と刈谷はそこが足りない。これらを発揮できれば、上がれるでしょう。


決勝は11/21・11/23・11/25に千葉県市原市にあるゼットエーオリプリスタジアムで開催されます。今年は3連休だから、過酷かもしれないけど、通しでやってあげたらいいのに・・・。


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Posted by alexey_calvanov at 20:18Comments(0)

2018年11月10日

全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2018がアツかった!

SHV39_4100以前にも書いた通り、「全国地域サッカーチャンピオンズリーグ」(以下地域CL)を観に岐阜県岐阜市にある長良川競技場まで行って来ました。
第1試合は10:45キックオフのため、朝少し早めに名古屋を出発。およそ1時間ほどで岐阜メモリアルセンターに到着。
着いた長良川競技場、いつものような華やかさは見る影もない。FC岐阜のホームゲームの時は、のぼりがずらっと並んでたりしたので、その感覚に慣れてると、少し寂しくもある。



SHV39_4101着いて早々に買ったのが、マッチデープログラムにあたる公式冊子。今回出場する12チームの紹介や地域CLの記録を書くためのページ、過去の記録などが掲載されています。



SHV39_4102そして、地域CLを語る上で、外せないのが北海道十勝スカイアースに所属する浅井達郎選手。他の選手と違い、前所属が『やきとり工場』となっているのだ(笑)。
・・・これは、一旦選手としてのキャリアを終えて、やきとり工場に就職したのか、やきとり工場のサッカー部に所属していたのか、はたまたそれ以外なのか、そもそも論でやきとり工場にしているのはなぜか、疑問は尽きないです。

なお、ウィキペディアでの前所属はクラブフィールズ・ノルブリッツ北海道(現在のノルブリッツ北海道)になっています。



さて、ここで地域CLのルールをば。


今大会は90分一本勝負になっており、90分戦って同点の場合は引き分けになります。それを3日間で3試合行うわけです。
勝った場合は勝ち点3、引き分けの場合は同じく1、負けた場合は同じく0となります。Jリーグと同じルールになったわけですが、去年まではPKになった場合に勝ち点の差を付けていたので、引き分けで終わると少し厳しい状況に追い込まれるわけです(3分なら勝ち点3しか稼げないため)。
選手交代はJリーグと違い、最大5人まで可能です。これは過密日程に考慮したものと思われます。


SHV39_4104それでは、第1試合の相手の紹介。


こちらはアルティスタ浅間の横断幕。
今大会では、メイン席のみが開放になっていたため、サイドやバックは原則入場禁止(弾幕張りと外す時のみOK)になっていたんですね。



SHV39_4105そして、こちらが鈴鹿アンリミテッドFC。
準地元ということで、多くの弾幕が持ち込まれていました。



SHV39_4107そして、こちらが大挙して押し寄せた鈴鹿サポーター。
鈴鹿名物の試合前のラジオ体操もバッチリ(笑)。でもあれって、選手が入ってきたら一旦止めて応援するんだね。初めて知った(ニヤニヤ)。
こういった見知らぬチームの様々な特徴を知ることができるのも、地域CLの魅力なのかもしれませんね。



SHV39_4109今日はメイン自由席のみ開放だったとはいえ、全席無料という太っ腹。そもそもアマチュアリーグでJFL(日本フットボールリーグ)以下は無料試合なんですよ(ごくまれに有料開催があるので注意)。だから、よかったら観に行ってあげて下さい。


そんなわけで、普段ならおいそれと行けないスーパーシートの最前列で観戦(爆)。



SHV39_4113試合は劇的なものとなりました。


前半は鈴鹿の調子が思っていた以上に上がって来ず、終始浅間のペースになっていました。そこで前半36分に決められ、いきなり鈴鹿は窮地に追い込まれたのです。というのも、次の試合でバンディオンセ加古川が勝ってしまうと、今日1位通過が決まってしまい、鈴鹿は日曜日にワイルドカード狙いをするという厳しい立ち位置に追い込まれるからです。初日引き分けで勝ち点1があるとはいえ、厳しい展開にはしたくないでしょうから、後半は必死にやるしかないという状況になったわけです。

