2013年11月11日

日本も他人事ではない

先日フィリピンに進行した台風30号。その台風の猛烈な風雨が中部に浮かぶレイテ島を中心に直撃する格好になり、通過中およびその後の被害状況がとんでもないことになっていることが地元のテレビなどを通じて報じられてきています
報じられている映像を見る限り、家々はことごとくなぎ倒されているばかりか、一面ががれきの山になってしまっている状況で、コンクリートで作られた建造物以外は跡形もない状況です。それを乗り切ったとしても、高潮でかぶった水が全く引いていない、大きな湖のようなふうになってしまっているところもあります屋根の上に人が乗って何とか飛ばされないように踏ん張っている姿や大人の背丈ほどある水をかぶりながら、何とかワゴン車にしがみついている姿がNHKや民放を越えて報道されているので、ご存知の方も多いでしょう。


まるで震災直後の姿をフィリピンの台風で再び垣間見るとは思ってなかった人もいるでしょう。しかし、この台風の惨劇は日本も他人事のように見られない側面もあるのです。

ご存知の通り、日本も台風がよく襲来する国でもあります。違うのは、勢力が強い状況で来るか否かなくらいですが、過去には室戸台風・伊勢湾台風をはじめとして、今回フィリピンに来た台風クラスのものが襲来することもあるのです。特に伊勢湾台風では、名古屋市をはじめとする都市圏が水没し、多くの犠牲者が出たことでも知られています
それゆえに、日本は台風災害のノウハウをフィリピンなど台風・ハリケーン・サイクロンで悩まされている国々に伝えていく必要性があるのです。もちろん、積極的な支援をしていくことも必要ですし、状況によっては自衛隊の派遣も必要になってくるのではないかと思います。相手国の要請が必要があるわけですけれども、すぐに向かえるように準備した方がいいと思っています。そして、民間も私達国民も出来得る限りの支援を行っていければと思っております。こちらも早いこと体制を整えてくれればと願っております。


奇しくもレイテ島は、第2次世界大戦において激戦地だった一つ。だからこそ何かしらの迷惑を掛けたお返しを時を越えて今行えれば・・・。


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Posted by alexey_calvanov at 23:59Comments(0)TrackBack(0)