2015年06月14日

FC岐阜観戦記2015 第10節 The Revenge of Nazarit

今日、FC岐阜はコンサドーレ札幌との一戦を迎えました。
札幌と言えば、何と言ってもあの選手でしょう。イルファン選手でも小野伸二選手でも稲本潤一選手でもない、そう新生FC岐阜を私達に刷り込んだ2014年シーズンチーム得点王、クリスティアン・ナザリト選手。彼にとって岐阜にいた1年間はどう今映っているのかわかりませんが、少なくともファンは彼が登場した時、心から拍手を送っていたのは間違いないでしょう。だって現在だけでなく過去に岐阜に在籍していた選手の写真を販売しているところがスタンドそばにあるんですけど、他の選手が別のチームに移っても何もないのに、ナザリト選手だけは『ナザリト特集』と題し、彼のワンシーンショットを集めた写真を紹介していたのですから。それだけ、ナザリト選手は岐阜の人達に愛され、別れを惜しんだんです。だからこそ、飼い殺しに近い今の札幌でのプレーを見るにつけ、札幌には返してくれと言いたいばかりです。レンタル移籍の選手がいるので、その選手がいなくなったらどうなるかわかりませんけど・・・。


その札幌は現在昇格プレーオフ圏内を掛けて争っているところ。ここのところ負けが付いていないそうなので、岐阜にとっては厄介な相手でもあります。

対して岐阜は、横浜FCに勝てた試合を落としているので、また(引き分けを挟みながらも)連敗となっています。やっと窮地を脱したとはいえ、振り向けば水戸と大分が待っている地位にいるので、気は抜けないのに・・・。


SHL23_1641ところで、この試合からホームの長良川競技場で大きな変化が起こることになりました。


最初は、グッズ半額セールクーポンの配布。これはFC岐阜グッズを1000円以上購入すると、次回グッズ購入の際に半額になるクーポンをプレゼントするというもの。この半額になる財源は国(内閣府)が交付する交付金からで、商工会が消費喚起を促すために発行しているプレミアム商品券の財源を全てこのチームに注いだというふうにも取れるわけです。
実は、この財源を本格的に使うのは、7月以降のホームゲームからで、何と全ての座席券を半額にするという大盤振る舞いを行うとのこと。なお、販売は6/18からになります。

ここまで至った理由は、全てチームの低迷が引き金。語るまでもないですけれども、現在岐阜はJ3降格の危機に陥りながら戦うという有様で、この状況が観客動員数に響いているんですね。今節まで一度も1万人越えがなし(中日新聞の報道では2割減らしい)。それでも2014年以前の平均観客動員数よりかは高いものの、ラモス効果が切れ始めているのも事実集客力を復活させることで、チーム全体を奮起させるという捨て身の作戦でもありますね。まぁ、正直なところJ2のチーム全体のクオリティが上がっているのも勝てない要因なので、小手先なんじゃないかとも取れるわけですわ。ただ、現状ファンは肯定的に選手達を見てくれているので、この方針が間違ってるとも言い難いのですわ。だから、やはり選手が奮起して結果を出すのが一番だと思います。その最大の結果が勝利なんです。難しいのはわかってますが・・・。



SHL23_1646もう一つは、ご意見BOX「緑のポスト」。CoCo壱番屋じゃないですけど、「社長へ直行便」のようなノリなんでしょうね。
本来は苦情や要望を書くものではあるんですけど、社長の容体が容体なだけに、「激励を書くためのポスト」に変貌するのではと(汗)。まぁ、気持ちはわからんでもないんですけどね。実際、私もいくつか意見と苦情を書いた後は社長への激励になってましたし(笑)。



SHL23_1643そして今回最大の変化は、いわゆるバモスゾーンと呼ばれるサポーター席(応援席)がゴール裏に移った点でしょう。
これは、将来のJ1参入の障害になりかねない長良川競技場の座席数問題を解消するために、芝生席の部分をイス席に切り替える工事をするのではないのかなと推測しております。とはいえ、試合を行う日は、その部分を閉鎖するふうではなかったので、平日だけ行うのか、それともまだこれからなのか、見た限りではまだわからなかったですね。