案の定、後半は前のめりになって挑んだものの、なかなか破れない。それでもほころびができてきた浅間の守備を突き、後半14(59)分に同点、後半35(80)分に逆転に成功。辛くも逃げきったふうになりました。


鈴鹿はこぢんまりとし過ぎてる。去年見た時の圧倒的な強さが全く無い。もしかすると2016年の地域CL決勝をピークに戦力が微妙に落ちているのではないかと思うんです。
今は東海リーグで圧倒ないしはFC刈谷と競っているとはいえ、今年昇格を逃したら、刈谷に抜かれ、FC伊勢志摩に抜かれ、しまいには格下だと思っていたクラブといい勝負になってしまうのではないかと心配しています。元プロ選手を多数抱えているだけに経営面でも大変でしょう。早いうちに決めないとそろそろリミットが来ているのではと思ってならないのです。でもその危機感を感じられないチーム。うーん、このままだと厳しい戦いになりそう・・・。
一方で浅間は大健闘。若い選手が多い中で、ここまでやれたのはいい経験になるでしょう。来年サウルコス福井といい勝負ができれば、一気に昇格候補にノミネートされるでしょうね。



SHV39_4115続いて第2試合。


こちらはJ.FC MIYAZAKIの横断幕。
・・・2つしかない(汗)。



SHV39_4116一体何でと思ったら、この姿を見て全て解決。何とコアサポが1人しかいない(汗)。
たった1人で選手を鼓舞しておりました。他にもサポーターは来ていたと思うのですが、コアサポまではいかないようで。これは普段の観客動員が気になるわ・・・。



SHV39_4117一方で、こちらは加古川。
兵庫県とはいえ、多くの弾幕とのぼりが飾られておりました。



SHV39_4118こちらの試合も劇的でした。


MIYAZAKIの動きが早い!かつ最後までほとんど息切れしなかった。終盤が危なかったけど、早いパス回しと立体的にフィールドを使い、加古川をほぼ圧倒。それでも中々点に繋がらないのが祟って、後半14(59)分に過去側が付いた一瞬の隙にやられ、先制されてしまいます。

これでMIYAZAKIは焦ったのかギアを一段階上げたのかわかりませんが、ますますヒートアップ。必死の猛攻の末に後半22(67)分に追い付きます。しかし、その後はこう着状態になり、段々と加古川が疲れの出始めていたMIYAZAKIに襲い掛かります。それでも最後の力を振り絞ったMIYAZAKIが後半45(90)+2分にヘディングを決め、劇的な大逆転劇を演じてしまうのです。


いやぁ、MIYAZAKIのサッカーはアスルクラロ沼津のように速攻型で惚れる(笑)。実に素晴らしかったし、強い。コイツは怖いぞ・・・。



SHV39_4119たった1人の応援が報われてよかったです。
心なしか激しくたたいているように思えます。



こんなアツい試合、明日も見られるので、時間のある方は是非ともどうぞ。


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Posted by alexey_calvanov at 18:05Comments(0)

2018年11月09日

地域サッカーの雄の一つが、岐阜で決まる

今日から全国地域サッカーチャンピオンズリーグが開催され、11/11まで行われます
・・・何の大会と思う人が多いでしょうから、少し長くなりますけど、説明をば。


日本のサッカーは、まずは大きくプロであるJリーグとアマチュアリーグに分かれます
JリーグはJ1・J2・J3の三部構成。この中で昇降格を争うわけです。現在はJリーグからアマチュアリーグに落ちることは無くなりましたけど、2012年のみアマチュアリーグへの降格が行われました


そして、アマチュアリーグ。アマチュアリーグは3つのリーグに分かれます

一番下が都道府県リーグで、都道府県の1部に所属していると地域リーグに昇格できます(昇格条件は地域ごとに異なる)。なお、北海道のみ都道府県リーグに当たる部分はブロック(北海道の地域)ごととなります。

