2020年06月25日

【時代の寵児】セグウェイ生産終了のお知らせ【21世紀の乗り物】

電動立ち乗り二輪車のセグウェイが、今年の7月で生産終了するとセグウェイ社が明らかにしました。時代を先取りした乗り物としてもてはやされたものの、結局は世界で14万台ほどしか売れなかった時代のあだ花、鳴かず飛ばずの乗り物となってしまいました。


セグウェイは、2000年に「ジンジャー」というコードネームで登場し、ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズなどが革命的な製品ともてはやしたため、一体何なのだという思いだけが独り歩きしたのです。
2003年に一般販売されたものの、日本円で60万円と高値なだけでなく、ターゲット層に上手く訴求できなかったばかりか、環境に優しい車というには遅すぎる(最高時速は19㎞/h)・環境に優しいのなら近距離の乗り物なら自転車がある、乗り方や運転方法が難しい(転ぶ事故がしばしば発生し、死者も出た・体幹を使ってコントロールする方法が慣れるまで大変だった)といった難点だらけの乗り物になってしまったのです。
それでも、警察などの組織やガイドツアーのレンタルなどで活用されたのです。慣れてしまえばとても簡単かつ細やかな動きの取れる乗り物として重宝され、文字通り足代わりになったのです。

その後、セグウェイ社はイギリスの資産家に買収されたものの、その資産家がセグウェイに乗っていて死亡2015年に中国のメーカーであるXiaomi(シャオミ)(小米科技)の傘下の会社になるナインボット社に買収されました。

ちなみに、日本でもセグウェイは販売されていたものの、公道を走れない(一応ナンバープレート取り付けとヘルメット着用をしていれば走れるらしい)ため、主に法人の販売にしか活路を見いだせなかったが災いし、ほとんど売れなかったようです。まぁ、世界で14万台だし(苦笑)。


7月に生産終了となると、もうこの先乗れると称してところでも終了になってしまうだろうなぁ・・・。修理ができなくなるだろうから。このあたりでセグウェイに乗れるのは、中部国際空港だったよなぁ。終わっちゃう前に乗ってみようかしら。運転がきちんとできるかは置いておいて(爆)。


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Posted by alexey_calvanov at 23:35Comments(0)