2012年01月15日

今シーズンは出戻り組が多いなぁ

フリーエージェントやトレードがそれなりに固まってきた中、今シーズンの特徴に挙げられるのが、いわゆる『出戻り組』の多さでしょう。ざっと調べた中でも7人もいるのです(外国人選手含む)。


注目されるのは日本ハムとDeNA。特に日本ハムは主力とも言えたスレッジ選手が復帰したからです。

スレッジ選手は日本ハムでも2年(2008年~2009年)主軸を務め、リーグ優勝や日本一に貢献してきました。中でも日本シリーズ進出を賭けた2009年のクライマックスシリーズ第2ステージ1戦目の逆転満塁サヨナラホームランは今でも語り草になっているほどです。
しかし、契約交渉でもつれ自由契約になったため、興味を示していた横浜(現DeNA)が獲得2010年~2011年の2シーズン、日本ハム時代と同様主軸を任されたものの、活躍はそれなり。横浜の成績に比例するかのように、話題にも上らなくなり、2011年シーズンの終盤には足のけがで戦線離脱。後に復帰したものの、再発したため、結局は戦力外になりました
そこで待ってましたとばかりに、日本ハムが再契約に至ったわけで、日本ハムは『安い買い物』で買い直したとも言えるわけです。

もう一人日本ハムへの復帰組になる紺田選手は、足の速い選手として名を馳せました。その後2011年に巨人に移籍したものの、レギュラー陣の層の厚さと打力の乏しさで1軍にはほとんど出られず、その年のシーズン終了後に戦力外日本ハムにはトライアウトをきっかけに拾われるというふうになりました。

共に戦力として数えられる人なので、なぜ出したのかが不思議に思えるくらいでしたから、今回の復帰はうれしい限りです。ただ、スレッジ選手の場合は指名打者で出られるかどうかが難しいところ外野手でのスタメンの場合は、中田・陽両選手との争いになるのは必至で、仮に1塁や指名打者としても、稲葉・ホフパワー両選手との争いは避けられなくなります。恐らく確実性が問われるシーズンになるでしょう。


DeNAに関しては、中日でそれなりの活躍をした小池選手と正捕手返り咲きを狙う鶴岡選手の2人。共に4年ぶりの復帰になります。
小池選手に関しては、中日時代に外野・1塁・3塁と様々なポジションをこなせる選手だったものの、外野に関してはし烈な争いにくぐり抜けられず、打撃に関しても長打力が行かせない状況が続いていました。
DeNAでも外野はし烈ですが、3塁を守っていた村田選手が巨人に行ったため、状況によっては3塁でのスタメンもあるわけです。彼にとっては最も正念場のシーズンになるのかもしれません。

鶴岡選手に関しては、横浜時代には相川選手(現ヤクルト)、巨人時代には阿部選手とのし烈な争いをくぐり抜け、横浜時代の一時期(試合数は少ないものの)正捕手としてシーズンを務めたものの、2番手とされることが多かったわけです。捕手陣の崩壊が投手陣の崩壊に直結していたとされるDeNAにとって、修羅場をくぐり抜けてきた選手の復帰はありがたい限りでしょう。彼にとっても正念場のシーズンになると思います。


正念場といえば、ベテラン組になる中日に復帰した山崎選手とサブロー(大村)選手も挙げられるでしょう
楽天時代には主軸を任せられたとはいえ、年齢による衰えとセリーグへの復帰になるために指名打者が使えないことが多いことから、ブランコ選手と争うことになる1塁でのスタメンは正直微妙になるのではないかと思います。かといって、代打の切り札になるほど腐るわけにもいかないと思っているのは本人もわかっているはず。
同じようにサブロー選手も『不可解なトレード』ともいえるトレードで巨人に行ったものの、思った活躍はできなかったのは周知の事実。恐らくロッテでは外野手での復帰になると思いますが、若手がスタメンに食い込んだ中、存在感をあピールできるのかが課題です。


そして異例なのが外国人選手の復帰組今シーズンでは楽天に復帰したフェルナンデス選手が挙げられます。
ロッテ・西武・楽天の3球団を渡り歩いてきた(西武もかつて所属していたため、昨年まで在籍していた西武でも復帰組だった)中で、波はあるものの、非常にスペックの高い成績を残していることから、決定力不足で悩んでいた楽天にとっては貴重な戦力になるのだろうと思います。ただ、星野監督の好みの選手なのかが気になるところ(苦笑)。


気になるプロ野球、今年は3/30にセパ同時開幕の予定。彼らが活躍できるのかは、2月に始まるキャンプ、それ以前の自主トレいかんだと思います。


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Posted by alexey_calvanov at 22:28Comments(0)TrackBack(0)