3月、いよいよ2023年度の決算期になりました。徐々にコロナ禍からの脱却が計られる中ではあるものの、まだまだもどかしい状況になっているふうではあります。実際に、今月はラインナップは多いものの、注目できる作品というと少ないんですね。コンシューマーというゲームが、今後どこまで持ち直し、ゲームとしてのジャンルで生き残っていくのか、気掛かりではあります。
そんなことを思いつつ、見ていきましょう。最初は、マルチ展開の作品の紹介です。
最初は、「ウイニングポスト10 2024」(PS5・PS4・Nintendo Switch・PC)(★)。
人気競馬シミュレーションシリーズの最新作。2024年に行われるレースの展望を見られる他、アイドルホースを育成することで競馬ブームを自らの手で巻き起こし、ファン以外にも目を向けさせられるようなムーブメントの育成も目的になります。もちろん過去の競馬史を追い掛けながら体感することも可能です。それ以外にも2024年に開始される国内のダート3冠が収録されたり、レース録画・再生機能も搭載されます。「ウイニングポスト10」のデータ引き継ぎで特典も得られるので、プレイしている方は、是非とも受け取っておきたいところですね。
2番目は、「マクロス -Shooting Insight-」(PS5・PS4・Nintendo Switch)(★)。
過去のマクロスシリーズ(「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」・「マクロスプラス」・「マクロス7」・「マクロス ゼロ」・「マクロスF」・「マクロスΔ」の6作)が登場する新感覚シューティングで、シューティング部分は、縦・横・360度と多彩なものになっています。敵の撃墜や妨害レーダーの破壊によって歌姫との通信が可能になり、それによって「Sync On」(歌声で戦闘が有利になる)といった歌姫のサポートが受けられるようになります。また1対1の模擬戦モードも搭載され、ここではマクロスシリーズの名シーンをゲットすることもできます。自分自身や他のプレイヤーのリプレイ機能の閲覧もできるので、戦術面での参考になるかも。
3番目は、「ラジルギ2」(PS5・PS4・Nintendo Switch)(★)。
2005年にアーケードで稼働した「ラジルギ」とその続編(2006年にアーケードで稼働した「ラジルギノア」ではないらしい)が収録されます。
ポップでチューンなシューティングとして話題になりましたけど、今作もそれは健在です。18年ぶりの新作も加わるので、ファンの方にはオススメの一品になりますね。
最後は、「PriministAr -プライミニスター-」(PS4・Nintendo Switch)(★)。
2013年にPCで発売した同作品の移植版。ベースになっているのは、2016年に発売したPS Vita版と思われます。そのため大きな追加要素は無いものの、据え置き機かつ任天堂ハードでは初展開になるので、今までプレイしたくてもできなかった人達には、待望の移植になったのではないかと思われます。
次回は各ハードの注目作の紹介です。