2014年12月13日

明日(12/14)は第47回衆議院議員総選挙の投票日です

選挙はまだ先だと思っていたら、急を突いて行ってきた解散劇。国民は何も考える余地のないまま選挙戦に突入したのではないのでしょうか。
そんな衆議院議員総選挙が明日(12/14)投票日を迎えます。既に期日前投票を済ませたという人も多いことでしょう。


SHL23_1024では、候補者の紹介(とはいっても、公職選挙法などに引っ掛かってもいけないのでモザイクありですが)も行っておきましょう。

ちなみに、今回のうちの選挙区の立候補者の掲示板。前回は4人でしたが、今回は2人増えて6人。前回以上に激戦となっています。

右上から、①減税日本②次世代③社民④自民⑤民主⑥共産の候補者
このうち、①の減税日本は地域政党一時国政政党になり、日本未来の党に合流したものの、惨敗に伴い解党以降は以前の地域政党を維持したままで活動しています。なお、この地盤を河村たかし市長に代わって守り続けていた(前回の選挙で敗退している)佐藤夕子さんは、名古屋市議会議員での立候補を表明しています。
②の次世代の党の候補者は2013年の参議院議員総選挙で無所属として立候補している経緯があります。
③の社会民主党の候補者は前々回(2009年)の衆議院議員総選挙で立候補している経緯があります。
④・⑤・⑥の候補者はそれぞれ各所属政党(④は自由民主党、⑤は民主党、⑥は日本共産党)の候補者として前回の衆議院議員総選挙に立候補しています。
このように、激戦ではあるものの、①を除き過去に出馬経験のある候補者で固められた選挙区とも言えるでしょう。



今回は前回以上に難しい選挙になりそうです。


まず盛り上がっていない状況
考えるべきことはたくさんあるのに、倦怠感というのかあきらめムードというのか、もはや時みんな勝つのではないかという意識が強く働いている感じがあります。師走という時期的な要因もあるでしょう。世論調査でも自民圧勝の報道が最終盤になっても出てきているので、投票を控える人が多くなるのではないのでしょうか。
加えて、今週末再び寒波に見舞われ、日本のほとんどで雪になる可能性があるということ。特に日本海側では大雪となる予報が出ているので、投票行動に大きな影響が出かねません。さすがに雪で動けない状況で行けとは言いませんが、できる限り、大丈夫な状況だと確認できたのならば投票に行ってもらいたいものです。

次に今回も多彩な争点があり、政党数は少ないものの、決めにくい状況です。
アベノミクスと称する経済政策・消費税増税の先送りは是が非か・脱原発・国防問題・震災復興・格差是正問題(特に重要なのは派遣社員が増え続ける今の社会構造が正しいのかどうか)・TPPの問題などなど。中には、大きな争点なのにもかかわらず、選挙公約に触れられていない部分もあり、こればかりは新聞などで情報を仕入れるしかないでしょう。


今回も全国の候補者をネット上で確認できます。さすがに今回ばかりは棄権に走るのは是ではない状況になってしまいました。それでもなお棄権に走るのは致し方ない部分もあります。ただ、これが与党の圧勝に繋がった場合、後悔しないかと危惧しています。だからこそ、できるだけ自分の考えに合う候補者を見繕い、支援することが一番後悔しないと思います。


この他にも、最高裁判所裁判官国民審査が行われます。こちらは各都道府県のサイトで見られるようになっています。


明日与党の圧勝で終わる結果が出るのではないかと思います。このことが今の日本に是なのか否か考えながら今後の政治を見て行くことなるのでしょう。
ご清聴ありがとうございました。


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Posted by alexey_calvanov at 23:27Comments(0)TrackBack(0)

2012年12月09日

(ここで取り上げるのは3度目の)解散

11月の末に、野田首相が矢継ぎ早に解散をちらつかせ、風雲急を告げたかのように解散に持って行きました。


ところで、2度目の解散で政権交代が実現しましたが、結局のところ自民党時代と変わらず毎年のように政権交代が相次ぐ政治になりました。
さらに、この混迷は東日本大震災後ますますひどくなったと見る人もいるでしょう。国内でも国外でも八方塞がりになったと感じている人も少なからず感じている人もいるのではないのでしょうか。
そんな中で起こった解散と選挙。その事態を象徴しているかのように、12政党が乱立する近年まれにみる激戦となっています(恐らくこの激戦は、初めて自民党が下野し、新党ブームの起こった1993年の衆議院議員選挙以来だと思う)


BlogPaint今回は候補者の紹介(とはいっても、公職選挙法などに引っ掛かってもいけないのでモザイクありですが)も行っておきましょう。

ちなみに、今回のうちの選挙区の立候補者の掲示板。ここにも政党の集合離散の影響が出ています。
右上より、①共産・②民主・③未来・④自民の候補者
このうち、③未来の候補者は旧民主出身で、同じく旧民主出身で、現在未来に入っている首長と共に新党に入って活動し、今回未来結成時に合流したという経緯があります。また、この未来の候補者が強いために維新が候補者を立てられないという事態になっています(これは基本的に愛知県内で言えること)。



