2014年04月18日

春の新アニメ2014 その16 僕らはみんな河合荘

春の新アニメ2014、16回目は月刊ヤングキングアワーズで連載中のマンガが原作の「僕らはみんな河合荘」です。
春の新アニメの中では一番の注目作になったのではないのかと個人的に調べていた時に感じましたね。
作者の宮原るりさんは「恋愛(ラブ)ラボ」といった4コママンガを描いているマンガ家ですが、今作は自身初のストーリーモノになっています(ただ、コメディマンガの要素はそのまま残っている)。また、作中の舞台も、過去の作品にならって岐阜市周辺になっているのですが、「恋愛ラボ」などで見られた作品間のリンクは行われていないとのこと(ただし、過去に特別編で繋がりを持たせたことはある。恐らく「恋愛ラボ」が芳文社、今作が少年画報社と販売元が違うためと推測)。


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で推測)。


主人公の宇佐和成は高校1年生。親は転勤になったものの、頼みこんで自身は岐阜に残ることになった。ただ、親が勝手に選んだ河合荘という平屋の木造下宿に住むこととなった。

河合荘は男女が共に住む下宿ではあるものの、男子は女子が住む部屋周辺に入ることは許されず、万一入ってしまった場合、竹刀・釘付バット・ペッパースプレー・スタンガンなどでキツい制裁を加えられることになってしまう。
また、そこに住むのも超の付くほど個性的な人ばかりが住んでおり、和成は隣人であるシロこと城崎の超ドMな変質者っぷりに入居を拒否しようとさえ思ったほど。ただ、それを思い留めたのは、和成の1年先輩で図書館室で出会った彼にとって理想の女子である河合律が入居していたからである。しかし、彼女はいわゆる本の虫で、それ以外には全くと言っていいほど感情は見せない・愛想もない、そして口数は異常に少なく、あまつさえ、いつも焦燥感に駆られたかのようにしか見えないそぶりしか見せないのだった。
それに加え、酒乱で男癖の悪い錦野麻弓というOLまでいて、もう和成の苦悩は尽きない。


まさに、和成の中学時代に見せた『変人ばかりが寄って来る不運』を見せ付けた格好になったのだが、律のことが気になる和成は、河合荘で起こる様々な障壁を乗り越え、率との関係を深めることができるのだろうか?



というふう。


前評判通り、作中の出来が一番と言っていいほどしっかりしています


舞台になる岐阜の町並みも再現されています(特に誰でもわかる金華山と長良橋のシーンはとてもよくできてる)し、河合荘玄関にはディティールの濃い岐阜市の地図が貼ってあって、地元民歓喜ですな。
登場人物も30分の枠の中で超個性的な人物像をきちんと出しており、かつメリハリの利いたコメディにもなっており、あっという間に時間が過ぎていく格好ですね。


まだもう一人登場人物がいるのですが、これ以上1話に詰め込むよりも、少しずつ見せていけばいいと思います。地元ということを差し引いてもオススメの作品です。


放送局・放送時間の詳細は、「続きを読む」にて。


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Posted by alexey_calvanov at 23:46Comments(0)TrackBack(0)