2022年01月06日

冬の新アニメ2022 その1 リアデイルの大地にて

冬の新アニメが、いよいよ始まりました。今期は、さほど多くない(とは言っても16本ほどある(苦笑))けど、それなりに面白そうかなと思える作品もちらほら例のあの作品が、どういうデキになるのか楽しみです(ニヤニヤ)。


さて、記念すべき1回目は、投稿小説サイトの小説家になろうが原作で、後にKADOKAWAのファミ通文庫から刊行されているライトノベルである「リアデイルの大地にて」です。
まぁ、原作はノーマークなのは、ほとんどの作品で言えることなんですけど、いわゆるなろう系なので、チート級の強さは当たり前にあるのではないかと思われます。


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。


主人公は不慮の事故で半身不随になり、病院で入院していたものの、ある時入院先の病院で停電となったため、生命維持装置の電源が落ちてしまったことにより、亡くなってしまう。しかし、その魂は、彼女が病床で遊んでいたオンラインゲームの世界に転生した。
・・・のだが、どういうわけか、そのゲームの世界から200年後の世界に流れ着いたのだ。彼女は、失われたスキルと限界突破をしたステータスを併せ持つ入エルフの女性として、新たな生涯を進むことになるのだが・・・。



というふう。


えー、話としては非常に淡々としながらも、わかりやすくてよくできている最初の街の主人(おかみさん)と子供達は非常に親切なんですよね。そして主人公自身も(200年引きこもっていたという設定ではあるものの)ステータスのおかげで周辺の敵にも容赦ない一撃を与えられるほど強く、周囲の人間が恐れる塔の中へもずけずけと入って行ける(笑)。塔の中では、彼女のことを知っているキャラがいて、詳細を教えてくれる点も、視聴者にはわかりやすい。
・・・んだけど、何とも言えない引っ掛かりがあって、淡々とし過ぎて面白味に欠けてしまっているんですよね。話の展開も悪くないし、面白くならない要素はないはずなんだけど、面白味が無いあまりにきれいに流れ過ぎて、話が引っ掛かってくれないんですよ。何とも言えない引っ掛かりが、面白味が無くて引っ掛かりにくいという矛盾した表現(苦笑)ですけど、事実なのですから仕方ない。


やはり流れるままに流される作品は、面白味に欠けてしまうのかねぇ・・・。もっと、グイっと引き込まれる要素があればよかったのにと思えてなりません。


放送局・放送時間の詳細は、「続きを読む」にて。


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Posted by alexey_calvanov at 21:41Comments(0)

2019年04月17日

春の新アニメ2019 その11 賢者の孫

春の新アニメ2019、11回目は元々は投稿ウェブ小説サイトである小説家になろうで掲載され、後にKADOKAWAのブランドの一つであるエンターブレインから刊行されているライトノベルが原作の「賢者の孫」です。
累計150万部を突破した作品が鳴り物入りで登場というふうなんですが、いわゆるなろう系は異世界転生モノが多いという話なので、今回のもご多分に漏れないのかなと思って見ますわ。


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。


主人公は、地球にある日本という国で生きたという前世の記憶を持った少年。産まれて間もない頃、魔物の襲来で両親を失ったものの、偉大な賢者である義理の祖父に拾われ、魔法使いとしてのキャリアを積むことになる。
前世の記憶が残っているがゆえに、魔法使いとしての才能を見出され、祖父の友人から鍛錬された武術も大したものになった主人公。しかし、義理の祖父がその才能を極限まで引き伸ばした代償として、世間知らずの少年となってしまい、有り余る才能と能力を持つがゆえに他の国に引き抜かれて悪用されないかと懸念されたため、成人したことをきっかけに世間と同世代の友人を得るために高等魔法学院への編入をすることになった