前回は『史上最も面白い選挙』でしたが、今回は『史上最も難しい選挙』とも言えるでしょう。


まずは争点が多様化しているため、一方を立てると一方が倒れるという点。
消費税の問題・憲法改正の問題・中韓の外交問題・原発の維持か推進か廃炉か・TPPの問題・格差社会是正対策など挙げていけばきりがないです。
各候補者の間でも割れている部分もありますし、党と候補者の間で少々齟齬(そご)がある場合もあります。例えば、タカ的なマニフェスト(公約)を掲げていても、実際候補者はそこまで訴えてなかったり、推進ないしは維持を掲げていても、減らす方向で維持の人もいれば積極的にやっていこうという人もいます

もう一つは党が多岐に分裂しているため、党として入れるべきか否か悩む点。特にこの部分は比例の投票行動に関わってきます
小選挙区も党が左右する部分もありますが、最終的には個人の考えが影響してきます。しかしながら、比例に関しては個人の明記もできますが、基本的には党名を書いて投票するというふうになっています。党名で書くということは、ドント式で票が候補者に割り振られることになります。ということは、その地域の候補者の中で入れたくない人にも自動的に入ってしまうわけです。ということは、必然的に『比例で救う』行為に加担してしまうため、意中の候補者はいないものの、党は支持したいという人には大きなジレンマに陥るわけです。


ゆえに、今回の選挙はより一層と公約・選挙公報・政見放送・個人や党の演説が重要になるわけです。
毎度同じことの繰り返しになりますけれども、以下の点を注意して下さい。

①選挙公報は必ず目を通す。
選挙公報は、自分の選挙区に住んでいれば、必ず配られるはずです。候補者の情報を手っ取り早く知ることのできるものです。しかしながら、今回はかなり遅くなる可能性があります(ただし、公職選挙法によって投票日2日前には必ず配布しないといけないことになっている)。そのためというのもあり、かつ東日本大震災の影響で被災者が遠方に避難していることを配慮して、今回の選挙から総務省のサイトから全国の選挙区の選挙公報が見られるようになっています。是非とも活用しましょう。

②政見放送や遊説はなるべく見ておく。
個人を知る場として非常に重要なのは言わずもがな。特に党の要職にいる人や党首・代表など最高幹部が来る場合は党の考えを知ることのできる非常に貴重な機会です。平日がメインになるケースもあるので難しいですが、もし行ける機会があれば行っておいて損はありません。

③新聞やテレビをよく見ておく。
なかなか個人や党の考えが見られない時に、一番手っ取り早く知る方法です。マスゴミと揶揄されて幾年ですが、今でも貴重な情報収集手段でもあります。複数のメディアに触れておけば、どれが正しくどれが間違っているかというメディアリテラシー(情報取捨能力)も養えるようになりますよ。

④自分の中で主要となっている公約(争点)を各候補者ごとで見極める。
今回は公約(争点)が多岐にわたっており、どの候補者に入れようか迷うことになるかと思います。
自身にとって主要な公約(争点)、例えば原発と憲法問題と外交に関してはどう考えているのかを比較し、最終的な決断をできるように(頭の中ででも)表が作れるといいのかもしれません。そこまでできない場合、①②③を上手くミックスして作っていってもいいかもしれません。
ちなみに、東海4県・北陸3県・長野・滋賀では中日新聞の特設サイトで各候補者の公約(争点)を比較することができるので、該当地域の方は参考にして下さい。もしかすると他の新聞社も行っている可能性があります。地元新聞社のサイトで探してみる、ないしは地元新聞社に提案してみてはいかがでしょう。

⑤投票には必ず行く。
今回は今まで以上に難しい選挙ですが、行っておかないと将来に禍根を残しかねない選挙になります
政権維持に付け交代させたいに付け、一票がなければ始まりません。期日前投票という手段もあるので、日曜日に行けないという人も行くことができます。


今回は、将来の日本の行く末をかなり決めてしまいそうな感じもします。『風』任せで票を行ったツケを払う時が来たとも思えてなりません。本当の意味で候補者決めに悩んで下さい。そして自らの一票を、いかなる結果になっても行使して下さるようお願いします


衆議院議員選挙の投票日は12/16です。



なお、今回は最高裁判所裁判官国民審査も行われます選挙の候補者以上に知ることが難しいとは思いますが、過去の判例を参考にして、誰を罷免するのか決めておくようにしましょう


ご清聴ありがとうございました。


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Posted by alexey_calvanov at 23:40Comments(0)TrackBack(0)