地域リーグは、北海道・東北・関東・北信越(新潟・長野・山梨・福井・石川・富山)・東海・関西・中国・四国・九州に分かれ、東北・関東・北信越・東海・関西は2部構成(東北は2部が南北で構成)になっています。
で、この地域リーグで優勝したチームとアマチュアリーグのカップ戦とも言える全国社会人サッカー選手権大会の上位3位までに入ったチームの計12チームが戦うのが、今回紹介する全国地域サッカーチャンピオンズリーグなのです。これを勝ち抜く(1位と2位になる)と、いよいよアマチュアリーグの最高峰であるJFL(日本フットボールリーグ)に上がれるのです。そして、そこで上位4位以内(かつJリーグ百年構想クラブより上位に入る、3チーム以上の場合は上位2チームのみ)に入り、J3ライセンスを獲得すると、夢のJリーグ入りができるのです。
ちなみに今回の全国地域サッカーチャンピオンズリーグ、参加条件は地域リーグで優勝したチームとアマチュアリーグのカップ戦とも言える全国社会人サッカー選手権大会の上位3位までに入ったチームとはなっていますが、今回からJFLへの入会希望と地域1部所属が絶対条件となり、いわゆる『飛び級』はアウトになっています。そのため、特別ルールとも言えるJリーグ百年構想クラブ所属や全国社会人サッカー連盟加盟登録チームの多い順による輪番で決められたのです。まぁ、ほぼ毎年のことなので、特別ルールもへったくれも無いんだけどね(ギャハ)。


というわけで、今年は以下の12チームが出場しています。カッコ書きは所属リーグ(全社とあるのは、全国社会人サッカー選手権大会で上位入賞を果たし、権利を得たチーム。輪番とあるのは、全国社会人サッカー連盟加盟登録チームの多い順による輪番の意味で、それらの後のカッコ書きに所属リーグを記載)。


  • 北海道十勝スカイアース(北海道)

  • ブランデュー弘前FC(東北)

  • 栃木ウーヴァFC(関東)

  • サウルコス福井(北信越)

  • 鈴鹿アンリミテッドFC(東海)

  • バンディオンセ加古川(関西)

  • 松江シティFC(中国)

  • 高知ユナイテッドSC(四国)

  • J.FC MIYAZAKI(九州)

  • FC刈谷(全社(東海))

  • おこしやす京都AC(全社(関西))

  • アルティスタ浅間(輪番(北信越))



・・・聞いたことのないチーム名が多いと思います(苦笑)。ただ、栃木・福井・鈴鹿・松江・高知・刈谷は強いチームとして知られています。中でも栃木と刈谷はJFLに所属していた経験もある古豪でもあります。


その全国地域サッカーチャンピオンズリーグが岐阜県岐阜市で開催されています(他は北海道函館市と島根県松江市)会場は岐阜メモリアルセンター長良川競技場・・・っていつもFC岐阜のホームとして使っているあそこじゃないか(ニヤニヤ)。
その長良川で開催されるBグループは、浅間・鈴鹿・加古川・MIYAZAKIの4チーム。今日雨の中で行われたと思う試合では、浅間が勝ち点3を挙げ首位に、引き分けた鈴鹿とMIYAZAKIが同率で2位、そして加古川が最下位に沈んでいます


で、この3試合、今日は会社で観られない、日曜日は水戸ホーリーホックの試合を観に行くので観られない。そうなると、明日しか観に行くチャンスが無いんですよね・・・。個人的には『ゴールデンカード』だった鈴鹿×MIYAZAKIの試合が観られないのは残念ですけど、全貌がわかっていない(情報が少ない)MIYAZAKI・加古川・浅間の試合が観られるのは、楽しみでもあります。
もちろん鈴鹿の仕上がりも気になります
2016年は最後の最後でJFL昇格を同じ三重県にあるヴィアティン三重に直接対決でかっさらわれ、昨年は栃木県グリーンスタジアムで行われたグループ戦で惨敗。3度目の正直とばかりに賭けるものがあるでしょうから、楽々とはいかないまでも確実に越えられるものと思いたいですね。戦力だけで見れば、このグループ内では鈴鹿はほぼ圧倒していると思います。


