2023年07月24日

【J3下位】こちらも折り返しを迎えている2023年のJFL【戦々恐々】

今まではJ参入と地域リーグへの降格・入れ替えだけを追い掛けるだけでよかったJFLですが、今年からはJ3との入れ替え戦も始まることになり、うかうかできないものになりました。
そんな2023年のJFLの現状を見てみましょう。開幕前に16チーム目だったFC神楽しまねのJFL退会(後に解散)したことにより、必ず1チームが休みというふうになったため、現在16試合ないし15試合終わっています。入っているチームによっては、J3下位が救われるかもしれない。

左から順位・チーム名・勝ち点・得失点差で、HFCはHonda FC、仙台はソニー仙台FC、大分はヴェルスパ大分、武蔵野は東京武蔵野ユナイテッドFC、MMFはミネベアミツミFC(旧ホンダロックSC)になります。また、◎はJ3ライセンス取得チーム、〇は百年構想取得チーム、△は参入申請のあるチーム(いわゆるライセンス待ち)、それ以外は企業チームないしはJ参入の見通しが立ってないチームになります。


01位 HFC(30)+16
=== 自 動 参 入 ラ イ ン ===
02位 仙 台(26)+7
=== J 3 ・ J F L 入 れ 替 え 戦 ラ イ ン ===
03位 新 宿(26)+1 〇
04位 岡 崎(24)+4
05位 青 森(24)+4 ◎
06位 滋 賀(24)+2 △
07位 三 重(22)+6 ◎
08位 枚 方(22) -2 △
09位 大 分(22) -2 ◎
10位 浦 安(20) -3
11位 鈴 鹿(20) -5 △
12位 武蔵野(19) -5
13位 高 知(18)+1 ◎
14位 MMF(18) -5
=== JFL・地域リーグ入れ替え戦ライン===
15位 沖 縄(09) -19 〇


J3と同様に団子レースになっていますけど、Honda FCが頭一個抜け出したかなと。少し前までは下から数えた方が早い順位だったのに(苦笑)。そして、14位までの勝ち点差が8になっているのも大きな特徴団子の中の団子なので、先述のHonda FCが上位にジャンプアップという事態や下位に急降下という事態も発生しています。
こうなると、2位(つまりはJ3チームとの入れ替え戦)狙いになると思いますけど、そこにも企業チームの影が・・・。ソニー仙台FCががっちりガードしており、簡単には破れなさそうです。

その中で打破を狙っているチームが、クリアソン新宿とレイラック滋賀(旧MIOびわこ滋賀)。特に昨年地域リーグ降格寸前だった滋賀が大健闘を見せており、今年の台風の目ないしはJ参入トップ候補になりそうな時期もありました。実際新宿と激しいつばぜり合いをしているので、今後の動向次第になるでしょう。つまり、J3ライセンスが認められるか否かです。
現状、百年構想クラブを持っている新宿が有利ですけど、設備面の不備をどこまで埋められたかによるでしょう。国立競技場での開催実績もあり、動員(無料券配布)無しで1万人集められるのも大きなアドバンテージになるかもしれません。
一方で、長年百年構想クラブさえも認められなかった滋賀ですけど、彦根市とホームタウン協定を結んだことでJリーグ入りの支援を受けられることになり、併せて現状では天皇杯でしか利用しなかった平和堂HATOスタジアムをホームに据えられるようになる可能性が高いこともあって、J3ライセンスが一気に認められるかもしれません

そこに追随するのが、ラインメール青森・ヴィアティン三重・ヴェルスパ大分でしょう。ただ、J3ライセンスがあるとはいえ、青森・V大分は観客動員を含めた運営面の問題、三重はスタジアムの問題が絡んでくるでしょうね・・・。成績以外の参入基準は、まま緩められたので、大丈夫とは思いますが・・・。

