2016年03月02日

古参のPCゲームメーカーがまた一つ消えてしまうかもしれない

1990年代のPCゲームを知っている人およびその歴史を語るうえで外せないメーカーの一つとして挙げられるエルフ。かつては「東のエルフ、西のアリス(アリスソフト)」と言われたほど隆盛を極めていたのですけれども、今年の3月末をもって公式サイトが閉鎖されるそうです。メーカーそのものが継続になるかどうかは今のところ未定です。


エルフは1989年に設立(作品はその前年から発売されていた)。他メーカーから独立したスタッフが結集して立ち上げられたもので、シナリオライター・ゲームデザイナーだった蛭田昌人さんが中心となって進められていきました
主な作品を挙げるだけでも結構あり、ドラゴンナイトシリーズ・「野々村病院の人々」・同級生シリーズ・下級生シリーズ・河原崎家の一族シリーズ・「遺作」・「臭作」・「鬼作」・「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」など数多くの作品を残しました中にはコンシューマーに移植された作品もあり、エルフ直々に移植を行った作品もあります。

しかし、蛭田昌人さんが社長を引退した2000年代から徐々に会社が斜陽化していきます。特に2005年以降はスタッフの退職や過去の作品の譲渡(主にDMM.com。「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」はコンシューマー作品としてMAGES.(5pb.Games)に譲渡されている)、新ブランドを立ち上げてもすぐに解散などが重なって、ますます斜陽化が進みました。そして2014年に事実上のゲームの開発部門だったシルキーズが解散され、その翌年をもってゲーム開発も終了し、過去の資産を切り売りする状況になっていました。


メーカーそのものはどうなるかわからないので何とも言えないですが、事実上ゲームメーカーとしての活動は終了ということを意味するのではないかと思います。そう思うと、一つの時代が終わったという言葉がしっくりきます。ただ、ここ数年は活動が表立っていなかったというのもあって、実質終わっていたとも取れるでしょう。それだけゲーム業界も厳しくなってきているのだなと。
でも、これだけ厳しいPCゲーム業界の中で四半世紀以上生き残ってきたという事実は変わらないし、その中で数多くのヒット作を生み出したことも、時代が今とは違うとはいえすごいことには変わりありませんエルフが今後無くなったとしても、ダウンロード販売で遊べますので、過去の名作を遊ぶ機会は失われないと思います。今でも十分に遊べる作品ばかりなので、時間があれば是非に。


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Posted by alexey_calvanov at 23:55Comments(0)TrackBack(0)