2011年06月09日

地元の恥 -公約とは何なのか-

はらわたが煮えくりかえっております。

減税日本唯一の議員経験者で、名古屋市議中選挙区選出の則竹勅仁(のりたけくにひと)元議員が廃止すると訴えていた費用弁償と政治的活動でしか使えない政務調査費で、自身の連帯保証人として受けていた負債の返済や選挙資金に充てていたことが発覚し、辞職に追い込まれました。
ただ悪いことをやりました、だから辞めます・・・ではない。費用弁償に関してのみ、自らが掲げた公約を反故にしてまでこっそりと受け取り利用していた、またバレるのを恐れ奥さんの口座に付け替えたり、支持者に肩代わりしてもらったばかりでなく、バレそうになったら必死で隠そうとしていたというのだから性質が悪いし往生際も悪かった。潔く辞めたことだけは評価できるけれども、それは減税日本の代表でもあり、『先生』でもある河村市長に半ば促された形での辞職だから、5段階の評価で言えば最低の評価しかできないくらいの体たらくなのですよ。


則竹元市議は、先程も書いたように、河村市長とは愛弟子とも言える関係で、河村市長が衆議院議員の時代から秘書の一人として付いてきていました(同様に河村市長の秘書から出世した人として、佐藤夕子衆議院議員や田中美絵子衆議院議員が挙げられる。特に佐藤議員は無所属ながら減税日本とのパイプ役を買っている点・河村市長の地盤を引き継いだ点について見れば、則竹元市議と同様愛弟子のような関係と言えよう)。民主党市議団で活躍したものの、河村市長が市長選に出馬以降は河村市長と行動を共にし、後に公約にした費用弁償を訴えたため除名。後に減税日本の立ち上げと同時に移籍し、リコール運動から端を発した議会騒動時は『唯一の議員』・『唯一の河村支持議員』として孤軍奮闘していたこともありました。

市議会のリコール成立に伴い行われた選挙以降は、28議席と第一党になった党の団長として活躍しようとした矢先、議員報酬を巡る齟齬(そご)で新人議員達との調整ができなかったばかりか、公約に掲げていた費用弁償で受け取っていないとしていたはずが、実はこっそり受け取っていたことがわかってしまったわけです。


結局、今回の件でわかることは、「(減税日本が掲げる)議員報酬800万ではやっていけませんよ」ということです。そう言ってしまったわけですよ。例え、親の借金の肩代わりをするための親孝行的な行為だったとしても。こんなことは例外ですよと言っても。何かかにかで今後必ず「800万ではやっていけない」というのが出てくるはずです、大なり小なり。則竹元市議はそれを見せてしまったわけですよ。

そして、先に触れましたが、則竹元市議は河村市長に促される形での辞職になりました。もし河村市長が「大丈夫だ、問題ない」と万一言ってしまっていたら、減税日本は分裂する可能性を含んでいた(それを公然と言っている議員がいたからビックリした)わけだからもっと困ったものです。しかも自分達が攻撃しやすいと理由で残るべきだとささやいた既存政党の議員達も相当下種だなと。
前者は有権者の投票行動を何だと思ってるんだと言ってやりたいし、後者の場合はそれでもお前らは政治家なのかと言ってやりたい。そんなことを言ってるヤツらには絶対議会改革はできない!断言してもいいくらいです。


正直これは名古屋市の政治不信・議員不信を極めて増長させてしまった行為で、今いる議員全員もう1回みそぎを受けろと言いたくなるほど、つまりもう1回リコールで解散させたくなるほど怒りがこみ上げています(実際はリコールをしたら1年できないらしいのですが、そのあたりは詳しくないので割愛)
そして、則竹元市議の『先生』でもあり減税日本の代表でもある河村市長にも全責任が及ぶのは否めない即刻市長・代表の辞任と減税日本の解散をするべき事態でもあります。それができないのなら、議会を解散させ、自らも辞職しみそぎを受けるべきです。それでも居座るならば、名古屋市民は責任を持って河村市長のリコール活動を行わないといけないわけです。


もう一度言いたい。名古屋市長・名古屋市議会議員は全員みそぎを受けろ!できないなら市民が総出になってでもリコールを使って引きずり降ろすべきだ!


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Posted by alexey_calvanov at 23:36Comments(0)TrackBack(0)