ちなみに、朝は早いぞ(爆)。第1試合は10:45から、第2試合は13:30からになります。あと、飲食系は不自由する可能性が高いのですけど、幸いなことに長良川は近くにコンビニがあるので、不自由することはそうないと思います。アクセスも悪い方ではないので、サッカー好きの人は、一度見ることをオススメします。


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Posted by alexey_calvanov at 23:35Comments(0)

2017年11月26日

挫折がキーワードになったアマチュアリーグ

既にアマチュアリーグの最高峰であるJFL(日本フットボールリーグ)が終了し、今日全国地域サッカーチャンピオンズリーグ(旧地域サッカーリーグ決勝大会)が全ての日程を終えました


まずはJFL。今年もHonda FCが圧倒的に強く、連覇達成。しかも1st・2nd双方優勝の完全優勝を飾っています(昨年は1stステージで流通経済大学ドラゴンズ龍ケ崎が優勝している)。来年は史上初の3連覇を果たすかが焦点ですけど、Jリーグ参入を目標にしているチームは、いかにHonda FCに挑むかが大きな課題になるでしょう。
そのJリーグ参入を目指したチームの中で一番近いところにいただろうと言われるヴァンラーレ八戸は、通算順位を5位にして最終節を迎えました。しかしながら、最終節を負けてしまい、同じく4位だったFC大阪も勝ったことから、残念ながら今年のJリーグ参入を達成できませんでした懸念された観客動員数はギリギリクリアしただけに惜しい結果となりました。
八戸は特に青森ダービーで負けているのが痛い。対戦相手になるラインメール青森は地域リーグ時代には負け無しだったにもかかわらず、JFLで争うようになってから立場が逆転。一度も勝てなくなってしまいました。青森は後から上がってきたチームなのにです。今や青森の方が上昇球団にならんとしている状態で、スタジアムさえ完璧になれば、一気にJリーグ参入できると思っています。
ちなみに、八戸はここ数年挫折してばかりなので、今年も繰り返してしまった格好になります。柱谷哲二監督の退任も決まったので、来年どうなるのかなと心配です。

一方、地域リーグ降格になったのは、これまで落ちそうで落ちなかった栃木ウーヴァFCと一昨年に昇格したブリオベッカ浦安どちらも関東リーグ1部への降格になりました。また昇格率約2%の全国地域CLを勝ち抜かないといけないのかと思うと、アマチュアリーグは厳しい・・・


その全国地域CLはというと、予選(一次)ラウンドで波乱が起こりました。
死のグループと称されたA組の組み合わせも異常でしたけど、その中でも勝ち進めるだろうと思われた昇格大本命でもあった鈴鹿アンリミテッドFCが予選落ちしたのです。東海リーグ優勝、全国社会人サッカー選手権大会優勝という輝かしい経歴を引っ下げ、残るは全国地域CL優勝だったのに、蓋を開けてみたらA組3位・・・ワイルドカードの枠の中にも入れないなんて誰が想像していたでしょうか。
その死の組をくぐり抜けていたVONDS市原FC、地域リーグ屈指の戦力で鈴鹿と並ぶ実力の持ち主だったのですが、決勝戦ではいいところ無し戦った相手全てにPK負けするという屈辱的な結果に終わりました。しかも『地元開催』での体たらく。怖いわアマチュアリーグ・・・。

鈴鹿は監督解任が裏目に出た格好になりました。代行で就いた藏川洋平選手も頑張ったんですけど、戦術の浸透が上手く行かなかったのか、プレイングマネージャーがいけなかったのか・・・個人的には小澤宏一元監督で行ってもよかったと思うのよ。危なかったとはいえ、東海リーグは優勝できたと思うよ。まさか、FC岐阜SECONDとの一戦で言ったことが的中してしまうとは・・・。懸念していた『一度歯車が狂ったら怖い』がねぇ・・・。
市原は戦力がすごくてもダメな時はダメ・・・というプロ野球で言うところの巨人が行う補強のようになってしまったのかなと。
実は地域サッカーでプロ級選手を大量投入することは、一気に昇格を狙える起爆剤にはなるんです。ただ、このような過酷な試合構成では上手く生かせないんです(例として、市原のレチナーニョ選手はこの決勝戦でPKを外している)。
このあたりはメンタル面の強い選手が重宝されるわけです。アマチュア選手は働きながらプロを目指すことからハングリー精神あふれる人達が多いんです。その点では昇格・参入のキーワードはハングリー精神になるんでしょうね。なお、市原は関東リーグ所属。来年の関東リーグは混沌としそうだ・・・。


