2013年11月07日

東北は元気なことがよくわかる物産展

今週水曜(11/6)から松坂屋名古屋店で「東方6県大物産展」が開催されています。
丁度東北(宮城県仙台市)にホームグラウンドを持つ楽天が優勝を決めた翌々日ということもあって、夕方の閑散とする時間帯だったのにもかかわらず案外盛り上がっていたと思います。中には「楽天優勝したから特別価格でやってるよ」なんてところも・・・。


ISW11F_0130そんな中、個人的に思い入れのある店をピックアップ。


一つは、宮城県塩釜市にある「すし哲」のテイクアウトメニュー左は「ふんわりあなごとやわらか煮たこ」、右は「マグロと中おち巻き」。このメニューだけで店頭メニューのいい寿司が食える値段だった(泣)。
ここは、震災前にも震災後にも行ったことがあり、本当に美味い寿司を食わせてくれる店です。なお、この店も震災で起こった津波をかぶったのは以前書いた通り。



ISW11F_0131中はこんなふう。
実は、煮たこはすし哲の名物なんですけど、食べたことがなく、どんなものなんだろうと思っていたんですわ。



味に関しては、何も言うことはありません。美味いの一言ですから。
煮たこは柔らかくて、タレの味と酢飯の味との塩梅が丁度いい。もちろん一緒にあるあなごも柔らかく、噛まなくても溶けるような感触です。
マグロに関しては、青森県の大間で獲れたものなのもあってか、身が柔らかい。そして鉄火巻は中おちゆえなのか、食べてすぐに溶けてしまいました・・・。食べ終わるのが惜しいと思ってしまうほどに。


ISW11F_0132もう一つは岩手県久慈市にある三浦屋の「さんまの押しずし」
この時期に獲れたさんまを押し寿司にしたものです。



さんまの押し寿司は実のところ紀伊半島南部(三重県南部から和歌山県東部にあたる南紀地方)が有名なのですが、それと違うのはねりがらしを使っていない点。そのため、さんまの脂のノリが重要になってくるわけです。その脂のノリはくどすぎず臭みもなく、かつ酢飯とのバランスがいいので、ねりがらしが無くても十分に美味しいです。逆に言えば、紀伊半島のそれは脂がない時の方が美味しいので、全く逆の作り方と言えるのかもしれません。


この催しは11/11まで開催しております。復興の足を着実に速めている東北ならではの味を是非一度お楽しみ下さい。


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Posted by alexey_calvanov at 23:46Comments(0)TrackBack(0)