2020年02月26日

百年構想の名にふさわしい?

Jリーグ参入の目安になる「Jリーグ百年構想クラブ」。この「Jリーグ百年構想クラブ」が認められると、J3ライセンスを取得できるようになり、さらにJFL(日本フットボールリーグ)に所属している場合は、諸条件を満たしている場合に限り、J3に参入できるようになります。

今回、その「Jリーグ百年構想クラブ」に認められたのは、5チーム。久しぶりにJFL以外のチームからも認められたチームが出てきました。


まずJFLから認められたのは、ヴィアティン三重・FC大阪と今年昇格してきたいわきFCの3チーム
三重は2013年に「Jリーグ準加盟」という形の時代に申請をしているものの、書類不備で通らなかった経験があります。実に7年越しのリベンジで叶ったことになります。このチームはスタジアムがネックだっただけに、よく通ったなと思っています。
逆にFC大阪は、花園のラグビー場(第2グラウンド)をJ3規格のサッカースタジアムとして利用できるように改修した上で東大阪市に寄贈する計画を立てているので、その形が認められた格好になったのでしょう。
そして、いわきは一気にJ3に向けてコマを進めてきたなと。スタジアム以外は完璧だったので、スタジアムをどうするのかなと思ったら、ホームタウンを浜通りのほぼ全域にしてJヴィレッジをスタジアムとして使えるように抑えているように見えますね。これでJ3ライセンスまで進めば、もうあとは成績と観客動員だけになるので、かなり楽になりますわ。

これに伴い、今年のJFLは以下のようになります。その横は、◎はJ3ライセンス取得、○はJリーグ百年構想取得、×は解除条件付き失格処分中になります。


  • Honda FC(東海)

  • ソニー仙台FC(東北)

  • 東京武蔵野シティFC(関東) ○ ※2020年はJ3ライセンス申請を行わないので、○扱い

  • テゲジャバーロ宮崎(九州) ○

  • ホンダロックSC(九州)

  • ヴェルスパ大分(九州)

  • FC大阪(関西) ○

  • MIOびわこ滋賀(関西)

  • ヴィアティン三重(東海) ○

  • FCマルヤス岡崎(東海)

  • 鈴鹿ポイントゲッターズ(東海)

  • ラインメール青森(東北) ◎

  • 奈良クラブ(関西) ×

  • 松江シティFC(中国)

  • いわきFC(東北) ○

  • 高知ユナイテッドSC(四国)



先程も書いたように、成績次第で東京武蔵野シティFC以外のチームはJ3ライセンス取得を目指してくることでしょう(奈良クラブは6月での理事会でライセンスが復活すればの条件付き)。久しぶりにJ3参入争いが過熱しそうです。


そして、地域リーグから「Jリーグ百年構想クラブ」加入チームが登場しました。関東1部のVONDS市原と東京都1部の南葛SCです。


VONDS市原は、ここ数年あと一歩のところでJFLに上がれなかったという実績のチーム。今年FC岐阜の監督に就いたゼムノビッチ・ズドラブコさんが過去に監督を務めていたチームでもあります。地域リーグとしては充実した練習環境を持っていることでも知られ、経営面でも地域リーグの中では安定しているとも言えます。むしろ今までライセンスが無かったことが不思議(苦笑)。これで関東1部は、既に取得している栃木シティフットボールクラブに次いでの取得となり、JFL昇格争いに影を落としそうです。もっとも「Jリーグ百年構想クラブ」を持っているからといって、JFLに上がれるほど簡単なものではないのですが(ニヤニヤ)。

南葛SCは、「キャプテン翼」の作者である高橋陽一さんが代表を務める東京都1部のチームです。もう少しで関東2部まで行けるところまで来ましたというふうでしょう。なぜ今この段階で・・・と思っているのですけど、以前地域リーグにいたチームが一気にJ3に上がった経緯があるので、もしかするとJ4もしくは新たなエキスパンションが起こる前触れなんじゃないかと勝手に邪推(爆)。
・・・いやそうじゃなく、たぶん今年中に関東2部に昇格するというふうに思っているんでしょう。あとは「Jリーグ百年構想クラブ」に加入できることをウリにしてさらにスポンサーを集めたいのではないかとも。


今後地域リーグの2チームの成績にも注目していきたいですね。


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Posted by alexey_calvanov at 23:20Comments(0)