で、その熾烈な戦いを制したのは、コバルトーレ女川とテゲバジャーロ宮崎
前者は東日本大震災の被災地女川町にあるチームで、個人的に気に掛けていたチーム後者は宮崎県初のJリーグチームを目指すチームで、岐阜に所属していた高地系治選手をはじめとして、プロ選手を何人か投入しています
どちらも頑張ってほしいです。本当におめでとうございます。JFLは厳しいところではありますが、過去の経験と選手達のもつハングリー精神が生きていれば、すぐにJリーグ参入の順位まで上がれると思います。是非とも頑張って下さい。


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Posted by alexey_calvanov at 23:31Comments(0)

2017年06月10日

FC岐阜観戦記2017 番外編 かつての岐阜戦士を追い掛けて(冨士祐樹)

今日、東海社会人リーグで戦っているFC岐阜の弟分、FC岐阜SECONDの試合を観に、岐阜県笠松町にある岐阜県フットボールセンターに行ってきました


FC岐阜SECOND(以下セカンド)は、2006年にFC岐阜のサブチーム(FC岐阜B)として設立。メンバー入れ替えに伴って立場を追われたアマチュア登録の選手が戦える環境作りと2012年に開催されるぎふ清流国体のメンバー育成のために設立されたと言われています。
初年度は関係者のミスで試合放棄扱いされるという不運があったものの、以降はトントン拍子に勝ち進み、2010年に東海社会人リーグ2部に昇格すると、その年優勝し、2011年より同1部に昇格2012年・2013年には2位に躍進(2013年は東京国体で優勝・全国社会人サッカー選手権大会で3位に付けている)しました。しかし、それ以降は下降線をたどっており、ここ数年は残留ギリギリで乗り切っているふうです。


その東海社会人リーグは1部・2部とも8チーム、ホーム&アウェイで戦うリーグ戦になっており、約半年の長期戦になっています。地位的には、JFL(ジャパン・フットボール・リーグ)の下になり、地域リーグと呼ばれるカテゴリになります。
現在セカンドの所属している1部には、今回対戦する鈴鹿アンリミテッド以外に、FC刈谷・FC伊勢志摩・トヨタ蹴(しゅう)球団・Chukyo univ.FC(中京大学サッカー部)・常葉大学浜松キャンパスFC(常葉大学浜松キャンパスサッカー部)・東海学園FC(東海学園大学サッカー部)が所属しています。


そのリーグ戦、セカンドは2分2敗で7位と降格の危機に陥っています。6年守ってきているだけに、今年トップチームが調子がいいのに、セカンドは・・・となってほしくないですね。
相手の鈴鹿は4勝負けなしで独走中。去年最後の最後でヴィアティン三重がJFLに昇格したのに対し、鈴鹿は地域リーグに残留となったので、今年は並々ならぬ想いを持っているようにも感じます。


今日の試合は、正午開催ということなので、午前中には名古屋を出発約1時間で会場の岐阜県フットボールセンターに到着しました。

しかし、行きに乗った名鉄は弱冷房車とか言う冷房の利いてない列車かと思ったら、最寄りの場所まで行けるコミュニティバスは冷房ガンガン(爆)。しかも降車ボタンの無いマイクロバスだったため、「お客さん、どこで降りるの?」とかいうやり取り(汗)。しかも私以外は顔見知りの模様。もう緩い緩い。


