2023年05月10日

東北へ行く2023⑤

5/2、この日も大型連休の合間の平日でしたが、会社の方で休みというふうになりました。


この日も朝一番の列車に乗って、今回の2大目的地の一つに向かいます。実は、そんなに急がなくとも目的地には行けるのですけど、列車のダイヤが1時間に1本も怪しいものになっており、2番目の列車に乗ると、最初の目的地に行けない下手をすれば、帰れなくなるかもしれないので、今回は始発列車に乗っていくことにしたのです。


久慈駅から始発列車に乗って揺られること約1時間と少々、青森県へ既に入った列車は、八戸市にある大久喜駅で途中下車しました。
この駅名でピンときた方は、よく読んでらっしゃる方ですね。そうです。7年前に訪れた場所に向かいます。


SOG03_071257大久喜駅から歩くことおよそ10分。坂を少し下った格好で見えてきたその先にあるのが、今回最初の目的地になる厳島神社です。



SOG03_072021神社の近くに来たら、「奇跡の鳥居」と書かれたプレートが設置されていました。2021年に設置されたものだそうです。
このプレートには、厳島神社にある笠木の顛末が書かれています。このあたりの話は、以前に書いているので、そちらを参照して下さい。



SOG03_073904大久喜漁港にある飛び出した部分からズームで撮った厳島神社。手前にある3つの鳥居の上に付いているのが、笠木です。



滞在時間は、駅への往復時間も含め1時間ほど。本当は長いかなと思っていましたけど、実際行ったらあっという間の時間になりました。駅に着いたら、次の列車まで5分あるかないかの時間に差し迫っておりました。
久慈駅から発車した2番目の列車で、八戸駅まで向かい、そこから青い森鉄道に乗り換え、終点の青森駅まで。ここから先に向かう列車に乗ろうと思ったものの、少し時間があったので、途中下車できる切符であったこともあり、改札を抜けて青森駅の駅ビルでいじいじと悩みながら、近所のコンビニで酒を買い、つまみになるものを大急ぎでチョイスして、再び次なる目的地に向かう列車に乗り込んだところで、次回に続きます(苦笑)。


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Posted by alexey_calvanov at 23:45Comments(0)

2016年05月07日

東北の旅2016⑤ 東京まで飯を食らって一休み

電車は無事に八戸駅に着き、新幹線の乗り換えまで少し時間があるので、朝から何も食べていないことも手伝って、お弁当を2種類買うことに。そして、NewDaysを覗いていたら、あら工藤パンじゃないのよ・・・というわけで、工藤パンも買っていく(苦笑)。ヤマザキ進出が遅れた原因にもなった工藤パン、どこにも見掛けないと思ったら、こんなところで見掛けようとは。


SHV32_2423では新幹線も来たので、席に座って早速頂きましょう。
最初は、吉田屋の「スタミナ源たれ牛焼肉弁当」



SHV32_2425中はこんなふう。
青森県ではポピュラーな焼肉のたれ「スタミナ源たれ」と「スタミナ源塩焼のたれ」の2種類を掛けた牛肉が乗ったものです。



肉が柔らかく、タレの味わいもしっかりとあって、ご飯が進まないわけがない。そして中に入っているキムチもなかなかオツなんですよね。ご飯もっと欲しいわ。
ちなみに、私は「スタミナ源たれ」の方の肉が好きですね。塩味は少しあっさりとしているんですわ。でも、肉の脂っこさが苦手な人には、こちらの方がいいのかもしれないですね。


SHV32_2426もう一つは、鮨市の「さば棒寿司」という持ち帰り鮨
八戸市にあるコンフォートホテル内で寿司屋を営んでおり、駅構内でも店を持っています。



こちらは、もうさばの肉厚なのと脂がすごく乗っていて美味い三陸産のさばを使っているとのことですが、こんなに脂が乗っているのかと驚かされますしょうゆを付けてもいいし、そのままでも十分に美味しいさば寿司です。これで900円は安いです。八戸に行った際には是非ともお買い求め下さいませ。


SHV32_2429最後は工藤パンの「イギリストースト」
今回は小倉&マーガリンをば。やっぱり名古屋人は、この味を試したくなる(笑)。
こちらは、東京のホテルに着いてから頂いております。翌日の朝ご飯代わりってヤツです。

先程も書いた通り、青森県で絶大な人気を誇るパンで、ヤマザキ・シキシマ(パスコ)がなかなか浸透しない一因にもなりました。平成に入ってからヤマザキパンと業務提携を結んでいます。