というふう。


1話目は、主人公と彼を育てた人物だけをフィーチャーし、魔法学院の仲間達はそれなりにしか出演しないという流れになったため、主人公のエクストラオーディナリー(風変わり)さはいかんなくわかった。テンポもよくて確かに面白い。でも、いわゆるなろう系の作品を抜け出せていないかなと。主人公が何でもできるという作品は、もう狩り尽くされてなおまだ刈ろう(酷い言い方をすれば、ほとんど木の残っていない山からさらに薪や建材になる木を探そうとしている感じ)というふうなので、今後それらとは違うんだよという『差別化』を計れなければ、凡庸な作品で終わってしまいそうでなりません。惜しい。


放送局・放送時間の詳細は、「続きを読む」にて。


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Posted by alexey_calvanov at 23:21Comments(0)

2016年01月17日

冬の新アニメ2016 その13 シュヴァルツェスマーケン

冬の新アニメ2016、13回目はPCゲーム「マブラヴ オルタネイティヴ」のスピンオフ作品で、KADOKAWAのブランドであるエンターブレインのファミ通文庫から刊行されているライトノベルが原作の「シュヴァルツェスマーケン」です。
この作品は、「マブラヴ トータルイクリプス」と同じスピンオフ作品で、同作品や「マブラヴ」より少し前を描いた物になっています。この「シュヴァルツェスマーケン」は昨年の年末にゲーム化されているので、その作品の宣伝も兼ねたものになっているものと思われます。


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。


1983年、異星生命体BETAが東から襲来。ドイツ民主共和国(東ドイツ)は祖国防衛とこれ以上の西侵阻止のため、絶望的とも言える防衛戦を強いられていた。
その中で、別名「黒の宣言(シュヴァルツェスマーケン)」と呼ばれる第666戦術機中隊は、BETA撃退数は最多を誇りながらも、味方の支援要請を顧みない、動けない味方は即刻殺すことから、「死神中隊」・「選別中隊」とも揶揄される立ち位置だった。また東ドイツ国内では、軍以外に国家保安省(シュタージ)が率いる秘密警察が横行し、事実上国内を統制していることから、軍内でも疑心暗鬼に陥るほどであった。

主人公は、シュタージに親や妹を殺され、彼らにおびえながら任務を遂行する日々を送っていた。


そんなある日、孤立する戦術機を発見する。その中にはドイツ連邦共和国(西ドイツ)の女性軍人が乗車していた。しかし彼女は、東ドイツへの亡命を申請し、シュヴァルツマーケンに入隊すると申し出たのだ。時に幻想的に東西の融和を訴える彼女に主人公は翻弄されながらも、厳しくなる戦況と国内の統制に立ち向かっていくことになる。


というふう。


前作にあたる「マブラヴ トータルイクリプス」もそうですが、今作もスプラッタ&スプラッタな作品になっております。まぁ、前とは違って直接的な描写(もちろんはっきりとは見せなかった)は少なくなりましたけど、明らかに殺すとわかるシーンは多かったように感じます。そして、今作では敵は味方の中にもいると思わせる描写もあり、事態がかなり深刻なこともわかります。


人物は多かったものの、とにかくBETAとシュタージは厄介な存在になりかねないということははっきりとわかり、初めての人でも飲み込みやすい展開になっていると思いました。あとは、とっちらけにならないように、話を飛ばさないことだけを心がければいいのではと思います。


放送局と放送時間の詳細は、「続きを読む」にて。


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Posted by alexey_calvanov at 23:25Comments(0)TrackBack(0)

2014年04月16日

春の新アニメ2014 その14 龍ヶ嬢七々々の埋蔵金

春の新アニメ2014、14回目はエンターブレインから刊行のライトノベルであるファミ通文庫が原作の「龍ヶ嬢七々々の埋蔵金」です。


この作品は、フジテレビ系のアニメ「ノイタミナ」で放送されています。私自身フジテレビ系列の放送をほとんど見ない人になってしまったので、この「ノイタミナ」に関して言えば、2012年秋に放送されていた「ROBOTICS;NOTES」以来1年半ぶりですね。

そして、この作品はファミ通コミッククリアでマンガ化もされているのですが、序盤に関してはファミ通でも掲載されていたんですね。ああ、あの作品がアニメ化になったのかと放送を見て気付きましたよ(汗)。いやはや何とも。