下位にいる鈴鹿ポイントゲッターズと高知ユナイテッドSCは、団子レースとはいえ、少々厳しいかも。鈴鹿は昨年の不祥事が後を引いているようですし、高知は天皇杯は健闘しているものの、リーグ戦では決定力不足でやや不調気味らしい。

で、唯一蚊帳の外になっているのが、沖縄SV上位14チームの負の側面を一手に引き受けているかのようにぶっちぎりの最下位になっています。このまま行くと、間違いなく地域リーグとの入れ替え戦に突入します(強制降格にならなかっただけ運がいいとも)。全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2位のチームとの入れ替え戦になると思いますけど、まだどこが来るのか読めませんなぁ・・・。
ただ、最下位と13位・14位の勝ち点差は9なので、まだ巻き返せるチャンスはあります。逆に言えば、ミネベアミツミと高知は、いつ入れ替え戦行きになるかわからないとも言えるわけです。


ということで、現状J3最下位のSC相模原とその上にいるギラヴァンツ北九州は、まだ安心できるかなと思ってるんじゃないかな(汗)。ただ、現状どうなるかわからないので、Honda FCとソニー仙台にお祈りしておきましょう(苦笑)。


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Posted by alexey_calvanov at 23:27Comments(0)

2023年05月30日

【2023】J3とJFLの順位を見てみよう【入れ替え】

丁度J3は全日程(全38試合)の1/4ほど、JFLは同じく(全28試合)1/3が過ぎました。一度、順位を見てみましょう。とはいっても、どちらも団子レースなので、順位を書き出すとエライことになりますから、かいつまんで・・・(括弧書きのプラス・マイナスは、得失点差)


まずJ3の上位陣は、トップが鹿児島ユナイテッドFCで勝ち点21(+7)、2位がAC長野パルセイロで同じく20(+7)、3位がカターレ富山で同じく20(+6)になっています。
昇格本命とされていた松本山雅FCは9位で勝ち点15(+1)と不振にあえいでいます。直近5試合でわずか1勝しかしておらず、やはり信州ダービーの敗戦が響いているのかなと。いわてグルージャ盛岡も11位で勝ち点14(+2)と振るわず、苦戦しているようです。

一方で、残留争いは現状3チームが目立つ格好になり、18位がFC琉球で勝ち点11(-5)、19位がSC相模原で同じく9(-3)、最下位がギラヴァンツ北九州で同じく6(-7)となっています。
琉球に関しては、監督交代が施されたものの、まだ上昇のきっかけを掴めない状況ですが、上位との勝ち点は1なので、一つ勝てば上向きになる可能性は十分あります。むしろ一つ勝っても上向けないのが相模原と北九州で、共に新監督を迎えたチームでもあります。
相模原に関しては、監督経験が乏しく(アマチュア(大学)チームの監督を1年務めたのみ)、コーチ陣もヘッドコーチ以外は恐らく実戦をまだ積んでいないのかなと思えるので、暗中模索といった感じでしょうか。
北九州に関しては、百戦錬磨の田坂和昭監督・北九州でコーチ経験もある長島裕明ヘッドコーチが勤めてるにもかかわらず、直近5試合1分4敗と惨憺(さんたん)たる成績。どうしてもうなった・・・。もしや、レトルトカレーの呪い(汗)?それとも、船頭多くして船山に上るなのか。もしかすると監督交代があるかもしれないなぁ・・・。
とりあえず、最下位のみが強制入れ替え、19位が入れ替え戦を行う格好になる(JFLのチーム1位・2位が参入資格を有する場合)ので、とにかく最下位にならないように戦い抜くしかないのよね・・・。


