2020年06月29日

洗脳ソングの世界にようこそ!


先日放送を無事終えた「イエスタデイをうたって」。この作品の最終話前の数話のエンディングが、この曲、タイトルにもなった♪イエスタデイをうたってです。
忌野清志郎さんが作ったRCサクセションの曲(ただし、作中で歌っているのは別の人)なのですが、こちらよく見るとB面(カップリング)だったんですね。そう思うと、この曲名を知っててこの作品名にしましょうと言った当時の担当はすごいセンスの持ち主なんだなと痛感タイトルとして秀逸過ぎるからですよ。


本題に徐々に逸れて行ってるのですが(苦笑)、それでも一応紹介のために。
この曲、シンプルに女性友達(彼女ないしは想い人の可能性もある)にビートルズの♪イエスタデイを歌ってほしいとせがまれるだけの内容なんですけど、妙に中毒性のあるメロディと内容で徐々に洗脳されてしまうのです。計5回『イエスタデイをうたって』という言葉を繰り返す部分があるのですけど、1・2・3回目のは恐らく女性が「イエスタデイを歌って(ほしい)」という懇願部分、4回目が「イエスタデイを歌って(いながら思った)」、5回目が「イエスタデイを歌って(あげた)」という意味合いなのではないのかと。『イエスタデイを歌って』だけでこれだけのミーニングを持たせる、少なくともダブルミーニングを持たせているというシンプルな中にこれだけ重荷を乗せている末恐ろしい曲なのです。
ちなみに、ビートルズの♪イエスタデイは、立派な失恋ソングです。超要約すると、あの日に戻ってやり直したいけど、あの日には戻れない的な意味合いだと思っています。後悔の念を歌い上げたものなのです(たぶん)。


今回何が言いたいのかというと、シンプルな曲調なものは、富に洗脳性が高く、個人的には『洗脳ソング』と位置付けているのです。
『洗脳ソング』の位置付けは広義を付ければきりがないので、狭義的な面で見ると・・・。


  1. 繰り返しのメロディ

  2. 歌詞がほぼ同じ(ないしは同じように聞こえる)

  3. 歌い方が独特



以上の点から当てはめると、この曲を含めて3曲が代表的だと思います。



こちら、1988年にイギリスのロックバンドであるThe La's(ラーズ)が歌った♪There She Goesという曲日本人が聞くと、ほぼ同じ音のようにしか聞こえない(苦笑)。しかし、実際は違う単語を使っているのです。
4つのセンテンスのみで構成されていて、単語も重複無しなら30くらいしか使われていないのではとも。
曲の詳細は、こちらを参照してほしいのですが、シャブ中の曲じゃないかという疑惑を持たれていたそうな(苦笑)。



そのシャブ中疑惑ある曲を角を取って丸みを帯びたアレンジを加えたのが、Sixpence None The Richer(シックスペンス・ノン・ザ・リッチャー)彼女の醸し出すメロディーは、シャブ中のような味わいを消して丸みを帯びているはずなのに、クセになるものに仕上がっており、脅威です(爆)。ちなみに、洗脳ソングの定義からは外れるのでしょうけど、♪Kiss Meも結構中毒性の高い曲です(笑)。



最後は邦楽から。ねごとの♪ループです。
過去に評しているので、こちらに譲りますが、メロディーに関しては、彼女達の甘美ながらもロックな力強さもあって、かなり耳に残ります。個人的に放課後ティータイムみたいだと称していますけど、それ以上にキャッチーな部分も感じられます(他の曲を聞くとわかる)。去年解散したのが誠に残念です。


他にもまだあると思うので、是非とも探してみて下さい。沼にハマりますよ(ニヤニヤ)。


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Posted by alexey_calvanov at 23:55Comments(0)