2022年01月03日

誰も行かなさそうなところに行く旅 1日目 後編

SHV47_1997名松線から松阪で再び乗り換える。今度は、その先の多気に向かっても、8分ほどで乗り換えられるので、何にもないところで待ちぼうけにならなさそうだ。
多気では新宮行き、つまり目的地に行ける列車に乗れるのですが、どうしても寄りたいところに行こうと思って、途中下車。それが、尾鷲です。2019年に行ってるので、2年ぶりになりますね。
今回向かうところは、この地図には残っている場所になります。

ちなみに♪尾鷲節の一節が、ここで拝めます今は正午の時に流れるのは、2年前の時に確認済み。



SHV47_1998駅から歩いて30分ほどになるのか、目的地に。旧三田火力発電所のあたりです。
・・・あると思っていたものが無いというのは、こうも寂しいものなのか。がらんどうとした空を見るにつけ、尾鷲にそびえていたあの煙突の存在感の偉大さに気付くのでした。



その後は、道に少し迷いながらも、昔通っていた小学校を見て行き、国道42号を出て、おわせ魚センターおととに。晩御飯の買い出しをしながら、尾鷲の駅に戻ってきたのは、発車10分くらい前。実に2時間を『有意義に』潰したのでした(苦笑)。


午後5時12分発の新宮行きに乗ると、丁度午後7時に終点の新宮に着する。ここで明日の下見をしておけばよかったものの、南紀なのに夜は寒いというトラップに引っ掛かり(苦笑)、スタコラサッサと宿泊先に向かう

ちなみに、新宮市は、熊野川を挟んですぐ三重県なのにもかかわらず、名古屋の4局(+三重テレビ)が映らなかった(泣)。もう関西圏なんだというのを痛感させられると同時に、少しアンテナの向き変えれば映るじゃんと恨み節(苦笑)。


SHV47_1999さて、晩御飯を頂こう。


実は、おわせ魚センターおととに寄る前に、主婦の店にも寄っていたのです。しかも尾鷲市内にあると思われる3ヶ所全てコンプリートというオマケ付(ギャハ)。
最初(尾鷲駅前)の店で「さんま寿司」、最後(おわせ魚センターおととの隣にある)の店で「めはり寿司」を買ってきた。特に「めはり寿司」は大好きなのよね・・・。



個人的には「さんま寿司」の方が美味かったな(苦笑)。甘酸っぱい味付けで、ちゃんと辛子も塗ってあったようだし。「めはり寿司」は、ちょっと高菜の味がイマイチだったなぁ・・・。(店は違えど)同じ主婦の店製造なのに、どうしてこうなった。


SHV47_2000もう一つが、おわせ魚センターおととで買ってきたもの。
地の物と思われる「ぶり握り」(中央)に、明らかに地の物じゃない(爆)「数の子のうま煮」(上)と「サーモン握り」(下)をチョイスすごくお腹が空いていたのと、数の子が食いたい衝動に負けた(ギャハ)。



握り寿司に関しては、ものすごく脂の乗っていたものに。ぶりは確か冬が旬ですからね。美味くないはずがない。サーモンは意外だったけどね(ニヤニヤ)。
「数の子のうま煮」は、正月に食べるアレなんでしょうけど、醤油で煮たものなのに、薄味で美味しかったです。数の子もいい塩気の抜け具合なので、口の中でしょっぱく感じなかったのもよかったですね。


たらふく飯を食べた後は、明日に備え寝る・・・つもりだったけど、眼が冴えてしまったので、仮眠レベルに(苦笑)。何せ朝早く起きないといけないから、寝坊ができんというのもあって、寝られなかったのよね(泣)。
何はともあれ、1日目の夜は更けていき、いよいよ本命になる2日目に突入するのでした。


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Posted by alexey_calvanov at 20:55Comments(0)

2019年01月19日

実に久しぶりの尾鷲

正月休みのある日、何を思い立ったか、尾鷲に行くことに。
小学校時代に2年間住んでいたあの時以来、テレビで映像をよくは見たものの、実際にまた行ってみる事態になったのは四半世紀以上ぶり。30年になるのかなぁ・・・。


でも、いきなり行けるものかと心配でもあった。
尾鷲に向かうには、JRで特急に乗る(できなければ、電車を乗り継ぐ)方法と高速バスで向かう方法があり、今回は後者で向かうことに。朝一番に乗ってお昼過ぎに帰る(夕方に名古屋着)というふうで考えていたのです。
結果的に、朝一番に乗っても大丈夫なくらいの乗車率。朝一番だったから半分乗っていたかどうかのレベルだったのね。でも、その安心感は帰りにもろくも崩れ去るなんて、その時には露にも思っていなかった・・・


