2017年05月16日

東北へ行く2017③ 荒浜へ

SHV32_0795お昼ご飯も食べ終わり、これから地下鉄東西線に乗って、終点の荒井駅まで向かいます
東西線は2015年に完成。震災での建設中断など紆余曲折のあった路線でもありました。この路線にも「鉄道むすめ」がおりました名前は青葉あさひで、仙台市交通局の職員です。
東西線の電車は結構コンパクトでした。名古屋の地下鉄より一回り小さいのかなと思いましたね。でも、設備は最新鋭名古屋の地下鉄でもほとんどない小型ビジョンが設置されていました。



SHV32_0796仙台駅から揺られること約15分。終点の荒井駅に着きました。
この駅構内には、せんだい3.11メモリアル交流館があり、2015年の駅開業と同時にオープンしました(フルオープンは2016年2月)。
中は、1階が交流スペースで、これから向かう荒浜地区とかつて向かったことのある蒲生地区の震災前と震災後の比較展示(スライドショーによるもの)が見られます。震災関連の資料が置かれているのもここです。2階は常設展示と企画展示のスペースになっています。
バスの時間があったので、スライドショーと展示をざっとになりましたが見て行きました。改めて5年以上経った今でも、復興道半ばであることがわかるだけでなく、蒲生・荒浜の2地区は人の住めないところになってしまったのが、残念でならないです。再び大きな津波が襲ってきた時に取り返しがつかないのはわかっていてもです。



SHV32_0797こちらは、浪分桜
東日本大震災を祈念して、京都にある枝垂れ桜を植えたものです。『浪分』という名は、駅から南西2kmほどにある浪分神社から来ています。



この荒井駅はバスターミナルにもなっており、仙台市の南東部に向かう拠点になっています。ここから農業園芸センター前経由旧荒浜小学校行きのバスに乗ります。
荒井駅から農業園芸センター前までは新興住宅地が並んでおり、きれいな街並みになっていました。


SHV32_0820農業園芸センター前のバス停近くにあるTBCラジオ(東北放送)の送信所。こちらは、荒井ラジオ送信所と呼ばれ、TBCラジオの本局でもあります。出力は20kwあり、宮城県の全域と周辺県の一部もカバー(約519万人・約185万世帯)する大出力局でもあります。
その本局も東日本大震災の前では無力と化し、津波による停電と非常用燃料の枯渇で一時停波する事態になりました。しかし、テレビのキー局でもあるTBSの支援により数日で復旧しています。
現在は、太陽光発電で電気を得ることができるようになっており、非常事態でも常に大出力の電波が流せるようになっています。



このあたりまで来ると、新興住宅地はまばらになり、かつて見たような、壊れたガードレールや家があったと思しき跡が見られるようになります。そうです、『被災地』です。
その被災地の中心に遺されたのが、旧荒浜小学校。生徒数の減少で今年の春に廃校になり、4/30から震災遺構として再オープンしました。次回は、その旧荒浜小学校を訪ねます。


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Posted by alexey_calvanov at 23:07Comments(0)TrackBack(0)

2014年05月11日

東京と東北へ2014③

翌日。チェックアウトギリギリまでいたので、時刻はもう午前11時近く。しかし、これから深夜0時過ぎまで仙台にいることになるので、約半日歩き回るわけですよ。そう思えば、この時間でもまだ早いくらいだ・・・そう思いつつ最初の目的地へ。

今回の巡礼で役に立ったのが、聖地巡礼アプリ。これはスマホで調べながら目的地に向かえるという優れモノです。GPS機能付地図も用意されているので、迷うことはほとんどないでしょう。電池の食いさえ気にならなければ、十二分に使える代物です。行かれる際にはインストールしておくことをオススメします。しかし、時代の流れというものよのぉ・・・。


SHL23_0161さて、ホテルから歩いて10分弱。最初の目的地、勾当台(こうとうだい)公園でございます。仙台市民の憩いの場となっております。

こちらは、劇場版の舞台として登場したライブステージのモデルになったところです。♪7 Girls WarのプロモVでも登場したので、ご存知の方も多いかと。<ああ、あのWUGのメンツがパン(もがもがもが)。
・・・口が裂けても、それを言うてはならん(汗)!ならんぞ!