2019年11月25日

アマチュアリーグも最終コーナーを曲がったところにまで

Jリーグも終盤戦ですが、アマチュアリーグも終盤戦に。まずは地域リーグからJFLに上がるための決戦である全国地域サッカーチャンピオンズリーグから。
福井ユナイテッドFC・FCいわき・おこしやす京都AC・高知ユナイテッドSCで迎えることになった決勝ラウンドは、福島県にあるJヴィレッジスタジアムで、11/21~11/24まで行われました
中1日で行われた過酷な試合は、2試合目でいわきが早々とJFL昇格を決め、残る1枠は、京都ACと高知との直接対決で決まることになりました。最終日に行われた直接対決は高知が3-1で下し、JFL昇格を獲得。この結果により、四国地方は全てJFLを経験したことになります。そして、早くて数年後には四国最後のJリーグチームになりそうです(今後も参入するだろうが、既に徳島・愛媛・香川にはJリーグチームがあるため)。

いわきは、やはり強かった。フィジカル面で強化されているとは言っていたものの、その面を存分に発揮していたのかなと思います。失点は引き分けに終わった福井戦のみ。ただ、昇格が決まった後の試合なので、評価の面ではデメリットとして見ることは難しいでしょう。やはり天皇杯でJリーグのチームを破ってきただけのことはある来年最強アマチュア軍団であるHonda FCとの戦いが楽しみです。日程が合えば、是非とも見に行きたい。
そして高知は、念願のJFLあと一歩でJリーグ入りが見えてくるところまで来ましたが、ここからが正念場。Jリーグに向かうのは、今大会より容易かもしれない。しかし、全国の猛者が集い戦うリーグ。Jリーグに入会したいライバルをいかに蹴落とすか、そして門番とどう立ち向かうのか。いわきとは違い、まだまだ素地が足りないと思うので、少なくとも1年は修業と思って、地道に強化を図ってほしい1年生き残れれば、その先の戦い方もやりやすくなるでしょう。


一方、JFLでも結果が見えてきました。
Jリーグ入会と優勝戦線は既に決まりました。優勝はHonda FC、Jリーグ入会はFC今治となりました。東京武蔵野シティFCは観客動員数で未達となり、今年のJリーグ参入はなりませんでした。

一方で残留争いは大詰め。


15位 松 江 (22)
--- 降 格 圏 ---
16位 流経大 (21)


松江シティFCと流経大ドラゴンズ龍ケ崎との得失点差はわずか1点。しかも最終節は、この2チームの直接対決という何ともドラマチックな展開に。これを偶然生み出したとしたら、日程くんは何とも残酷な・・・。
しかし、アマチュアリーグは中継されることもないし、インターネットで結果もなかなか出てこない・・・とお嘆きのあなた。何とYouTube(JFLオフィシャルチャンネル)で公式配信されるそうな。わかってらっしゃる。
ちなみに、流経大が負けると、唯一の学生主体のチームが消滅。あまつさえ、地獄の関東リーグがさらにカオスになるという異常事態になってしまうそうです。流経大のホームなので、松江は苦しい戦いになるでしょうけど、Jリーグを目指すための試練と思って戦ってほしいです。


しかし、ここまで関東リーグがカオスになると、関東リーグを南北(群馬・栃木・茨城・埼玉と東京・千葉・神奈川・山梨の南北)に分けるべきなんじゃないのかね・・・。少しでもカオス味を減らして、少しでも昇格のルートを広げてあげないと厳しすぎやしないか・・・。


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Posted by alexey_calvanov at 23:55Comments(0)

2019年11月11日

世界で最も過酷な昇格劇、ファイナルラウンドへ

全国地域サッカーチャンピオンズリーグが現在開催中ですけれども、11/8~11/10まで開催された予選ラウンドが終了し、決勝ラウンドに進む4チームが決定しました。


Aグループは、北信越リーグ優勝の福井ユナイテッドFC(旧サウルコス福井)、東海リーグ1部優勝のFC刈谷、いわゆる輪番枠で出場のFC徳島、九州リーグ優勝の沖縄SVの4チームで争われ、2勝1分(勝ち点7)の福井が勝ち抜けました
Bグループは、北海道リーグ優勝の北海道十勝スカイアース、東北リーグ1部優勝のFCいわき、関東リーグ1部優勝のVONDS市原FC、全国社会人サッカー選手権大会で優勝したFC TIAMO枚方の4チームで争われ、2勝1分(勝ち点7)のいわきが勝ち抜けました
Cグループは、いわゆる輪番枠で出場のブランデュー弘前FC、関西リーグ1部優勝のおこしやす京都AC、中国リーグ優勝のSRC広島、四国リーグ優勝の高知ユナイテッドSCの4チームで争われ、3戦全勝(勝ち点9)の京都ACが勝ち抜けました
A・B・Cリーグの2位の中で最も優秀だったチームに与えられるワイルドカードは、沖縄・枚方・高知の3チームが2勝1敗(勝ち点6)と並んでいたため、得失点差での争いになり、激戦の末、得失点差+6で終わった高知が勝ち進みました(沖縄は得失点差-3、枚方は同0)


