格闘ゲームに最適なコントローラーといえば、「セガサターンコントロールパッド」を思い浮かべることでしょう。完成されきったフォルムを見るにつけ、これを越えるものは、早々出てこないだろうと思わされます。
しかしながら、このコントロールパッド最大の欠点が、アナログスティックに対応していないこと。セガサターン発売当初は、アナログ入力に対応するソフトがまだ出ておらず、1996年あたりから徐々にアナログ入力に対応したソフトが登場してくるものの、それはプレイステーションやニンテンドウ64に限ったものになってきました。セガがアナログ対応ソフトを出すのは、1998年のドリームキャストからになるのではないかと思われます。
そんなアナログ対応コントローラーを付けたコントロールパッドがホリから発売されることになりました。
「ファイティングコマンダー OCTA for Windows PC」という、その名の通りWindows向けのコントロールパッドは、「セガサターンコントロールパッド」と同じく6ボタン制になっていながらも、同時押しがしやすいように天面配置に進化。「セガサターンコントロールパッド」が若干凹凸があったり、ボタンの大小があったりというふうでしたから、同じ大きさでフラットになっているのは、押しやすくなったと思えるでしょう。
そして、下部にはアナログスティックが配置されていますが、アンシンメトリーな配置になっており、倒れる角度が浅いことで素早い入力が可能になった「8角ガイド」を搭載した左スティックとメインの6ボタンを押す時に干渉し辛くするために低頭のスライド型になった右スティックが用意されています。方向パッドは、カスタマイズアプリで入力感度調整が可能になっています。
残念ながらワイヤレスコントローラーではないものの、重さは250gとそれほど重くはなっていません。今回はWindows用になっていますが、是非ともPSやNintendo Switchといったコンシューマー用も展開してほしいとも思います。
販売は2024年4月の予定で、ホリストア限定品となっていますが、Amazonや楽天市場でも購入可能とのこと。価格は6480円(税込)です。