なお、今回はその初戦ということもあり、手作りの立て看板が登場



SHL23_1645さらにチラシも作成され、バック自由席に向かう方々に配っておりました。



SHL23_1649で、サポーター達が入るとこんなふうになります。
選手がやって来た際は、この場所から少し左にある100mのスタート地点あたりまで寄って声援を送るのですけど、これがかなり近くなったので、移動はしやすくなったのではないかと思います。



SHL23_1652そして、これまであったゴール裏の旗振りが加わるとこんなふうに。
・・・いやぁ、アウェイの時のようになってるんですけど、やはり一体感が出て迫力も違う。それに声援も大きく届くような感じになるので、正直これからこの場所でやった方がいいんじゃないのと思うんですね。



SHL23_1651それに伴い、これまでアウェイ席が電光掲示板を正面に眺める(トラックゴールおよび第1・2コーナー)側だったのが、少し奥まったところへ移動となりました。正直かなり狭くなり、待遇は悪くなったなと思ってます。事実上アウェイのメイン自由席となる部分とは隔離されるわけですし。
今回の札幌でもこの状態なので、ジュビロ磐田のような観客動員を見込める時にどこまで広げるのかが課題になりそうですね。



SHL23_1647さて、今日の試合は、「はたらくのりもの大集合!」ということで、様々な車がやって来ていたのですが、その中でも高所作業車(トーエネックが電線工事の際に使用しているもの)が群を抜いて目立ってましたね。写真を見てわかるかと思いますけど、こんなふうですもの(笑)。もう晒し者です(爆)。
これはかわい・・・いえいえ、非常にオイシイですね(ニヤニヤ)。



SHL23_1657そんな試合は、札幌のスピーディな攻撃に翻弄されそうになりながらも、何とか取り返して敵陣に食い込むというプレースタイルになっておりました。ただ、決定打が出せないゴールラインまで来るものの、最終防衛ラインを破り切れずにシュートが打てない打ててもへなちょこの状態になることが多かったというふうでした。
ただ、そんな試合をぶち壊しにしたのは、またしてもアンフェアな審判のジャッジ
前半32分のペナルティキック(PK)は、イエローを出すまで酷いものだったのか、そもそもPKに持ち込むほどだったのかと言いたくなるものでした。このPKを戸倉選手に決められ、その後は札幌の守備に抑え込まれるというふうでした。
で、この写真はというと、後半28(72)分の出来事。何と一気に3枚の交代カードを切ってしまうという大バクチを打った時のシーンです。これで太田・遠藤・小野の3選手に切り替え、一気に窮した展開を切り替えたいという表れだったんでしょうね。



SHL23_1664しかし、それも叶わず試合はズルズルと流れ、0-1で押し切られるというふうになりました。
しかもナザリト選手を出すためだったのだろうと思われる最後の1枠も、後半32(76)分に起こった堀米選手の負傷交代でオシャカとなり、審判は相変わらず岐阜の選手がペナルティゾーンで札幌の選手によってコケる事態になってしまってもノーホイッスル。もう選手・ファン・サポーターのフラストレーションは溜まる一方でしたね。
クソジャッジにレッドカードを突き付けられないものなのか。正直チャレンジ制度を設けろと思う試合の多い今シーズンです。Jリーグのクソ審判共には訴訟やむなしだ。特にこんなことをきっかけにしてJ3に落とされたのだとしたら、やってられんわとも。



切り替えたくても、クソジャッジ連発で切り替えられないんじゃないかと選手にかわいそうな思いを抱いてしまっている中、3連敗という事実は変えられないので、次の試合で何とかしようと奮起するしかないのですが、いかんせんそんな時に次の試合がジュビロ磐田という超強豪何でこうも今シーズンの岐阜には試練が次から次へと降りかかってくるのでしょうねぇ・・・(泣)。
そうなると、その次の試合、ホームゲームになるザスパクサツ群馬戦で何とかするしかないという事態ですわね。磐田と違い勝てない相手ではないはず。ただ、磐田の試合でさらに調子を崩すとどうなってしまうのか正直心配です。早いこと大宮ショックは振り払ってほしいのですがねぇ・・・。


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Posted by alexey_calvanov at 23:27Comments(0)TrackBack(0)