2015年08月30日

FC岐阜観戦記2015 番外編 天皇杯を観に行った

本日、サッカー天皇杯の1回戦、FC岐阜×関西(かんせい)学院大学の試合を観に行ってきました。
関西学院大学は兵庫県代表として勝ち上がってきたチームですが、兵庫県にヴィッセル神戸以外に突出したサッカーチームが無いことを象徴しているのか、勝ち上がって来たのは大学生のチームこの試合は次の2回戦に向けてのウォームアップとして挑みながらも、確実に勝てるようにしてほしいと思いながら現地に向かっておりました。何せ、サテライト(野球でいうところの2軍)にあたるFC岐阜SECOND(岐阜県代表で、東海社会人リーグ1部所属のチーム)は先日勝ったザスパクサツ群馬に勝ったのですから、トップチームが無様な戦いをしようものなら・・・ということになりかねませんからね。


SHL23_1823こちらが会場となった岐阜メモリアルセンター長良川球技場。通称長良川メドウメドウというのは牧草地という意味なのだそうな。
この会場は、普段ホームとしている長良川競技場や長良川球場のある敷地内ではなく、飛び地のように存在しております。行った方ならわかると思いますが、セブンイレブンのある交差点にある小路を北に歩き、丁字路を回り込むような感じで向かうとあります。

天皇杯とはいえ、FC岐阜の主催試合という扱いなのか、FC岐阜のグッズは売っているし、いつもおなじみの売店の一部が出展しているので、リーグ戦とあまり変わらない雰囲気で来たようにも。ただ、総じて狭い(苦笑)。



SHL23_1824そしてスコアボードを見て驚愕
・・・手回し式かよ!しかもスターティングイレブン表もないし、チーム名はテープ張り(爆)。まぁ、天皇杯だし(苦笑)。
・・・とはいえ、かつてJFL時代にはここを本拠地にしていたこともあるのだし、国体関係で長良川競技場が改修中の時にはここが本拠地になっていたんですよ。今度改修する時にもお世話になるのだろうし・・・。だから、岐阜県・岐阜市の皆様、できることなら電光掲示板に<カネが掛かるんじゃ。



SHL23_1826メドウバックスタンドに構えたホーム岐阜サイド。
やはり狭いでんなぁ(苦笑)。そして芝のコンディションもあまりよろしくないのは、夏場だからか。



SHL23_1827対して、こちらは関西学院大学サイド。
学生の応援団(というより、サッカー部員なんだろう)が動員されておりました。ちなみに、一応緩衝地帯が設けられておりました



SHL23_1828試合は、小雨から曇り、その後大雨と目まぐるしく変わる気候の中行われ、ピッチ(グラウンド)の状態は芝のコンディションの悪さに加え田んぼサッカー状態になっておりました。ハーフタイム中にボランティアの方々が整備していたのが涙ぐましかったです。

さて試合はというと、実力のあるはずの岐阜が若干押され気味。それでも前半36分に太田圭輔選手が押し込んで先制。このまま守り切れれば・・・という期待と不安が入り混じった中後半へ。
・・・と思っていたところ、ハーフタイムに入った直後にこの惨状。
やっぱりテープ張りしていたチーム名がはがれた(笑)。しかも関西学院大学側不吉だと思っただろうなぁ。

そして、このハーフタイムの時に昨日行われた他会場の結果が発表されたのですけど、ボランティアのスタジアムDJということもあり、つっかえつっかえなのもさることながら、松本『やまが』を松本『さんが』と読み間違える有様。まぁ、天皇杯だし(苦笑)。それでも、『同士』である岐阜SECONDが勝った一報が報じられた時には拍手が起こるのも天皇杯らしいのか。



SHL23_1829で、ハーフタイム中起こった関西学院大学の不吉オーラが岐阜サイドに。
後半開始から関西学院大学のペースに乗せられ、遂に後半38(83)分、途中出場した福冨孝也君に同点弾を押し込まれ、同点に・・・。このまま関西学院大学の術中にハマり、そのまま引き分け。

・・・とリーグ戦ならこのまま終了なのですが、天皇杯はトーナメント戦。決着が付くまで行われるのです。だって天皇杯だし(汗)。



SHL23_1831延長になったからこそ見られる光景その1。
アマチュア選手の集まりである関西学院大学の選手達は立って監督の話を聞くのに対し、岐阜のメンツは身体をほぐしにかかっていた。こうでもしないとケガするのだよと言わんばかりに(苦笑)。



SHL23_1832延長になったからこそ見られる光景その2。
ラモス監督やコーチなどを交えての円陣。
それを「早く終わりなさいよ」と見つめる主審(笑)。ちなみに、後方の円陣は関西学院大学の選手達。



SHL23_1834延長戦もヤバい状況で、このまま行けばPK戦になるのではと思っていた最終盤に大どんでん返しが起こりました。
延長後半13(117)分、野垣内(のがいと)俊選手がペナルティエリアで関西学院大学の選手に倒され、PKを獲得。それをレオミネイロ選手が早々とキッカーを務めるぞとばかりにボールを抱え、いざシュート・・・した瞬間が、この写真。このPK決定が決勝点となりました。



SHL23_1835試合は2-1で勝利。残り数分の中でも危なっかしいシーンはあったものの何とか守り切り、薄氷を踏み進んで抜けたかのような勝利でもありました。



SHL23_1837そして、メドウだったからこそ見られた光景(?)。
整理運動やってわ(ギャハ)。これを見られるのは公開練習中、つまり平日の場合が多いので、こんな日に見られるのは珍しいわね。私も含め皆パシャパシャしておりました(笑)。



まぁ、苦しみながら勝ったと言える状態で、正直これでは先が思いやられるわけです。
次は同じJ2のジェフユナイテッド千葉との対戦になります。リーグ戦では全くと言っていいほど勝てなかった相手。相手がベストメンバーを出してくるかにもよりますけれども、岐阜は間違いなくベストメンバーを出してこないと勝てないでしょう(ちなみに、今日の試合では、難波・ヘニキなど一部主力選手が出場していなかった)。全力で挑み、リーグ戦の借りを返しましょう。

ちなみに、岐阜SECONDはJ2のヴォルティス徳島との対戦になります。
再びアウェーでの一戦になるので、苦しい戦いになるのは間違いないのですが、好調だった群馬を倒せたのはいいステップになったと思います。徳島は同じサテライトチームであるファジアーノ岡山NEXTを圧倒的スコア(7-0)で倒しているので、楽勝と思っているフシで挑んでくるかもしれません。その楽勝ムードを逆手に取ってひと泡吹かせてやろうじゃないですか。


どちらもリーグ戦と同様にベストを尽くして予選を突破していってほしいですね。


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Posted by alexey_calvanov at 23:59Comments(0)TrackBack(0)