2020年06月12日

スタイリッシュさに隠された、ディスクレス化への布石

日本時間本日早朝、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)はプレイステーション5(PS5)の発表を行いました。本当は先週に行う予定だったのですが、アメリカ全土に広がった黒人差別に対する暴動によって延期になっていました。私は実は今日休みを頂いていたので、見られたのですが、ぐっすり寝ちゃったよ(爆)。


で、今回のPS5は仕様的にはまだまだわからない部分も多く、画面を見てもPS4とそう変わらないので、どこまできれいになったのかイマイチピンときません(苦笑)。
そこでメインで見ていくべき点は、本体のデザインや何を主題にしているかという部分、要は細かい部分の主張ですね。

本体のデザインに関しては、PS2以降から行われている縦置き・横置き双方に対応するスタイルは踏襲されています。しかし、本体そのものはねじれを持たせたものになっており、どちらかというと縦置き推奨なデザインになっているように感じます。まぁ、スタイリッシュで近未来感を感じさせるデザインだわ。個人的には気に入っております。

それよりも気になったのは、本体の種類。
今までは内蔵のハードディスクドライブの容量の違いとかで分けていたのですが、今回はディスクの読み取りをできるか否かで分けているのです。これまで通りディスクを読み取ってプレイするスタイルは、スタンダードモデルとして販売され、ディスクレス(ダウンロード販売)でプレイするスタイルは、デジタル・エディションとして販売されます。まだディスク販売は行われますけど、実質ディスクレス化にかじを切るきっかけのモデルになるようです。
・・・え、PSP go(プレイステーション・ポータブル go)はって?あれは(約)10年早かったんだよ(ギャハ)!<「バーチャファイター」の結城晶(アキラ)さんちーっす!
そうなると、この動画を引き合いに出さないといかんわけですな。XBOX ONEが中古対策で厳格なルールを導入したことで、ゲーマーから反発を招いた際、SIEが対抗として出した動画です。この後、XBOX ONE側が折れ、ルールが緩められました。





今回ディスクレス化に半分足を突っ込んだことで、マイクロソフト(XBOX ONE)が踏んだ失策をSIEがやりかねないというふうになるのです。ダウンロード販売を中心にすることになれば、中古販売は実質撲滅への一歩を歩むことになります。まだディスクは使えますけど、ダウンロード販売と同じルールの下で展開されるとなれば、ゲーマーの反発は必至になるのではないかというのは、以前でわかってたはず。だからあの動画だと思うのです。
今回XBOX SERIES Xは、ディスクが使える仕様になっています。ダウンロード販売も推すことになるのでしょうけど、PS5ほどではないかもしれません。そうなると、マイクロソフトは出方次第で、あの時のリベンジを図ってくるのではないかとも思えてなりません。ウチは中古もOKだよと認識できるような動画を出して。


さて中古関係の話は、これくらいにしておいて、コントローラーを見ていきましょう。
こちらもスタイリッシュですなぁ。しかもDUAL SHOCKではなく、Dual Senseとなってましたよ。ただ、ちょっと違えど、初代DUAL SHOCKから脈々と受け継がれてきた、あのフォルムに似てると言えば似てる(笑)。
またメディアリモコンが久しぶりに登場。PS2以来じゃなかったっけ?ということは、ディスクレスでも映画などの映像メディアを見ることができるということでしょう。それがソニーグループが手掛けた動画配信サービスだけなのか、YouTubeやNetflixやDAZNといった他の動画配信サービスも見られるのか、この点でも気になってきますね。


最後に発売日や価格は具体的な紹介は無し。ただ、発売は2020年後半というアナウンスはされました。ということは、オンラインで開催予定の東京ゲームショウで発売日や価格をぶつけてくるのか、それ以外のイベントでぶつけてくるのか・・・


もはやゲームの内容以外で気になってきたPS5。そんな見方しかできないワイの方が末期症状なんだろうな(爆)。


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Posted by alexey_calvanov at 21:40Comments(0)