JFLに関しても団子レースとなっており、1位がレイラック滋賀(旧MIOびわこ滋賀)で勝ち点17(+6)、2位がソニー仙台FCで勝ち点15(+3)となっています。現状共にJリーグライセンスを所有していませんが、ソニー仙台は企業チームなので、Jリーグ参入の可能性は無いでしょう。問題は滋賀で、10年以上前から百年構想クラブへの申請を行い、受理されていない状況が続いています。今年チーム名を変えたので、改めてライセンス申請を行うことになるのでしょうけど、今年国体が行われるということで新規に作られた平和堂HATOスタジアムで申請することになると思います。このスタジアムはJリーグのライセンスを取得できる条件を満たしているとされるので、残り財務状況や観客動員などで問題無ければ、一気にJリーグ参入となるでしょう。
なお、J3ライセンス取得チームの状況はというと、ラインメール青森が3位で勝ち点14(+3)、ヴェルスパ大分が4位で勝ち点14(-1)、高知ユナイテッドSCが7位で勝ち点12(+3)、ヴィアティン三重が12位で勝ち点10(+5)となっています。

一方の残留争いは、13位がFCマルヤス岡崎で勝ち点9(-4)、14位が沖縄SVで勝ち点7(-6)、最下位がブリオベッカ浦安で勝ち点3(-9)となっています。先述の通り団子レースなので、まだ何とも言えないのですが、浦安だけ危機的状況になっているのはJ3と同じかも。岡崎と沖縄はまだ踏ん張れる状況かなと思いますね。引きずられないことを祈るのみです。なお、こちらは基本的には最下位は全国地域チャンピオンズリーグ2位との入れ替え戦に進みます(状況により変わる場合アリ)


まだ半分も試合が進んでいないので、大きく変わる可能性も十分あります。とにかく今はひとつでも多く勝ち点を積み上げる時期だと思いますけど、早く膿を出さないといけないチームは、素早い処置が必要となってくるでしょう。


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Posted by alexey_calvanov at 23:45Comments(0)

2020年11月05日

【参入】コロナ禍でも何とか試合が成立しそうな中で(JFL編)【争い】

前回前々回とJリーグの昇格争いを見ていきましたが、アマチュアリーグにも昇格争いはあるのです。中でも、アマチュアリーグ最高峰のJFLは、Jリーグ参入という戦いを行っており、今年はコロナ禍で条件が緩和(特に最大のネックとされるホーム戦平均観客動員数2000人が削除されている)されていることから、ライセンスさえあれば参入可能というワンチャン狙いができる最初で最後のシーズンになるかもしれないからです(来年がどうなるかわからないものの、敢えて最初で最後と記載)。
そして、今年のJFLは全30試合のうち、第15節までを中止にし、第16節から最終節までという展開になっています(一部ホーム&アウェイを公平にするために相手のホームとアウェイを切り替えている)。半分ごっそり削るのは、結構勇気がいるわね。


それらのことを踏まえ、順位を見ていきましょう。☆がJ3ライセンスを取得しているクラブです。


1位 仙 台(22) +6
2位 大 分(22) +6
3位 宮 崎(21) +5 ☆
4位 HFC(20) +10
=== J 参 入 ラ イ ン ===
5位 滋 賀(17) +4
6位 鈴 鹿(17) +3
7位 松 江(16) - 4


今年、J3ライセンスを取得しているクラブは、ラインメール青森・いわきFC・ヴィアティン三重・奈良クラブ・FC大阪・テゲバジャーロ宮崎の6クラブですが、唯一J参入ラインに入っているのは、宮崎のみになりました。2位に付けているヴェルスパ大分もJ参入を希望しているクラブですが、条件で折り合わず、今年もライセンスは公布されていませんでした。同様に5位のMIOびわこ滋賀、6位の鈴鹿ポイントゲッターズ、7位の松江シティFCも公布されていません