小倉があまり甘くないけれども、クドさはなく、マーガリンの脂っこさもなく、思った以上に1枚が少なく感じられます。まぁ、関西圏の方なら、厚手の食パンを食べているので、少し薄いかなとは感じるのかもしれないですが。


12:16に八戸駅を出発し、3時間ほどで東京駅に到着。その後はホテルに向かいチェックイン。少し休憩をして、晩ご飯でも頂くか・・・と。つくづくよく食うなぁ(爆)。


というわけで、今回はあっさりと東北の旅はおしまいホントに色々回りたいけれども回れずじまいになってしまったのが残念でした。来年は必ず再び女川に向かい、そしてまだ本格的に向かったことのない福島へ行ってみようと思います。


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Posted by alexey_calvanov at 23:40Comments(0)TrackBack(0)

東北の旅2016④ 厳かながらも心温まる式典だった

さて、何とかタクシーを捕まえたはいいが、運転手はおじいちゃん。大丈夫かなと思ったものの、乗って行けば間に合わないという事態は避けられる。とりあえず、今回の目的地、厳島神社に向かうことにした。
正確には、大久喜地区にある厳島神社で、JR大久喜駅から徒歩で10分くらいのところ、大久喜漁港のそばにある。


SHV32_2478そんなところを知ったきっかけが、4/27付中日新聞の夕刊の記事
その記事によれば、東日本大震災による津波で厳島神社の鳥居が流され、アメリカ・オレゴン州に笠木だけが流れ着いたのだそうな。発見者が何か特別なものを感じて地元メディアに写真を送ったところ、偶然同州ポートランドにある日本庭園の関係者が笠木であることを告げ、後に見つかったもう一本の笠木から奉納された日付と奉納者もわかることに。
手掛かりを求めて被災地の岩手・宮城・福島を訪れたものの、一向に分からなかったところに、青森で被災したものではないかという情報が入り、八戸市博物館で鑑定したところ、厳島神社のものということがわかったわけです。
返すことが正しいのかと悩んだ時期もあったそうですけど、返還が地元の人達の励ましになるのではと思い、2015年に返還されることになりました。



さて、目的地を告げたものの、タクシーの運転手は「わかんねぇなぁ」
・・・笑うしかなかったわい(苦笑)。必死に説明するものの、配車オペレーターもわからなかったらしい。そこで、あらかじめ場所を調べる際に、検索で出てきた厳島神社の場所をタクシーの運転手に見せてやっとわかってもらうものの、運転手は初めて行く場所だったのか、おっかなびっくり状態で目的地まで向かってもらいました


SHV32_239420分くらいで目的地の厳島神社に到着。



SHV32_2399正面から見たところ。3つの鳥居と本堂があります。大漁旗がはためくのも漁師町にある神社ならではの特徴ですね。
アップにしているのでわからないかもしれないですが、ここもウミネコの繁殖地になっており、蕪嶋神社以上に密集しておりました。こちらは巣もダイレクトにあり、怖い怖い。踏ん付けようものなら何されるか。
そのこともあり、神社周辺にはフェンスが張り巡らされており、夜間は入れないようになっているのだと推測



SHV32_2396こちらが、例の鳥居。
今回再建された鳥居は一番右端と真ん中のもの。そして一番左端にあるのは、震災後に地元有志の寄付によって建立されたもの
恐らく、再建された鳥居は戻って来ないと思い作られたのでしょう。戻って来たことで、すごく立派な神社になったと思います。



SHV32_2395この神社の中には、鳥居再建の碑が建てられており、アメリカ・オレゴン州ポートランドへの感謝がつづられております。



SHV32_2397本堂そばには、やはりウミネコ(笑)。
大漁旗に何事もないのが不思議に感じられるわ。



SHV32_2400こちら、当日もらった鳥居再建式典のスケジュール
やっぱり午前10時からだった。会場場所がわからずどうしようかと思ってたら、どうも漁港のほとりで行うふうだったらしい(雨天時は近くの建物で行う予定だったのだそうな)。



SHV32_2401午前10時少し前に式典が始まる。
最初はポートランド日本庭園のCEOのあいさつから始まり・・・。



SHV32_2403厳島神社の宮司さんが神事を執り行いました。



SHV32_2408その後、オレゴン州議会議長のあいさつ、オレゴン州知事のメッセージ紹介、八戸市長のあいさつ、札幌にあるアメリカ総領事館の首席領事のあいさつと続き、近くにある大久喜小学校の演舞(ソーラン節)が行われました。
子供達のダイナミックな演舞は素晴らしかったです。



