2018年11月29日

サークルKサンクス、まもなくおしまい

かつてはほぼ全国にあった、四大コンビニの一つでもあったサークルKサンクスが、いよいよ終了となります。最後まで残っていた東海3県と埼玉県の店舗(11/30まで営業するのは、愛知県と埼玉県にある3店舗のみ)が全て閉店、ファミリーマートへの転換(一部除く)を図ることになったからです。


サークルKおよびサンクスは共に1980年に1号店をオープン。このうち、サークルKはユニーがアメリカにあるサークルKとのライセンス契約を結び、後に日本での商号・商標を取得しています。
サンクスは総合ストアであった長崎屋を母体にして、1号店のあった宮城県に本社を構え、全国の有力な企業とフランチャイズ契約を結んでいったものの、経営母体があまり強くなく、長崎屋から総合商社の小野グループを経て、1998年にユニーとサークルKに譲渡されます。これ以降、業務提携から合併に舵が進み、2004年にサークルKサンクスになったのです。
しかし、一本化に難航し、結局サークルKとサンクスが並立したまま他のコンビニと戦い抜いたため上手くいかず、親会社のユニーの不振もあって、伊藤忠商事が同じ取引先だったファミリーマートとの合弁を推したため、、2014年に親会社のユニー共々ファミリーマートの傘下に入ることになりました。

ファミリーマートは、バラバラに展開していたサークルKとサンクスのブランドをファミリーマートに統一することを発表し、3年(2019年2月)のうちに終えるとされていました。ところが、ファミリーマートに転換した旧サークルKサンクスの店舗の売り上げが好調だったとことから、前倒しを決定今年の夏までとしていたところ、様々な事情で今月末までに延期となりました。


の近所のサークルKサンクスは、今年の夏までの間にファミリーマートに変わっていたので、まだ残っていたのかと。もっと感慨深いものになるのかなと思っていたんですけど、既にサークルKサンクスの商品は姿を消し、全てファミリーマートの商品に転換済なので、あまり感慨深さが沸かなかったんですね・・・。
それでも一時代を築いたコンビニ、さらに東海地方が本部だったコンビニということで、思い入れの深い方もいらっしゃったことでしょう。かくいう私も、初めてのコンビニはサークルKでした。商店街の角にあったコンビニで、足掛け四半世紀やっていたかと(ただし、既に閉店)。


親会社のユニーは、ファミリーマートの運営が強まり、さらにドン・キホーテの影響も受けることになりました。東京色の強くなったユニーは、名古屋で生き残れるのでしょうか。その試金石は、もしかしたらファミリーマートにあるのかもしれません。


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Posted by alexey_calvanov at 23:01Comments(0)

2017年08月24日

ユニー、サンチョになる

ディスカウントストアの最大手ドンキホーテホールディングスがスーパーとコンビニを有する大手の一つユニー・ファミリーマートホールディングスと資本・業務提携を結ぶことになりました。


ドンキホーテホールディングスはディスカウントストアのドン・キホーテを中心に、スーパーの長崎屋、ホームセンターのドイトを子会社にして運営しています。AKB48の支援をしていたことで有名で、秋葉原店にAKB劇場があるのは、その名残でもあります。
対して、ユニー・ファミリーマートホールディングスは、スーパーのアピタ・ピアゴ・ピアゴラフーズコア(その昔は基本的にアピタがユニー系、ピアゴ・ピアゴラフーズコアはユニーの子会社だったユーストア系だった。なお、同じく基本的にアピタが大型複合店、ピアゴは中小スーパー店舗の扱い)、コンビニのファミリーマートやサークルKサンクスを運営しています。元々は、スーパーとコンビニを運営していたユニーグループ(ユニーとサークルKサンクス)、コンビニを運営していたファミリーマートが合併してできた会社で、双方と取引のあった伊藤忠商事が合併の仲介をしたと言われています。


今回の資本・業務提携により、ユニー・ファミリーマートホールディングスが扱っているスーパーの中にドン・キホーテが参入する形を採ったり、閉店するユニー・ファミリーマートホールディングスが扱っているスーパーにドン・キホーテが居抜きの形で参入することもあるとのこと。また既に出店しているドン・キホーテの中にファミリーマートが展開されるケースもあるとのことで、双方のメリットを生かした出店を行っていくのかなと思います。

ただ、今回の提携劇で、ドン・キホーテとアピタ・ピアゴが近い店舗もあるでしょうから、その店が統廃合する可能性も出てくることでしょう。まだ提携レベルなのでそれほど多くは無いでしょうが、将来もっと踏み込んだ(いわゆる合併話になった)場合、店舗リストラは進むことになるでしょう。例えば名古屋市内だと、今池という地区に、ドン・キホーテとピアゴが近接しているので、将来的にどちらかを選択することになるのでしょうね。


これまでドン・キホーテは長崎屋やダイシン百貨店(現在はドン・キホーテの店舗を運営する子会社になる)、ドイトを傘下に収めているものの、ドン・キホーテ側から見れば、それほど大きくない会社でしょう。しかし、今回は日本の三大コンビニの一角を担い、かつ日本の大手スーパーの一角を担っている会社との資本・業務提携になります。
同じ名前の付いた小説「ドン・キホーテ」によれば、主人公のドン・キホーテは気狂いを起こした自称騎士で、お供に学はないものの、現実的なアドバイスができ、かつ知的な言い回しのできるサンチョを付き添い人にして旅に出ています。もし、今のドン・キホーテが小説のそれになぞらえれるとすれば、同著の中に出てくるサンチョよりも素晴らしい人物がお供に付いたとも言えます。しかし、小説とは違い、ドン・キホーテの妄言に愛想を尽かせて離れるようなことにならないかという心配も無くはないです(販売戦略の違いが特にそう思わせる)ドン・キホーテが正気を取り戻して現実的な運営(つまりはサンチョの話をよく聞く)のか、はたまた振り回すのか、見ものではあります。ただ、前者の場合、ドン・キホーテはまもなく死んでしまうそうで・・・(汗)。


ドン・キホーテ 全6冊 (岩波文庫)
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Posted by alexey_calvanov at 23:41Comments(0)