2020年09月21日

ゼム爺さん休養だってよ

まぁ、事実上の解任だと思います。


FC岐阜のゼムノビッチ・ズドラブコ監督が9/21の練習から休養に入ると公式サイトで発表されました。監督代行は仲田建二ヘッドコーチが務めることになります。休養がいつまでなのかは不明です。ゆえに、私は事実上の解任だと見ているのです。
ファン・サポーターとしては、そんな見方はしないでほしいと思いたいのでしょうけど、7勝4分4敗の7位で、2位との勝ち点が10に開いてしまっている現状を考えると、ここで手を打たないとアウトだとフロントが判断したのでしょう。意地でもJ2に行くという選択肢をチョイスしたのねと思いましたよ。
まぁ、メインスポンサーの日本特殊陶業のサンクスマッチであの惨敗劇ですから、当然だわなという見方もできます。来年もスポンサードしてくれるのか心配になりましたから。

これで、来年のビジョンがどうなるのか。今年J2復帰に失敗した場合、予算は大きくガタ落ちするでしょう。銀行の融資などカネの無心を受けてまで選手維持を図ってJ2復帰を目指し直すのか。分配金が減ることを見越して資金プールを図っておくのか。減った予算内でやりくりするのか。その時にならないとわからないでしょうけど、少なからずネームバリューのある選手と岐阜で活躍した選手は(引退も含め)流出必至でしょう。そうなると岐阜は10年経ってもJ3から脱出できないばかりかFC町田ゼルビアの時よろしくアマチュア落ちの可能性もはらむことでしょう(これは今後のJリーグの方針次第ですが)。


思うに、新しい監督はメンタル面で鍛えられる人じゃないとダメでしょう。鉄拳制裁止む無しという前時代的な行為は望んでいませんけど、それくらいの勢いでメンタル改善を図らないと逆転勝ちのできるチームは育たないのかなと思いましたね、今年の先制された後に勝てない事情を見るにつけ。
そう思うと、パワハラ問題で解任された曺貴裁(チョウ・キジェ)さんを引っ張り出さないといかんなぁ。指導法に問題アリと言われているけど、人を育てる部分では、これ以上に適任な人はいないと思うよ・・・。


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Posted by alexey_calvanov at 23:40Comments(0)

2016年08月09日

谷繁、事実上クビだってよ

中日ドラゴンズの谷繁元信監督が、シーズン途中での休養を発表しました。同じく佐伯貴弘守備コーチも休養することになりました。中日の佐々木社長は谷繁監督の休養を球団側が要請したものということを明らかにしたので、事実上の解任になったとも取れます。


谷繁監督は、2014年から高木守道元監督の後を受けて選手兼任(中日では1955年の野口明さん以来59年ぶり3人目)という形で就任。マスクをかぶりながらチームの指揮を執る(ただし、森繁和ヘッドコーチが谷繁監督がマスクをかぶっている時の監督業を代行していた)という変則的な体制になっていました。
しかしながら、選手兼任時代は4位(2014年)・5位(2015年)と振るわなかったことから、若手の活躍を期する意味も込め、選手としての活動を終え、監督専任で今年は臨んだのです。奇しくも同じ現役で活躍していた巨人の高橋由伸監督が監督専任で指揮を執ることになったのですが、戦力の差こそあれど、対照的になってしまったのが印象的です。
今シーズンは外国人を中心に新戦力を整えたものの、序盤だけよかった以外はいいところなし。特に投手陣が崩壊している状況で、中継ぎ以降の構築に失敗したとも言える状況になっています。抑えがいないというのはどうしようもないわねぇ・・・。


まだ盛り返せる位置にあるとはいえ、最下位では休養(解任)やむなしでしょう。森繁和監督代行の下、振るわない投手陣の再建を早いこと行うべきでしょう。ここはトレードでもいいので、中継ぎの補強を行うべきでしょう。あとは活きのいい若手でローテーションを回していくか。ただクライマックスシリーズに行きたいとなった場合は、実力のある選手の奮起がカギになるでしょう。


問題はその後、シーズン終了後になるであろう後任監督選びでしょう。
待望論はあるものの、諸問題で就任は無理とされる立浪和義さんかなるのか、それ以外のOB招へい(鈴木孝政さん・小松辰夫さん・中村武志さんなど)なのか、それとも2軍監督の小笠原道大さんが昇格するのか、予断は許さないですね。


しかし、今年は東海地方のプロチーム受難の年ですなぁ。ここまで来て、あのクラブは動かないという、何という残留力(爆)。


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Posted by alexey_calvanov at 22:58Comments(0)TrackBack(0)

2014年06月05日

伊原休養だってよ

今年のパリーグは何とも波乱です。


病気による療養を理由に休養することになった楽天の星野仙一監督に続き、成績不振を理由に西武の伊原春樹監督が休養をすることになりました勝ち試合になった日に休養することが明言されたので、本人も自分で決めたこととはいえ何とも悔いる結果になったのではないのでしょうか。


伊原監督は西鉄時代から西武時代まで選手として在籍(ただし一時期巨人に在籍歴あり)していた数少ないプレイヤーの一人で、現役引退後は巨人・阪神でコーチを務めた後、西武のコーチを経て監督に就任しています。その監督も東尾修さんの勇退に伴う就任で、本来は現役捕手として活躍していた現在ロッテで監督を務める伊東勤さんが現役生活にこだわったために回ってきたという、これまた本人には不本意なスタートだったと思います。
しかしながら、周囲の思いとは裏腹に、就任早々いきなり優勝翌年も2位という好成績を挙げながら、伊東さんが監督に就任することに伴い辞任。しかしその手腕を買ったオリックスが就任を打診し、2004年から監督に就任したものの、成績不振と近鉄との球団合併問題の煽りを受けて事実上の解任となりました。

その後は2007年に原監督の下で巨人のコーチ(WBCが開催された2009年には監督代行を務める)を2010年まで務め、巨人の職員を経て解説などを行っていました

2014年に成績不振を理由に解任された渡辺久信さんの後を受け監督に就任し、徹底した管理野球で厳格な規律の下で黄金時代の再来を狙ったものの、結果的には開幕3タテ、パリーグ最速の30敗と不本意な成績となり、先日の休養宣言となったわけです。


まぁ、選手に対していい監督であってはならないという立ち位置だったために、鬼軍曹とも揶揄される選手には厳しく接する監督だったのが災いしたのでしょう。規律にこだわったために選手とのあつれきが生まれ、息苦しさを覚えた人も少なくないでしょうね。お察しします。
ただ、この伊原体制で見出された選手にとっては、後任の田辺徳雄コーチがどういう采配をするのかわからないだけに、戦々恐々としているのではないのでしょうか。しばらくは伊原ショックに悩まされることでしょう。西武の明日はどっちだ。


ちなみに、オールスターは昨年上位のチームが監督・コーチを務めるため、その上位だった楽天・西武で監督代行が指揮とサポートをするという異常事態にもなってしまいました。星野監督がオールスターだけ戻って来るという選択肢もなくはないですが、病気の内容が内容だけに無理はしてもらいたくないですねぇ・・・。


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Posted by alexey_calvanov at 23:58Comments(0)TrackBack(0)