2014年06月05日

伊原休養だってよ

今年のパリーグは何とも波乱です。


病気による療養を理由に休養することになった楽天の星野仙一監督に続き、成績不振を理由に西武の伊原春樹監督が休養をすることになりました勝ち試合になった日に休養することが明言されたので、本人も自分で決めたこととはいえ何とも悔いる結果になったのではないのでしょうか。


伊原監督は西鉄時代から西武時代まで選手として在籍(ただし一時期巨人に在籍歴あり)していた数少ないプレイヤーの一人で、現役引退後は巨人・阪神でコーチを務めた後、西武のコーチを経て監督に就任しています。その監督も東尾修さんの勇退に伴う就任で、本来は現役捕手として活躍していた現在ロッテで監督を務める伊東勤さんが現役生活にこだわったために回ってきたという、これまた本人には不本意なスタートだったと思います。
しかしながら、周囲の思いとは裏腹に、就任早々いきなり優勝翌年も2位という好成績を挙げながら、伊東さんが監督に就任することに伴い辞任。しかしその手腕を買ったオリックスが就任を打診し、2004年から監督に就任したものの、成績不振と近鉄との球団合併問題の煽りを受けて事実上の解任となりました。

その後は2007年に原監督の下で巨人のコーチ(WBCが開催された2009年には監督代行を務める)を2010年まで務め、巨人の職員を経て解説などを行っていました

2014年に成績不振を理由に解任された渡辺久信さんの後を受け監督に就任し、徹底した管理野球で厳格な規律の下で黄金時代の再来を狙ったものの、結果的には開幕3タテ、パリーグ最速の30敗と不本意な成績となり、先日の休養宣言となったわけです。


まぁ、選手に対していい監督であってはならないという立ち位置だったために、鬼軍曹とも揶揄される選手には厳しく接する監督だったのが災いしたのでしょう。規律にこだわったために選手とのあつれきが生まれ、息苦しさを覚えた人も少なくないでしょうね。お察しします。
ただ、この伊原体制で見出された選手にとっては、後任の田辺徳雄コーチがどういう采配をするのかわからないだけに、戦々恐々としているのではないのでしょうか。しばらくは伊原ショックに悩まされることでしょう。西武の明日はどっちだ。


ちなみに、オールスターは昨年上位のチームが監督・コーチを務めるため、その上位だった楽天・西武で監督代行が指揮とサポートをするという異常事態にもなってしまいました。星野監督がオールスターだけ戻って来るという選択肢もなくはないですが、病気の内容が内容だけに無理はしてもらいたくないですねぇ・・・。


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Posted by alexey_calvanov at 23:58Comments(0)TrackBack(0)