2019年03月18日

さらば、俺達のエス将

J2のジェフユナイテッド千葉・市原のファン・エスナイデル監督が解任されました。
選手として輝かしい成績を持つエスナイデル監督は、2017年に千葉の監督に就任1年目は12位にあったチームが終盤7連勝で一気に6位にまでジャンプアップ。そのままの勢いでプレーオフに挑んだものの、名古屋グランパスに負けたのが運の尽きあの時も『疑惑の判定』で負けたということもあり、ツキの無い監督だなぁと思っていました。そして、来年以降怖いなぁとも当時あの試合を観ていた私は思ったのです。

しかし、あの試合までがピークだったようで、2018年は14位とチーム史上最悪の成績に急降下。まぁ7連勝する前が12位だったことを思うと、実はそれくらいの実力しかなかったとも口の悪い人なら言いそうですが、後で少し説明しますけど、戦術ミスなんだろうねぇ・・・。
そんな順位だったにもかかわらず、契約上の問題だったのか、エスナイデル監督は残留し、今年に賭けることになったのです。当然ながら、エスナイデル監督は解任されるべきと思っていたサポーターからは不満と不安の声が挙がっていました。普通はそうだわね。ただ、FC岐阜のように20位でも残っちゃった例もあるから(汗)。何かすいません(爆)。

で、今年。
ちばぎんカップで柏レイソルに勝ち、幸先いいと思ったら、開幕すると4試合で2分2敗という去年以上に惨憺(さんさん)たる成績。遂にフロントも重い腰を上げて解任となったわけです。


エスナイデル監督の特徴として、ハイライン・ハイプレスと徹底した食事管理が挙げられます。
前者は、守備ラインを上げて攻撃的な布陣を敷くというもの。これにより、守備陣も攻撃に参加でき、早くボールも奪取できるという特徴があるものの、後ろががら空きになるので、一回後ろに放り込まれると、守備が崩壊するという諸刃の剣なわけです。不幸なことに、千葉の守備陣の足があまり早くないということらしいので、裏を狙われっぱなしとなって、大量失点というパターンが散見されました。現に2017年の岐阜×千葉では、4-6という試合をやらかしています今年でもアルビレックス新潟に4点、レノファ山口に5点だもんなぁ・・・。
後者は、脂肪分の少なく栄養価の高い食事を提供するようにしたことで有名になりました。中でも、キャンプ中の食事を見てお怒りになったエスナイデル監督が、玄米・味の無いパスタ・赤身肉などに切り替えるようスタッフ総動員であたらせたという逸話は特に有名になりました。中でも玄米食がインパクトを与え、エスナイデル監督に『玄米法師』という二つ名を与えられたほど
最後の試合になった水戸ホーリーホック戦では、白米のおにぎりが配られるという壮大な煽りを食らいながら引き分けということになり、一部では水戸のえげつなさを評価するだけでなく、『平成最後の米騒動』とまで称されていました。水戸ちゃん恐ろしい・・・。


これまで私達に数々のネタを振りまいたネタ監督だったわけですけど、やはりネタ監督が勝ち残れるほどJ2は甘くなかったとも。去年の段階で切れなかったフロントは責任を取って総退陣くらいしないとアカンわ。首のすげ替えで終わるかもしれんけど。


ちなみに、後任は江尻篤彦コーチが就任することになりました。この江尻コーチというのも以前監督をしていて、しかも成績不振で変わったことまで繰り返しやがった(苦笑)。彼自身は悪くないけど、実は彼が監督に就任した2009年はJ2に降格した年なんですよね・・・(2010年に退任)。まさかとは思うけど、この後この混乱を止められなければ、もしかするともしかするでコロン・・・となるわなぁ。
江尻新監督は、エスナイデル体制のいいところは残し、改善すべき点は改善すると述べているので、徹底した食事管理は見直され、ハイライン・ハイプレスも守備の面を変えてくると思います。一筋縄ではいかない相手になるのか、それとも崩壊の一途をたどるのか。全ては京都サンガF.C.・・・ってズッ友やんけ(ギャハ)!


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Posted by alexey_calvanov at 23:14Comments(0)