1位に就いているソニー仙台FCとHonda FCは、いわゆる企業チームなので、J参入の意思は無いとされています。そのため、『門番』と言われています。
優勝で見れば、上位4チームでしょうが、経験の面で見れば、Honda FCが最も硬いと思います。ただ、不特定要素と不測の事態が重なった今年、同じ企業チームのソニー仙台が、過去に優勝の経験をしている点から対抗馬として挙げられるでしょう。
そして、J参入で見ると、宮崎が最も最有力でしょう。ただ、まだ4試合残っているため、気が抜けないのも事実優勝には難しいですが、同じ勝ち点14で並んでいるいわき・三重・奈良・大阪も十分に参入のチャンスが掴めそうです。個人的には、フィジカルを徹底的に鍛えているいわきが上がってくると面白いかなと思っていますが、はてさて。


正直、アマチュアサッカーをしっかり見ていないので、詳細は語れませんけど、過去の状況を聞くにつれ、Honda FCが硬いものの、他のチームにもまだチャンスはありそうです。もしかすると勢いで大分が・・・というのもあるでしょうね。


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Posted by alexey_calvanov at 23:59Comments(0)

2019年08月25日

現実逃避も兼ねてJFLを見てみよう(泣)

え、FC岐阜の試合はどうなったのかって?公式サイトなどでご確認下さい(大泣)。
来年岐阜のJ3行きがますます濃厚になっている中、肝心のJ3に上がってくるチームが現れるのか気になるところでもあります。現状18チームのJ3、来年は19になるのか、20になるのか状況によっては嫌な日程をこなさないといけないので、できることなら複数であってほしいのですが・・・。


というわけで、JFLの順位表を見てみよう。


1位 HFC(39)
2位 今 治(34)◎
3位 ソニー(32)
4位 武蔵野(30)○
--- 昇格基準ライン ---
5位 HSC(27)
6位 宮 崎(27)○
7位 大 分(26)


1位は、アマチュア最強チームのHonda FC。まぁ、ここは上がる上がらない関係なく越えられない壁ですわ(苦笑)。今年前半は調子が悪かったのに、きちんと立て直しているあたり、さすがアマチュア最強の名を冠するだけあるわい。
2位がFC今治。J3ライセンスを持っているチームであります。目下参入最有力のチームで、今年入れないとヤバイとまで言われる有様
3位はソニー仙台FC。こちらもHonda FCと同じく企業チーム。いかに参入を目指すチームの邪魔をできるかとなってくるでしょう。今治と同じく勝ち切れないことが多いものの、何とか粘っている感じですかね。
4位が東京武蔵野シティFC。こちらはJリーグ百年構想クラブという、いわゆる準加盟チームという位置付けなんですかね。とりあえず入りたいけど、ライセンスまではちょっと・・・という位置付けです。ただ今年もJ3ライセンスを申請しているのとライセンス基準が下がるのではないかという噂もあるので、もしかしたら通っちゃってJ3行きを決めてしまうかもしれません。まぁ、ライセンス獲得のためには結構厳しいハードルとも言われていますので。最大の問題は席数かな?

以下、5位はホンダロックSC、6位はテゲバジャーロ宮崎、7位はヴェルスパ大分となっております。このあたりまでが上位に食い込めるチームかなぁ。この中でライセンス取得の可能性があるのは宮崎くらい。ここもスタジアム関係が厳しいかなぁと。ただ、将来J3規格の専スタを建設するとのことなので、武蔵野よりかはライセンスが通りやすい可能性もあります
ちなみに、Jリーグ百年構想クラブを取得しているラインメール青森は11位、J3ライセンスを取得している奈良クラブは13位と今季は絶望的ですね。


今後、今治は両ホンダとアウェイで勝てなかったFCマルヤス岡崎に勝ち点を得られれば、J参入はほぼ決定的になるでしょう。武蔵野はHonda FCとソニー、そして下位チームの取りこぼしさえなければ、4位以内は確実になるかもしれません。あとはライセンスだけですね。宮崎は上位を倒せなければ厳しいですね。


どうやら現状は1チームになりそうです。となると、来年のJ3は、強制休養日が発生するだろうなぁ・・・(汗)。嫌だなぁ、嫌だなぁ・・・。


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Posted by alexey_calvanov at 23:26Comments(0)