2013年12月20日

サイバーフロント消滅へ

公式サイトの記事を見て、こうもしれっと書かれるとあ然としますわね・・・。


ゲーム会社のサイバーフロントが突如解散を決めました。正式な解散の日程は決まっていませんが、恐らく近いうち(遅くてもほとんどの会社が決算期になる2014年3月)になることは間違いないでしょう


サイバーフロントは1998年に設立。設立当初は独立系会社でしたが、後にアルゼ(現ユニバーサルエンターテイメント)傘下を経て、再度独立系企業となり、そこからナグザットのブランド名で知られた加賀テックを子会社に持つ加賀電子と資本提携を結び、2002年に買い取られて加賀電子の関連会社(子会社)になりました。2007年には前年に倒産したキッドのゲーム権利などを取得し、一時期はキッドで販売していない一部ギャルゲーもキッドブランドで販売もしていました(対して、メモリーズオフシリーズは5pb.(現MAGES.)から販売されている)
しかしながら、業務成績はいいとは言えず、完全子会社化した2013年も含め、ここ数年の業績は赤字続きだったそうです。そのため、事業再建は困難ということで、今回の一件に至ったというわけです。


まぁ、サイバーフロントというと、キッドブランドを引き継いだギャルゲー会社という印象が強い人が多いのではないかと思うのですけれども、実は洋ゲー販売も積極的で、今日のような洋ゲーが積極的に展開される前から洋ゲーを積極的に販売していた会社でもあります。またその関係からかPCソフト販売も積極的で、先述の洋ゲー以外にも廉価版のPCソフトを販売しています。


ある意味、ゲーム業界の縁の下の力持ち的な会社、かゆいところに手が届く的な会社だったのではないのかなと思いますね。きめ細やかなところまで出して、大きく売れるわけではないけれども、ニッチユーザーをよくわかってらっしゃっていた・・・そんな会社が無くなってしまうのは寂しいことですし、それだけ業界が厳しいことを伺わせるわけです。


今後、こういった会社が無くならないことを祈りたいですね。惜しい会社が無くなります。


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Posted by alexey_calvanov at 23:58Comments(0)TrackBack(0)