2018年03月14日

ツインスティックはレアものになっていた・・・

先回、セガサターンパッドやPCI接続できるセガサターンの周辺機器が使える拡張ボードを紹介しましたけど、もしかすると、セガサターンパッドを使うためだけでなく、ツインスティックを使うためでもあるんじゃないかと思える節を見付けまして・・・。
というのも、先月バーチャロンシリーズとしては15年ぶりの新作になる「とある魔術の電脳戦機(バーチャロン)」が発売されました。その操作は、本来必要・・・いや必須とも言われたツインスティックでの操作を前提としておらず、DUAL SHOCK4(つまりはプレイステーションのコントローラー)を前提としていたからです。そして、周辺機器でツインスティックが出ているのかなと思ったら、出ていない。売れる本数が読めないからかな・・・と思っていたら、実はその答えは意外なところにありました。


1つ目は、タニタ
タニタは、PS4用のツインスティックを開発するというプロジェクトを2月に立ち上げていたのです。タニタの谷田千里社長がバーチャロン好きというのもあるのですけど、ゲームで楽しく遊ぶことは健康に繋がるという考えがあって、このプロジェクトを立ち上げたようです。
ここまでやるということは、PS4ではツインスティックを作る予定が無かったとも取れるわけで、コアなファンにとってはあの独特の操作体形がいいという意味合いをも持っているのです。

2つ目は、昨年の東京ゲームショウゲームショウのイベントで開発者の亙(わたり)重郎が述べていた一言です。
実は、ツインスティックの金型は廃棄されていたのです。4Gamer.netのインタビューの中で、亙さんは、『作り直すのに膨大なコストと時間が掛かってしまう』・『細かいノウハウの重なりでできた技術で生まれた物なので、見本があったとしてもすぐに再現できるわけではない』とも述べているので、今作の発売するまでの期間では再構築が難しいことを示しています。先述のタニタが開発に動いた話は、この部分もあったのではないのでしょうか。


ともかく、そのこともあって、DUAL SHOCK4で最適化できるように配慮されたのでしょう。結果、新しい客層を呼び込める素地はできました。またPS Vitaが原作に出てくる携帯ゲーム機型デバイスのような感じになって、没入感を増す感じになってくれればという意図もあったのでしょう。
売れないと嘆く記事もありましたけど、この作品はコラボという部分を除けば、DUAL SHOCK4で遊ぶ初心者でも、ツインスティックじゃないとと宣うコア層にも、PS Vitaで遊ぶ人にも同じ土俵で楽しめ、かつ戦える稀有な作品ではないかなとも思っています。気になった方は、(あまり評判がよくないんですけど)体験版でお試しをば。


電脳戦機バーチャロン×とある魔術の禁書目録 とある魔術の電脳戦機 -PS4
とある魔術の電脳戦機(PS4)



電脳戦機バーチャロン×とある魔術の禁書目録 とある魔術の電脳戦機 -PSVita
とある魔術の電脳戦機(PSVita)



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Posted by alexey_calvanov at 23:09Comments(0)