ちなみに、勾当台公園の筋向いには仙台三越というさくら野百貨店と並ぶ仙台の2大百貨店があるのですが、そこで丁度北海道物産展をやっており、行きたくて行きたくてうずうずしてたね(ギャハ)。



SHL23_0244そんな後ろ髪に引かれる思いをしながら、地下鉄に乗って、勾当台公園駅からは北隣(泉中央方面の次)の駅である北四番丁駅へ向かうことに。
今回、地下鉄を乗る時にお世話になったのが、一日乗車券
地下鉄しか乗れないものですが、基本的にバス移動をするよりも時間が読めるのと、隣の駅ながらもちょこちょこ降りることが多いので、重宝するのではないのでしょうか。
もちろん、バスのみの一日乗車券もありますが、後述することになる循環バス「るーぷる仙台」では利用できないので、個人的には地下鉄の一日乗車券だけで十分だと思います。



SHL23_0179ところで、作中では、Suicaと思しきICカードを改札口でタッチして通り抜ける姿が描かれていましたけれども、実はまだ仙台市交通局ではICカードは発券されていないのです(ただしJRならば、JR東日本のSuicaは利用できるので、制作者の設定ミスなのではと推測)。
しかしながら、2014年12月から南北線よりICカードicsca(イクスカ)が利用できるとのこと。
将来的にはバス(市営バスだけでなく民間の宮城交通も含む)・JRにも利用可能となっております(他の地域との相互利用が可能かは不明)



SHL23_0182既にicsca対応可能な改札口も設置されております。



SHL23_0162そして、仙台市交通局もう一つのトピックは、東西線開業
1970年代から計画されていたものの、紆余曲折を経て2005年より建設開始。しかしながら、難工事や東日本大震災での被災もあり遅れに遅れ、計画された全線が開通するのは2015年(ただし2013年には貫通完了)にまでになりました。
開通すれば、山間部になる仙台市西部や狭い道が多い仙台市東部のアクセスが飛躍的に向上し、仙台城址や八木山運動公園などへも行きやすくなると言われています。



SHL23_0177さて、その南北線に乗って次の駅になる北四番丁駅を降り、歩いて数分。「Wake Up, Girls!」のメイン舞台になるところに到着しました。
ホントに色々なところがあるわ(笑)。



SHL23_0163最初は、熊谷屋という和菓子屋
ここは、メンバーの一人である林田藍里の実家として使われていました。
この日は日曜日ということもあって、休業していました。残念。
店が開いていれば、ここで作品に関連した商品が買えたのですけど・・・。



SHL23_0172そこから歩いてすぐ、店のある方の反対側に、こちらも作中で登場した薬屋が。



SHL23_0164そして、さらに少し歩いたところ、熊谷屋のそばに、WUGの事務所になるグリーンリーヴス・・・正確には学習塾があります。
作中のまんまですな(ニヤニヤ)。他の店も含め、このあたりはホント丁寧なロケーションが行われているわい。
そう考えると、藍里の家は事務所から結構近いのね、実際は。



SHL23_0165その反対側には、布団屋があります。この場所もロケーション通り。



SHL23_0167で、さらにそのそばには、仙台フォーラムという映画館があります。
正確には映画館をメインにした複合商業施設と言うべき場所なのかしら。映画館としてはミニシネマというのが適切なのかもしれません。
作中では近所として描かれていますけれども、実際は近所どころかお隣さんという位置付けです(苦笑)。



SHL23_0168仙台フォーラムは、往年の作品のワンカットが貼られていて、ちょっとしたノスタルジックに浸れます。
「ローマの休日」なんか貼ってあるなんて、ちょっと粋ですなぁ。



実は、仙台フォーラムの中には、もう一つ紹介したい場所があるのですが、そこに関しては次回大きく割きます(ニヤニヤ)。


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Posted by alexey_calvanov at 22:51Comments(0)TrackBack(0)