2022年の年末は、乗ってみたいものに乗るということを主題にしながら、色々なルートを考えていました。ただ年末のクソ忙しい時期だったため、肝心の乗りたいものの予約に難航し、ギリギリでは取れたものの、ルート作成に苦労し、とりあえずこのルートなら・・・という組み立てには成功しました。
で、今回向かうルートは、1日日で名古屋から博多まで向かう途中で広島のスカイレールに乗り、博多から夜行バスで松江まで向かう。
2日目で松江から米子・境港を巡って後に岡山まで南下し、高松を経由して徳島に向かい、そこから夜行バスで東京(新宿)に向かう。
3日目で関東(埼玉・東京)の行きたいところを巡って、東海道線に乗って名古屋に帰る。
という感じになりました。ホントなら東京まで行って、はかた号にもう1回乗るかサンライズで岡山まで行って、岡山か博多から広島経由で徳島に行って、再び東京に戻って・・・というルートも考えたんですけど、まぁ無理だった(ギャハ)。そもそも論で「青春18きっぷ」が有効的に使えないじゃん!
とまぁ、そんな旅の初日を話していきましょう。
最初は最寄駅から始発の米原行きに乗る。そこからタイトな乗り継ぎ旅の始まりでもあった(泣)。
米原駅で1分の乗り継ぎがあり、ここがこの後紹介する場所と並んで一番不安だったのよ。何せJR東海とJR西日本の境界駅。階段を渡って○番ホームなんてことがよくあるからなぁ・・・と覚悟をもって向かっていたのですが、何と今回は隣のホームに停まってくれた。どうしたJR東海(爆)!?
ということで、安心してガラガラの新快速に乗り継いで、終点の姫路駅まで。ここでもタイトな乗り継ぎで、隣のホームに停まっている播州赤穂行きの列車に乗り、途中の相生駅で、今度は同じ隣に停まっている岡山行きに乗り換える。ものすごく混んでいたのは、播州赤穂行きくらいで、あとは何とか座れたという感じ。播州赤穂行きは4両で運行されてたからなのかなぁ。明らかにキャパオーバー的になってたわい。
岡山駅に着いてからは30分ほど空き時間になったので、ここでお昼ご飯を買って食べることに。おあつらえ向きに座るところもあるしねぇ。セブンイレブンで「そばめし」を買って頂く。岡山だけど関西圏の飯を食うとは、これいかに(ニヤニヤ)。
岡山駅から先は、やや緩やかな乗り継ぎに。福山行きの列車で終点まで乗り倒し、福山駅からは糸崎行きの列車で同じく終点まで。そして、糸崎駅から岩国行きの列車に乗って、途中の瀬野駅で降りたのでした。
ここでやっと本題(苦笑)。
今回の目的地その1、スカイレールに乗りました。写真は瀬野駅との乗り換えになるみどり口駅。
スカイレールというのは、ロープウェーにあるような車両(ゴンドラ)でありながら形式としては懸垂式モノレールというもので、駅間はワイヤーロープ、駅の構内はリニアモーターというまさに新交通システムと言えるものになっています。
写真のように、急こう配の道のりを越えるにふさわしいということで採用されたようですが、新交通システムは珍交通システム(個人的には思っています(笑))ということで、2023年年末に廃線が決まりました。廃線後はバスによる運行が決まっているそうです。
スカイレールでは、この券売機で切符を買う必要があります。もちろん定期もあるのですけど、この定期券が当時としては珍しい非接触式(FeliCa)のものになっており、今日のICカードの走りになりました。後にICOCAとの連携も果たしています。現在は回数券もICカード式になったそうな。
ただし、切符に関しては、このとおりQRコード読み取り式のものになっております。それでも結構進んでいるとも言えますね。
この方式は、ゆいレールでも採用されているので、ゆいレールを知っている人なら、目新しさをあまり感じないでしょうけど、新しいものを追い求めていたとも言えるスカイレールで採用されたと思うと感慨深いものを感じますね。