・・・見ているだけで激戦だわ(汗)。過去にこの激戦をくぐり抜けて今のあるJチームもあるわけですから、他人ごとではないと思う人も多い(特にこの厳しい状況を知っているサポーター)のではないのでしょうか。

Aグループは激戦になると言われていた中で、旧サウルコス時代からの常連である福井が順当に勝ち進んだとも言えます。沖縄も健闘したのですが、福井に6点取られたことで実質勝ち進む芽を奪われてしまったのかなと。ただ、天皇杯・全国社会人サッカー選手権、そしてここでの経験と初物尽くしで得た経験が、来年の昇格劇に向けてきっといい方向に動くものと願っています。
Bグループも激戦になると言われていた中で、初出場のいわきがプレッシャーに負けず勝ち抜きました。やはり過去ジャイアントキリングを何度も成し遂げたチーム。全国社会人サッカー選手権準優勝、東北1部リーグ無双の実力だけあって、これだけ強いのかなと。地獄の関東1部リーグを勝ち抜いた市原、全国社会人サッカー選手権優勝の枚方、北海道リーグ優勝の十勝は及びませんでした。特に市原はショックでしょう。来年も地獄の関東1部リーグを勝ち抜かないといけないのですから・・・。
Cグループは、実力伯仲でどこが勝ち抜くかわからないと言われていましたが、蓋を開けたら京都ACの独り勝ち。しかもここからワイルドカードが出るというオマケ付に。最後の最後で決まったSRC広島があまり準備をできずに草刈り場になってしまったのかな・・・。ゆえに高知がワイルドカードを掴めるきっかけになったんでしょう。


さて、福井・いわき・京都AC・高知の4チームで争われることになったJFL昇格争い会場がJヴィレッジスタジアムということもあって、いわきが断然有利となっております。いわきが1枠持って行くと仮定すると、Cリーグを無双した京都ACが有利かなと。もしいわきがコケると、福井にもチャンスが巡ってくると思います。申し訳ないけど、高知は草刈り場になると思います。
決勝ラウンドは、11/20から開始され、1日おき(2試合目が11/22、3試合目が11/24)で次の試合が組まれることになります。日程感覚が開いて少し楽になっているとはいえ、激戦であるのは変わらない。ゆえに開いている日程でどう立て直すかがポイントになってくるでしょう。


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Posted by alexey_calvanov at 23:20Comments(0)

2018年05月09日

東北を見る旅① 地域の星、いわきFC

SHV39_31275/3に熊本に行き、その日の帰りに名古屋へ帰りながらも、家には戻らずそのまま東北に向かうことにしました。
今回は、名古屋から宇都宮・郡山・二本松を経由し福島に向かうバスで福島県に向かうことにし、その後石巻に向かうことにしました。石巻は何度も行ってますけど、まだまだ色々回るところがあるねぇ・・・。また仙台と共に拠点にもなるわ。


今回の旅の始まりは、郡山。家を出る前の天気予報では雨ではなかったものの、当日着いた時は福島県内雨が降っておりました途中下りた羽生サービスエリア(埼玉県)でも雨だったので、東日本は雨だったのかねぇ。

そんな郡山駅での一コマ。
原発事故の絡みで、県外に避難する人・している人がまだまだいる中で、このキャッチコピーのように、ここで産まれ来る子達は、福島県の人達にとって宝とも言えるのは間違いないです。彼らが大きくなる頃、福島で生まれてよかったと思えるようになってほしいものです。特にまだ先の見えない原発事故の後処理が少しでも早く終わるよう願うばかりです。



ここから列車(ディーゼル車)に乗り、福島県の浜通りに向かう
しかし、雨もさることながら、寒い。少し肌寒いのよ。熊本から半袖のままで来ていたので、どこかで着替えないと風邪ひくなと思いながら、着るチャンスが無く、最終的に車内で着たという(苦笑)。
車内では、買った新聞(福島新報と福島民友)を読みながら、イチロー選手の話題で驚き、福島はガイナックスって選択肢もあったな(初音ミクのイラスト展示会があったらしい)と思いつつ、浜通りの中心地であるいわきへ。
そこから、常磐線に乗り換え、水戸方面へ。とはいっても、水戸へ行くわけではなく、2駅先の湯本というところで降りるのでした。
ちなみに、常磐線は東京(関東圏)から来る電車なので、車内広告や路線図は首都圏仕様になっていました。ただ、路線図は福島の駅も載った仕様の物も併せて用意してあるので、行き先で困ることは無かったのが救い。


