2011年02月21日

時差ボケ是正?時差ボケ増加?

世界で最も東西に長い国、ロシア。もちろん世界で一番大きな国でもあります。
この国は旧ソ連の悪しき伝統を引きずっているからか、民主化されたとはいえ非効率なところもあるそうです。


そこでロシアでは2つの動きがあるそうです。


一つ目はサマータイム(夏時間)の廃止
サマータイムを廃止することで、時間の移行期間に起こる非効率さと心筋梗塞などの病気の減少、そして生活リズムの強制的な変化をなくそうという狙いから。またこれを行うことで、逆に電気代が減少するという効果も狙っているのだとか(本来のサマータイム導入目的は、電気代を減らすためだったが、現在では逆に増加の傾向があるのだそうな)。


そんな動きに逆行した流れとして、国内の時差を減らし、さらなる効率化を図るという動きもあります。
ロシアには11の標準時がかつてあり、現在は9つの標準時が残っています。将来的には、この標準時を6つに減らし、モスクワと極東の時差は6時間にするとのこと。こうすることで、モスクワで仕事始めに電話したのに、極東では仕事が終わっていた・・・というコントみたいなオチを無くすことができるのだそうです。
・・・しかし、朝イチで電話しても相手が終業してるってどんなコントやってんねん、ロシア(苦笑)。
でも、そんなことをやってしまうと困るのが極東地域。特に極東の極東、マガダンやペトロカムチャツク、そして北方領土のある地域では一部最大で3時間もの時差が縮まることになり、サマータイムも入れれば4時間と相当な時差に悩まされてしまったわけです。もう日が暮れて真っ暗なのに午後3時って、どんなコントやったら気が済むねん、ロシア(爆)。
ちなみに、3時間の時差というと、日本からの場合だとカザフスタンへ、4時間ともなると同じくパキスタンに行ったくらいになり、何千キロも離れた地域にいきなり飛ばされたようなものです。

当然、そこの地域の人達は生活リズムが無茶苦茶になって気が狂いますデモを起こして時差を返せと訴えていますけれども、まぁ昔も今も強権で物事を解決させる国なので、徒労に終わるのかもしれません。
こうなりゃ、太陽の上がり具合に合わせて、時差出勤・時差退社しかないね。<意味ないじゃん!


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Posted by alexey_calvanov at 22:53Comments(2)TrackBack(0)