SHV32_0957そんな岐阜県フットボールセンターへのアクセス。
岐阜バス(JR・名鉄岐阜から運行しているバス)なら江川、コミュニティバスならスポーツ交流館(バス停は無く、岐阜バスの江川と同じところ)というバス停で下車し、堤防道路のある方向(おおよそ南)に歩いてしばらくすると、トンボ天国のモニュメントがあります。それを越えれば、目的地までもうすぐです。バス停からだいたい10分位でしょうかね。
なお、飲食関係が全くと言っていいほど無いので、事前に購入することをオススメします。さもないと、オアシスパークないしは川島パーキングエリアまで行かないといけないので。



SHV32_0958そんな会場そばには、先述の通り、「笠松トンボ天国」があります。県下一のビオトープ園とのことで、トンボの群生地なのだそうな。この時期は涼むのにいいでしょうね。蚊は多いでしょうけど(ギャハ)。



SHV32_0961そんなこんなで、会場に着きました。
こちら、鈴鹿のサポーター。大旗2つと気合が入っています。弾幕もこれで一部です。L字で張られていたあたり、首位のチームの勢いも感じました。



SHV32_0962一方ホームであるはずのセカンドは、4枚の弾幕だけ
仕方ないよね、セカンドのサポーターはそういないからね・・・。私もトップチームの事情しか知らないくらいですから。公式もあまりアピールしていないし。

ちなみに、先日スポンサーのSECURITYが新ユニフォームをこしらえてくれました。背中にはSECURITYの文字が入っていました。



SHV32_0959会場の近くには、アクア・トトぎふをはじめとする複合施設オアシスパーク(川島パーキングエリアに隣接している)があるので、大観覧車も大きく見えます。



SHV32_0964そして、向かいに見えるは138(いちのみや)タワー。そう、隣は愛知県。

なお、岐阜県フットボールセンターのピッチ状態は思った以上に良好。トップチームも練習する施設だけあるわ。



SHV32_0978今回、ここに来た目的は、色々ある。
まずはセカンドというチームがどんなものなのかを知りたいというのがあったため。
そしてもう一つは、かつて岐阜の選手として2年間戦ってくれた冨士祐樹選手の活躍を見たかったため。この試合で得点を挙げることはありませんでしたが、アシストでチームに貢献しています。



SHV32_0977その他、過去に岐阜に在籍していたエフライン・リンタロウ選手(左)やロアッソ熊本などに所属していた大ベテランの藏川洋平選手(右)、今回メンバー入りしていませんでしたが、セカンドに昨年所属していた藤沢ネット選手も所属しています。
昨年の悔しさを大規模な戦力投入で晴らしたいのがよくわかりますわ。でも、一度歯車が狂うと怖いぞ、これ。



で、試合はというと、圧倒的に鈴鹿のペース前半5分で得点を挙げられ、中でも柿本健太選手にはハットトリックを決められました。ちなみに、岐阜出身の選手でいけば、エフライン・リンタロウ選手が6点目を、冨士祐樹選手が、2点目の柿本健太選手のアシストに貢献しました。いや、お見事なアシストでした。
この試合の観客は、100人ほど。ただ、草サッカーのような試合でした。得点ボードや時間ボードは無いし、スタメン表も無い。とにかくなーんも無い(爆)。せめてアディショナルタイムの表示とかは欲しかった・・・。


でね、どちらも荒っぽい。


セカンドは去年の岐阜を見ているかのような繋がりの悪さ。鈴鹿に手も足も出ないというのもあるんだろうけど、何もできないまま失点を重ねるのは去年の岐阜でもそうそう無かった5分で取られた時に、5点か6点コースだろうなと思ったら、その通りなんだもんね(汗)。

対して鈴鹿は今のランクなら大丈夫なんだろうけど、JFLやJリーグに行った時は相当苦戦するだろうなってくらい粗い。特にオフサイドが多すぎる。8回くらいやってないか。あそこまでオフサイド、ルール無視のプレーやってたら、チームは強くならんよ。個の力は十分すぎるくらいあるから、チームプレーだけなんだろうね。引く時と攻める時のメリハリを付けないと、相手を自分達のチームのペースに引き込めないよ。たまたまセカンドが自滅的な形でなし崩しになっていたからよかったものの。


