2018年02月27日

Jリーグには功労金制度がなかったのか

野球や相撲などプロスポーツには、引退選手には功労金という一般企業でいうところの退職金が割り当てられます。ところが、今までなかったプロスポーツがあったのです。それはJリーグ
そんなJリーグにも引退選手に功労金が払われる制度を設けると発表しました。
対象になるのは、300試合出場した選手となっていますが、それはJ1での出場記録。じゃあ、J2やJ3に出場した選手には対象とならないのかというと、さにあらずJ2なら1試合=0.9試合換算、J3なら同じく0.8試合換算で計算されます(単純にJ2のみで出場した場合は334試合で、同じくそれがJ3での場合は375試合でJ1出場300試合になる)
では、『試合』と呼ばれるものは何になるのかというと、リーグ戦や入れ替え戦・プレーオフなどの公式戦はもちろん、公式親善試合と言われるもの(ゼロックス杯や過去行われていたオールスターゲーム)も対象になるのだそうです。何だったら、天皇杯やACLも対象にしてあげたらいいのにとか言いたくなるのですが、Jリーグが絡まないからNGなんでしょうねぇ・・・。

この功労金制度導入に伴い、「引退」の定義も定められ、「シーズン終了時点でJリーグに登録していた選手で、翌シーズンの登録期限に選手登録されていない」選手が対象となりました。ただし、海外移籍からプロ契約した選手は例外(対象外)となるのだそうで、その逆の立ち位置(いわゆる海外移籍)も対象外になるのでしょう想定外のケースが出た場合は理事会で決めるとのことなので、今後さらに煮詰められていくことでしょう。

なお、もらえる金額はというと、300試合出場で100万円、400試合で200万円、500試合で300万円となるのだそうで。これを低いととるか、高いととるか・・・。


ただね、セカンドキャリアもままならない選手が多い中で、少しでも功労金を出して慰労しようという流れができたことだけでもよしとした方がいいかもしれません。後は、もっとこの制度を利用できる選手が現れてほしいものです。


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Posted by alexey_calvanov at 23:57Comments(0)