2013年10月30日

11月からいよいよ070開始、来年11月にはナンバーポータビリティも

長いことやるやるといって、半ば詐欺状態だった(苦笑)、070の一般ケータイ電話への開放とPHSと一般ケータイ間のナンバーポータビリティがいよいよ始まるようです。


070の番号開放に関しては長いことやるやると言われていました詳細)。今回開放されるのは、070-1~4と070-7~9の番号(1~4、7~9の部分は4ケタにあたる部分)。

背景としては、番号の枯渇が迫っているという点が挙げられます。
2013年7月現在、日本の総人口(約1億2000万人)以上の普及台数を誇っているがために、残りの番号が350万ほどしか残っていませんでした。仮にこのまま右肩上がりが続けば、2014年早々に枯渇するという事態に陥る可能性があるため、緊急事態も兼ねて070の開放を決めたというわけです。
そうなったのは複数台持つ事態が増えたこと。いわゆる個人持ちと法人持ちをしている人や一般ケータイとデータ通信端末での複数台持ち、最近ではスマホと一般ケータイの複数台持ちもいると言います。かつて複数台持つ事象と言えば、ケータイマニアかビジネスマン(前述の個人持ちと法人持ち)くらいと言われていただけに、その爆発的な普及がわかるとも言える背景ではあります。

今回の070開放に伴って、約7000万開放されるということなので、仮に右肩続きで成長しても10年ほどは持つということになりそうです。

ちなみに、番号を決められるのは末尾4ケタにあたる部分だけなので、070が欲しいというのは基本的に無理な話になるので要注意。ただし、店によっては番号を選ばせてくれるケースはあるかもしれないものの、もしかしたら白ロムUSIMから番号を入れるというふうに変わっているのであれば、もう無理でしょうね・・・(昔は黒ロムといって、ケータイ(ないしはUSIM)の中に電話番号が仕込んであったので、好きに選ぶことができた)


この070の番号開放に併せて、いよいよPHSと一般ケータイ間のナンバーポータビリティが始まります。開始時期は今から1年後にあたる2014年10月の予定。おそらく第1週の木曜日あたりになるんじゃないのかなと勝手に予想していますけれども、このナンバーポータビリティ開始によって、PHSがどうなるのか気になるところです。
手軽で安価という点で見直されてはいるものの、値段面では実のところあまり変わらなくなってきているので、繋がりやすさというのがキーワードになってきています(その繋がりやすさの面では、東日本大震災の時に切れにくかったということで、見直されてはいるが、流動的)


PHSが草刈り場になるのか、あるいは盛り返すきっかけになるのか、全てはこの後1年間の動向がカギになると思いますけど、イーモバイルとウィルコムはソフトバンクグループに入っちゃってるから、かつてのDDIポケット時代(この時は現在のKDDIの傘下だった)よろしく、抜本的な改革はできなくなっちゃうかもしれないわなぁ・・・


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Posted by alexey_calvanov at 23:22Comments(0)TrackBack(0)