なお、この方式になったのは、2013年からとのこと。それまでは磁気式という日本の鉄道ではよく知られているものになっていました。
そのQRコードを読み取れる方式に変わっている改札です。QRコードの読み取りは(わかりにくいですけど)黒っぽいところの上にある半透明な空間に向けると読んでくれます。下の黒っぽいところはIC読み取り部分で、先述の定期券を読み取ることができます。ただし、ICカードに対応しているものの、自社カード以外は読み取り不可のようです。このあたりは注意書きも無いので、ホントに気を付けましょうとしか言えない。
みどり口駅から乗って6分ほど、途中のみどり中街駅を経由して、みどり中央駅に着きました。
スカイレールは左側にしか乗降口がないため、折り返しの際はUの字型のレールに沿って進んでいきます。
乗った感想としては、ちょっとだけ怖いアトラクションかなと。怖くないとも書けなくはないですが、途中のガタンとかゴトンとか言いながら動く様は、人によっては大丈夫かなと思わせるようなものになっているので、こう書きました。私はそう怖い雰囲気は無かったですけどね。地元民には見慣れた景色なんでしょうけど、私のような乗り納め的な人間には、絶景だったなぁと思いましたね。
ただ、乗るんだったらバスでも十分でしょうし、階段で行けるようにもなっているので、そこに並行して屋根付きのエスカレーターでも敷けば事足りるんじゃないかとか思ったりしたのも事実(爆)。
なお、お客さんは、廃線の話も出ているからなのか、定員(25人)の半分くらいが乗っていました。午後3時くらいでしたけど、多かった印象。
みどり口駅から瀬野駅に再び戻ってくるまでにまた不安な乗り継ぎが。この間までの時間が2分しかない。駅近とはいえ、他社線との乗り継ぎ。瀬野駅に着いた時には乗換案内も無いくらいなので、乗り継ぎなんて考慮してないでしょう。不安だらけだったので、駅を出たらダッシュで向かったのですが、拍子抜けするくらい早く着いた(ギャハ)。たぶん1分掛ってない(苦笑)。
この後は、暮れゆく日を眺めながら一路西へ。岩国行きの列車に乗って終点まで行ったら、数分で下関行きに乗り継ぎ。そしてまた終点まで行ったら、今度は普通の江北(旧肥前山口駅)行きが4分で発車という流れになりました。
小倉駅に着いてからは、普通の江北行きに乗り続けるよりかは、小倉駅に来た快速の博多行きの方が早いというふうだったので、ここで乗り換え。まぁまぁの時間があったので、「かしわうどん」食べておけばよかったと軽く後悔するものの、スマホと充電器のバッテリーが心許なかったので、博多駅バスターミナルのマックで、充電しがてら飯を食うことに決めていたので、仕方ない。
実は、瀬野駅で乗り継ぎに失敗していた時は、最悪特急にちりんシーガイアに乗るつもりでもいたので、乗り継ぎに成功してよかったなぁと。余計な出費をしなくていいからね。<しかし、きゃつはこの後、『余計な出費』をさせられるのだった(ギャハ)。
博多駅にある川崎幸子さん作の「卑弥呼」という博多人形。博多人形商工業協同組合の依頼によって作られたもので、国の支援も受けたらしい。
そういえば、邪馬台国は九州にあるという説も未だ根強いのよね。佐賀県の吉野ヶ里遺跡は邪馬台国の都だったんじゃないかという話もありましたし。
個人的には、卑弥呼から台与(壱与)に変わる過程か台与(壱与)以降に九州から畿内に遷都して、今の皇族(大和王権)になっていったんじゃないかと思うのですが、これいかに。
博多駅に着いてからは1時間ほどあったので、博多駅バスターミナルにあるマックで充電がてらの晩ご飯。ほどなくして出雲市駅行きの夜行バスが来たので、これに乗って松江駅前まで向かうのでした。
次回は2日目の序盤、山陰地方を巡る旅になります。