SHV32_2414最後に記念撮影。
地元の方々とアメリカ・オレゴン州の方々の微笑ましい姿が印象的でした。これがきっかけとなって新しい絆が生まれるといいですね。

この撮影後に、互いが抱擁し合って喜び合う姿も印象的でした。地元の人達だけでなく、オレゴン州の関係者にとっても、元の場所に戻り安堵したのだろうと思います。
厳かながらも、最後は皆の心を温めてくれる、いい式典になっていたと感じました。



SHV32_2415見た感じ穏やかな海原ですが、八戸市で1人(青森県全体で計3人)死亡、1人行方不明(同じく計1人)。かつ建物にも漁船にも多大な被害があったそうです。
どうしても震災と言うと、オレゴン州の方々もそうでしたけど、岩手・宮城・福島がクローズアップされがちです。しかし、あの震災は青森でも、茨城・千葉をはじめとする関東圏の一部でも被害が出ていました他にも被災地があるということを改めて知るいい機会になりました。



SHV32_2417この大久喜地区には、国指定重要有形民俗文化財の浜小屋があります。
幕末頃に建てられ、主に漁具の修繕・管理する場所として、繁忙期には食事を採ったり宿泊したりする場所としても使われたのだそうです。



SHV32_2420こちらは、報效義會(ほうこうぎかい)鼎浦丸遭難之碑
千島列島の干拓と守備のために東京・隅田川を出発した鼎浦丸が、1893(明治26)年5月下旬にこの地区の沖合で沈没したそうです。付近住民は助けようとしたものの、あまりの暴風雨のために沿岸からかがり火を焚いて乗組員達を励ますことしかできなかったという言い伝えが残っています。

なお、三沢沖でも1隻遭難し、鼎浦丸の乗組員を併せて19人が亡くなっていますが、残った隊員は6/17に無事択捉島紗那(ロシア名ククリスク)に着いたそうです。



式典が終わった後は、11時過ぎに来る電車に乗れないと、またタクシーのお世話になりかねないので、急いで大久喜駅に向かうことに。途中迷い掛けるも、何とか間に合い、再び八戸駅に戻るのでありました。


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Posted by alexey_calvanov at 23:20Comments(0)TrackBack(0)

2016年05月06日

東北の旅2016③ うみねこのなく頃に

といっても、アニメの話ではない(笑)。


2日目、盛岡から新たな目的地に向かうことに。当初は女川~仙台、行けたら福島と考えていたものの、向かう直前に行きたい場所ができたため、全てを刷新して朝一の新幹線、新函館北斗行きに乗ることにした。


SHV32_2383新幹線に乗ったのはいいが、切符の買い方で困惑
最初に自由席を買おうとすると、買えません的な趣旨の文言が出てやり直し。仕方ないので指定席から選ぶと、自由席の枠があるではないか。じゃあ買おうとなって、いざ乗車・・・したら、今度は自由席がない(汗)。
そう、後からわかったのですが、東北新幹線の「はやぶさ」・「はやて」には自由席の概念はないのです。要は全車指定席扱い。じゃあ、自由席というのは何なのかというと、何と立ち席の意味。とはいうものの、普段はガラガラなのを知っていてか、「当日の普通車空席にお座り下さい」の但し書きが。
・・・そんなの知らずに律儀に立ち席していたわ(ギャハ)!
皆さんも東北方面を新幹線で向かう際は気を付けましょうね。



SHV32_2421今回向かう先は、青森県八戸市
実は私、青森県は初めててございます。

こちら八戸駅のコンコース。種差海岸が国立公園に指定された看板がでーんとある中、コンコースを彩る緑のエンブレム、こちらはサッカーJFL(ジャパンフットボールリーグ)に所属するヴァンラーレ八戸のもの八戸市を中心に南部地方を地盤とするサッカーチームです。


JFLというのは、アマチュアリーグの最高峰、正確に言えばプロになりたいチームの最後の登竜門とも言えるでしょう。ここで所定の条件をクリアすれば、見事プロリーグであるJリーグ(J3)に進めるのです。
所定の条件とは、他のJリーグに加入したいチームの中で上位に入ること(枠は2つあり、JFLの総合成績が4位以内。ゆえに4位以内に入っても、3ないし4チームJリーグ加入希望チームが入った場合は、1位か2位に入ることが必須になる)とJリーグが定めた観客動員数・スタジアム設備を備えること。その他仕組みなどについては割愛しますけれども、いずれ説明できればと。