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。


八島重護はとある理由で学生特区である七重島にやって来た高校2年生。彼は嫌でもこの島で過ごすことになったため安い下宿を探すことになり、そこで偶然にも前払い45,000円という格安のアパートを契約できる運びになった

しかし、そのアパートは既に『下宿人』がいた。それはプリンしか食べることのできない自縛霊で、かつてはこの七重島の中心人物だったものの不遇の死を遂げた龍ヶ嬢七々々という女の子だった。


重護は七々々の無念を酌みとり、彼女を成仏させるために、彼女の遺した「龍ヶ嬢コレクション」を追い掛けながら犯人を探すのだった・・・。



というふう。


序盤はファミ通コミッククリアで見ている部分がほぼそのままに掲載されていたかなと思っています。龍ヶ嬢七々々という人物が自縛霊ながらも結構力の強い人物で、主人公の力を持ってしても圧倒される描写が鋭く描かれていましたね。やはり絵に動きがあると違うなぁと思わせる作品になりました。
出てくるキャラにクセがあるというのは見ていて嫌でもわかるふう(苦笑)なので、今後は主人公と七々々の関係の変化が気になるところです。主人公はどちらかというと熱血タイプの人間というふうなので余計ですわ。


放送局・放送時間の詳細は、「続きを読む」にて。


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Posted by alexey_calvanov at 23:52Comments(0)TrackBack(0)

2012年07月10日

夏の新アニメ2012 その6 ココロコネクト

夏の新アニメ、6回目はファミ通文庫で連載中のライトノベルが原作の「ココロコネクト」です。この作品は、原作となった小説から派生して、コミック・ドラマCDへとマルチ展開していきました(全てファミ通グループ内での展開)。今作が処女作だったにも関わらず、ここまで波及させられるのは正直すごいばかり。
なお、この作品は10月にゲーム化(PSP。バンダイナムコゲームスより発売)されることも既に決まっています。ますます注目作になっていくのでしょうね。今期が豊作なだけに、どういうふうに位置を確立できるかがポイントになるでしょう。


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。


私立山星高校は、生徒達に部活に入部することを義務付けているが、校則は比較的緩く、ある意味自由闊達な高校でもあった。その部活の中で、特に自由度の高い部活が文化研究部(文研部)であった。

文研部は、新聞を発行する以外は比較的自由な部活だった。その部活設立のいきさつもこの学校を反映しているようだった。
プロレスフリークで、プロレス同好会を立ち上げようと画策していた八重樫太一、先生にお任せする形で流れ着いた永瀬伊織、パソコン部に入部したもののほかの部員と衝突し行き場を失って流れ着いた稲葉姫子、かわいい物好きでファンシー部という架空の部活を書いて提出した桐山唯、同じく遊びサークル部というありもしない部活を書いた青木義文。このクセモノ5人が流れ着いて設立した部活だったのだ。


そんな日常をある出来事が突然打ち崩すことになった。文研部のメンバーの人格が何らかの原因で入れ替わってしまったのだ。
一体なぜ起こるのか?いぶかしがる稲葉をよそに、皆がその謎を考えていると突如また起こり、かつメンバーの内面を見透かされてしまい・・・。



というふう。


メンバーの個性がよく出ていて、見た感じはそれほど悪くはないのかなと思ったのですが、唯一不満な点があるとすれば、入れ替わりの場面が上手く生かされていないという点でしょうか。
突発的に起こる事象なので、元々描きにくいシーンではあるものの、一瞬場面転換で相手の視点に変わるシーンがあるだけで、入れ替わった対象が非常にわかりにくいなと思えてなりません。
ただ、この作品、主題歌がとてもよく、オープニングがeufonius(ユーフォニアス)・エンディングがTeam.ねこかん[猫] featuring. 天乙准花キング(ランティス)の隠し玉が大暴れしております(笑)。


まだこの先どうなるかわからないものの、いい作品が場面展開で台無しになることがこれ以上増えないことを祈るのみです。


放送時間の詳細は「続きを読む」にて。


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Posted by alexey_calvanov at 22:53Comments(0)TrackBack(0)