SHV39_3129湯本駅からタクシーを駅前で捕まえ、およそ10分。歩きだと30分とかそれ以上かかるらしいというのは、タクシーの運転手から。
やって来たのは、東北2部南に所属しているいわきFCのクラブハウス兼試合会場のいわきFCパーク
この上にあるのは、アンダーアーマーの日本販売代理を務めるドームの倉庫。結構急峻な丘の上に建っているんですよ、これがまた。


いわきFCは2012年に設立された若いチーム。まだ震災の影響下にある中で設立されたものの、2015年にドームが子会社化してからは、プロ顔負けのトレーニング施設を用意し、選手達を鍛え上げた結果、急成長を遂げ、2016年・2017年の全国クラブチームサッカー選手権大会で優勝、2016年の全国社会人サッカー選手権で準々決勝に進出、2017年の天皇杯予選では決勝でJ3の福島ユナイテッドを、本戦2回戦ではJ1のコンサドーレ札幌を撃破するという快挙を果たしています。
そして今年、いよいよ地域リーグに進出し、東北1部、そして全国リーグのJFLも見えてきたというポジションにいます。恐らく1部へは1・2年のうちに昇格できるでしょう。

特徴として、ドームが手掛けるアマチュアチームという位置付けのため、選手達はトレーニング・練習以外は、ドームの契約社員として、倉庫内で作業することになっています。このあたりは地域リーグだけでなくJFLでも見られる光景で、企業チームやアマチュアチームならではとも言えます。



SHV39_3130入口にある立て看板。
ゴールマウスを守っているのは、いわき市の形をしたチームのエンブレム。何かオシャレ(ニヤニヤ)。



SHV39_3131関係者駐車場に停まっていると思しき車は、営業車なのかね。カッコいいなぁ・・・。



SHV39_3128こちらが、いわきFCのクラブハウス
クラブハウスとしての機能だけでなく、商業施設としての役割も果たしており、付近住民の憩いの場としても機能しているのです。そのため、アンダーアーマーのオフィシャルショップがあるだけでなく、英会話教室や飲食店(その中には、あの「矢場とん」や「浅草今半」)などもあります。恐らく選手も利用するのでしょう。
中には、いわきFCを紹介するVTR(いわきFCをサポートするインターネット放送局の有明放送局の映像など)が流れています



SHV39_3133オフィシャルショップには、今年のユニフォームが飾ってありました。そばには、サポートカンパニーの一つ、福島民友の号外が。
写真には写っていませんが、いわきFCのオフィシャルソングを歌っている加藤ミリヤさんのクラブのイベントで着た衣装が飾ってありました



SHV39_3134そして、こちらがいわきFCフィールド全面人工芝の練習場兼試合会場です。
人工芝でもOKなのは、地域リーグの開催条件に芝の状態は記載されていないためかと。恐らく土のグラウンドでなければ、天然芝でも人工芝でもOKなのでしょう。
とはいえ、できたばかりということもあるのか、雨がまだ少し降る中でもしっかりとしている芝でした。思った以上に水はけはいいのかもしれないですね。



SHV39_3135試合もできるとあって、観客席が設けられていますおよそ400人ほどで長椅子ですが、屋根付で立派なものです。
なお、貸し出しも行っているとのことなので、ここにも地域に根付いたクラブを目指す意気込みを感じられます



行った時は練習が行われていたのですが、若いチームということもあって、Jリーグ出身者はあまりいないけど、ムキムキなのに動きがきびきびしていましたし、アクティブ積極的なプレーが見られ、パスを繋いでワンタッチでシュートするという練習だと思うのですが、思った以上に決まっていたようにも。これで地域リーグなら、他のチームは敵わないよ・・・。


ずっと見ていきたかったのですが、あまり見とれていると、次の行動に差し障りが出てしまうので、ほどほどにして、別の場所に。


スパリゾートハワイアンズ(旧常磐ハワイアンセンター)が近いということで行ったものの、1kmほどらしいんだけど、思った以上に遠く、このままでは次に行きたいところに間に合わないということで、ハワイアンズの入口でタクシーを捕まえ、湯本駅に戻るのでした。


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Posted by alexey_calvanov at 23:35Comments(0)