SHV32_2471そして、今回来た日の翌日(つまり5/3)には、JFLに今シーズン昇格したラインメール青森と初のダービーが行われることになっていました。そのため、八戸市を地盤に南部地方と岩手県の二戸市・久慈市で展開されている新聞「デーリー東北」ではスポーツ欄で特集が組まれていました(ちなみに、同じ青森県を地盤にしている東奥日報では同様の特集はなし)。
青森県の津軽・南部の地域対立は長野の長野・松本のそれとよく比較されますからね。熱い戦いが繰り広げられるものと期待しております。



SHV32_2384さて、八戸駅で八戸線に乗り換え

その八戸線の電車には、避難指示の掲示がありました。
八戸線には、ところどころに避難場所が設置されており、津波警報が発令された時には、乗務員の指示に従って避難することになるそうです。
震災の教訓でこのようなものが設置されたのだと思います。青森県でも被害があり、何人かは亡くなっています。岩手県からやって来るからというふうだけではない、まさしく沿岸地方全域の課題として行われたのではないのでしょうか。



八戸線に揺られて降りたのは鮫駅。今回目的地に向かった日が平日ということもあり、多くの学生が乗っていて、鮫駅の一つ前や本八戸駅(八戸市の中心地)で大勢降りていましたね。
実は、私が向かいたい目的地はこの先にある大久喜駅だったのですが、乗継に失敗し、ここで降りざるを得ないふうに。どうしようかなぁと思って、じゃあこの駅にある神社に向かうかと思ったわけです。


SHV32_2385その目的地の途中には、鮫という地区は、はしけ場があり大きく栄えていたことを窺わせる案内が建てられていました。



SHV32_2386鮫駅から約1km東にあるのが、蕪嶋神社。
こちら、ウミネコがたくさん飛来することで有名な神社でもあります。この地にいるウミネコは神様(弁天様)の化身ということと漁場を教えてくれる(ウミネコはエサの多いところに集まる習性がある)ことで保護されているのだそうです。
本来なら神社には本堂があるのですけど、2015年に全焼してしまったのだそうです。



SHV32_2387近くに寄ると、ウミネコが既に小高い丘にびっしり(笑)。



SHV32_2388このように、近くにウミネコがいるので、ある意味怖い。しかも、繁殖時期だもんだからなおのこと。足の踏み場もないほどのウミネコとその卵でいっぱいでした。
・・・フンも多いよ(泣)。運よく落とされることはありませんでしたが、早期退散を心掛けた方が身のためです。



SHV32_2391朝も早いのに、ウミネコが活発にミャーミャーと鳴いておりますわ。掲揚台まで占拠して。



SHV32_2393この小高い丘からは、八戸市と八戸港がよく見えます。



さて、再び鮫駅に戻って来たものの、10時過ぎまで電車がない。でも、ここにはタクシーがいっぱいいた・・・最初は(爆)。
蕪嶋神社から戻ってくると1台しかいねぇ。儲からないと踏んだのか流しに行ってしまったのか。最後の1台を必死に捕まえて、本来行きたいところまでタクシーで行くことに決めたのだった。


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Posted by alexey_calvanov at 23:52Comments(0)TrackBack(0)

2016年05月02日

寒い→暑い→涼しい→暑い

今日は様々な気候を味わった感が。


出発時の岩手・盛岡と青森・八戸では寒い。特に八戸は海風がキツくて寒い盛岡の単純な寒さも堪えるのですが、風の冷たさで寒いのも大概にですわな。
新幹線で東京に着いたら、今度はぬるい。寒さ対策で着ていたパーカーがいらんくなったわ(汗)。
暑いからホテルのチェックインをして、少し休んでから晩ご飯食べに行くことに。その時の外は思った以上に涼しい。5月とはいえ、夜はまだまだ過ごしやすい
そして今過ごしている部屋は何となく暑い(爆)。エアコンがまだ暖房設定になってるのか・・・。


ここまで気温差があるとホントに身体を壊さないか心配になってきます。よく野球選手とかが暖かいところから急に寒いところに帰ってきて震えてる・・・というのがわかった気がします。


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Posted by alexey_calvanov at 22:01Comments(0)TrackBack(0)