2017年12月15日

自動運転、公式サービス開始に一歩前進

車の自動運転の実証実験が行われておりますけれども、今回初めて公道での実証実験を行いました6月にガイドラインが制定されたため、実施できるようになりました。
これまでの実証実験は、公道でも一般車の流入を封じて行われるか、私有地内(テストコースなど)での実験に限られていました。


今回の実証実験は、愛知県幡豆郡幸田町で行われ、町民会館そばの駐車場から左回りで集会するコースで全長0.7kmになります。ほとんど人通りのない車道を介して行われるのですが、ごく一部に県道を通り、細い道に入っていくというふうです。使われた車は、トヨタ・エスティマで、上にはGPS装置が付いていました
自動運転のための遠隔操作は、町民会館内に置かれ、万一の事態に備え遠隔操作官が待機していました。そのため、車自体には操縦者は乗っておらず、助手席にデータ管理のための人が乗っていたようです。


で、実証実験は何回か行われたのですが、総じて上手くいったようで、歩行者が歩道を渡る際でもきちんと止まることができ、ウインカーを出して曲がることも問題なくできていました15km/hに抑えられていたとはいえ、対向車が来ても、停車も速度を不用意に落とすことも、かつ事故も無く運行できたのはよかったのではないかなと思います。


今後は、報道陣の列を見ても止まらないなどデータの精度を上げていく必要があるんでしょうね。突発的な事象が発生した時でも冷静に、人が乗っているような対処ができるかどうかもポイントになってくることでしょう。また、今回の実験場所以外でも同じようにできるか実験しないといけないわけです。色々な場所で同じような実験を行って研鑽をつんでほしいですね。
その間に、法的な問題も解決しなければならないでしょう。自動運転の場合、誰が事故を起こしたときに責任を持つのかをはっきりさせなければ、乗りたくても乗れなくなってしまうことでしょう。日本だけでなく、国連を含めた世界基準の問題になるので、すぐには決まらないでしょうけど、きれいな着地ができるようになってほしいものですね。


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Posted by alexey_calvanov at 23:27Comments(0)