SHV39_4308高速バスに揺られておよそ3時間。ノンストップで向かえるバスだったので、あっという間に尾鷲に着いた感じ。
その国道42号線そばから見たのが、今回の目的地にある三田火力発電所
尾鷲の定点カメラに必ずと言っていいほど映るこの場所は、尾鷲のある意味シンボル的なところだと個人的には思っています。
尾鷲に着く前にも見えるくらい大きな煙突。私の子供の頃には、これよりも一回り小さい、赤白のカラーリングを施された煙突だったんですね。丁度尾鷲にいた2年間で建て替えが行われ、完成時はねずみ色の煙突だったんですよ。こんな青白のカラーリングじゃなかった(苦笑)。



SHV39_4312さらに近付いた感じ。
そういえば、国道42号線沿いは、昔と大きく変わったなぁ・・・
ロードサイドということもあって、昔は無かった大きな店(TSUTAYAやGEO)やコンビニ・スーパーがあちこちに。それだけ車の通りが多いんだね。
その代わり、市街に当たる部分にはコンビニなんて1件もない。昔からあるスーパーはあったようだけど、私の生活範囲が狭かったので、そこまで深く覚えていないのよね・・・。



SHV39_4315この三田火力発電所にやって来たのは、ただ一つ。時代の流れで廃止になることが決まったからです。
中部電力としては、火力発電はコストが掛かるのと環境負荷も大きい。さらに電力過剰に陥っているというのもあるらしく、この三田火力発電所が無くとも十分に電気の生産ができているとのことらしい。ただ、今後のことも考えれば、環境に優しい電力生産を行うんじゃないかなと思うのですが、いずれにしても尾鷲を象徴するこの場所が無くなるのは、市の財政的にも厳しいものになるのかもしれない
まだ跡地をどうするのかも決まってないらしいね・・・。



SHV39_4314そんな三田火力発電所のそばに、昔住んでいた家がある。身近な存在だったんですね。
今はもう1件同じような団地ができているようで、人口減少の続く尾鷲市の中で、意外なように思える。ちなみに、近くに勤務地になる尾鷲合同庁舎(いわゆる尾鷲税関)がある



国道42号線から尾鷲港まで歩いて歩いて歩き倒したので、少し疲れたなと思ったところに路線バスがやって来て、尾鷲駅まで一気に向かうこの路線バスは、松阪駅まで行くらしい。「路線バス乗り継ぎ旅」で新宮か熊野かから出てるバスだな・・・。

その尾鷲駅から、高速バスの乗り場まで歩いておよそ10分。まだ早いかなと思ってたら、もう結構並んでる(汗)。しかも帰省ラッシュと重なる時期だったため、乗れなくなる可能性もあるよと知らせていたので、乗りたい時間よりも一本早く乗ることにしたのだ。お土産を買うのもそこそこに。


SHV39_4319それでも、お昼ご飯は買わないと・・・。
と思い買ってきたのは、高速バス停留所(停留所の名前は「尾鷲市 / 尾鷲市民病院前」)そばにある「おわせ魚センターおとと」で買ってきた「さんまずし」。尾鷲というか南紀といえば、これですな。



SHV39_4320さんまの青々とした身が新鮮さを示していますなぁ。
ちなみに中にからしを塗っているのが、尾鷲をはじめとする南紀の「さんまずし」の特徴



さんまの甘酸っぱさとしょっぱさ、からしの辛さが混然一体となって、複雑な味わいになっているのよね。私は甘酸っぱい「さんまずし」が好きなので、塩気の濃いものより、今回のタイプをオススメしております


SHV39_4321こちらは、紀北町(旧海山町)を流れる銚子川日本最後の清流として話題になったあの川です。
あまりのきれいさに、真水と海水の分離帯(ゆらゆら帯)が見られるという珍しい現象が起こっているんです。テレビでご覧になった方も多いでしょうけど、そんな川が町の中に流れているんですわ。



SHV39_4322そして、帰りの高速バスの途中に寄ったサービスエリアで「大内山乳業のソフトクリーム」を買った
こちらは三重県南部ではおなじみの牛乳で作ったものなんですね。今では牛乳に関しては、名古屋でも売ってる場所があります。牛乳そのものも美味いよ。



クリーミーな牛乳の味が、ソフトクリームになってもそのまま味わえますね。懐かしいです。


SHV39_4323最後に紹介したいのが、「おわせ魚センターおとと」で買ってきた「九鬼水軍 虎の巻」錦花堂という九鬼地区で作られているお菓子です。
平たく言えば、カステラ生地にあんこを巻いたもの(クリームのものもあるらしい)です。



単純に甘いだけじゃなく、生地のモチモチさとあんのねっとりとしながらもクドくない甘さが後を引きます。こんなに美味いもんだったとは、正直知らなかったです。


今度尾鷲に行くのはいつだろうかと思いつつ、駆け足で尾鷲に行けただけでもよかったのかなと今は思っております。


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Posted by alexey_calvanov at 23:22Comments(0)