まぁ、結論から言えば、鈴鹿はJFLには行ける可能性を秘めているけど、粗っぽさとチームプレーの確立ができないと来年も地域リーグのままでしょう。
セカンドは、このままの展開でいくと2部降格は間違いないだろうなぁ・・・。個々のレベルアップも図らないといけないし、粗いプレースタイルも改善しないといかんし。昔はトップチームに上がれた選手もいたのに、今のチームでは誰もトップチームには上げられないね。


今度セカンドを見に行くのはいつか分かりませんけど、この試合が最初で最後にならないことを願います


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Posted by alexey_calvanov at 23:11Comments(0)

2016年02月11日

男は背中で語れるようになれと言いますが・・・

この背中は強烈なインパクトがあるわ。


サッカー東海社会人リーグ1部に所属する鈴鹿アンリミテッドFC。昨年まではFC鈴鹿ランポーレという名前で活動していました。三重県の鈴鹿市がホームタウンとなっております。

とは言うものの、東海社会人リーグというのがどのあたりなのかわからないと思うので、ここで紹介。
日本のサッカーリーグは、プロリーグであるJ1・J2、そして最近できたJ3の3部構成になっています。その横ないしは下部として設定されているのが、アマチュアリーグ最高峰のJFL(日本フットボールリーグ)東海社会人リーグというのは、そのさらに下にある組織であります。
ちなみに、社会人リーグは全国を9つのブロック(北海道・東北・関東・北信越・東海・関西・中国・四国・九州)に分けており、北海道・東北・関東・北信越・東海・関西は2部構成(東北に関しては、さらに南北に分けた2部構成)になっています。そして、その下に都道府県リーグという組織があるのです。


閑話休題。
その鈴鹿アンリミテッドFCに就いた背中のスポンサーがすごかった就いたスポンサーはリバランドという会社。いわゆる女性向け食品を販売しているところだそうです(具体的にどういう商品なのかの記載がないので、言いにくい部分もありますけれども、ダイエット食品やエナジードリンクなど多岐にわたっているので、こういう表現になっています)。
しかし、背中に付けた名前が、同社の主力商品である「お嬢様聖水」だった!『聖水』ですよ!しかも、『お嬢様聖水』!!これほどのインパクトあふれる品物はないわ。
とは書いているものの、昨年末、某サイトの管理人(もちろん男(爆))に、この商品を土産(ネタ)代わりに買ったのを忘れたのではあるまいな・・・と言われてもスルー(ギャハ)。
そんなわけで、この名前でスポンサーに就いたために、一部のサッカーファンが大騒ぎいくら何でもこの名前でスポンサードするのはいかがなものかという意見から、インパクトは絶大という意見この騒ぎで広告費の元が取れたのではないかという意見、そして名を売るためには企業名よりいいという肯定的な意見まで様々。もちろん、「お嬢様聖水」という名前から下ネタ系の妄想を膨らませた方々も多かったようで(ニヤニヤ)。もう妄想が止まらない(笑)。パッケージの女性がなぜか涙らしきものを流しているのですけど、もしかしたら事後<もうやめとけ!


このお嬢様聖水は、東京メトロの売店や名古屋市内の地下鉄にあるサークルKサンクスなど一部店舗の他、通信販売でもケース売りなどで販売されております。


まぁ、東海社会人リーグというアマチュアの下部で正直集客力もそれほどではないチームに付いてくれるのは相当な勇気だと思いますよ。幸いというのか、三重県にはJリーグのチームがないので、ここまでできるのだと思うのですが、それでも埋まっている方ですよ。ただ、お嬢様聖水がすご過ぎて、胸スポンサー(いわゆるメインスポンサーにあたる)警備会社のイセットがかすんで見えてしまうのがかわいそうでならないですけど(苦笑)。


この勢いとインパクトを借りて、東海社会人リーグ優勝、全国地域サッカーリーグ決勝大会に優勝して、一気にJFLにまで駆け上がってほしいものです。


お嬢様聖水 3本セット
お嬢様聖水(3本セット)



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Posted by alexey_calvanov at 23:19Comments(0)TrackBack(0)