2011年07月19日

着る資格があるのか?

こりゃ逆なでするな・・・。


オリックスが8月の試合で近鉄バファローズのユニフォームを復刻させ、それを着てプレイをすることになったそうです。恐らくホームゲームでの試合で着用するものと思います。
着用するユニフォームは、1979年・1980年・1989年(注:1979年・1980年は前後期制による優勝。そのため、このユニフォームでのシーズン通しての優勝は1989年のみ)3度も優勝をした時のユニフォームで、「Buffaloes」と書かれたもの。肩のあたりが赤いユニフォームで、近鉄時代ゲンのいいユニフォームとも近鉄の最盛期を知るユニフォームとも言われていました。


しかし、このユニフォームをオリックスに着る価値があるのかと正直思っています。ホントにオリックスって球団は野球を冒とくしているとさえ思っています。

というのも、2004年のプロ野球再編問題を覚えていればわかるはず
オリックスは、近鉄との合併をその年の6月に発表。それ以来、選手会・ファンなど球団内外から(特にオリックスと巨人オーナーの対応の悪さに)痛烈な批判を浴びながらも、近鉄は消滅。代わって新規球団として楽天(当時は時代の寵児と言われたライブドアとの争いの末決定)が参入するということになりました。

そのため、確かにオリックスは近鉄の後継球団なので、このユニフォームを使う権利はあるのかもしれませんが、近鉄の扱いが「なかったことになっている」点、分配ドラフトでの主力獲りに終始した点(ただし、選手会の一員として活躍した近鉄の選手会長だった岩隈選手はオリックスへの分配を拒否し、トレード扱いで楽天へ『移籍』している)、そしてオリックスのオーナーの近鉄への対応の悪さなどを考えれば、消滅した近鉄を扱う価値はないと思っています。あまつさえ、何を今さら近鉄人気にあやかっているのかと。


この球団合併騒動で、近鉄ファンは未だに『帰る場所』がないと言われています。
オリックスに入るわけにも、ましてや仙台に行ってしまった新球団にも行けない。ましてや、大阪近鉄という球団がなくなったために、野球を見なくなった人もいるのだそうな。
そういう人達の感情を逆なでするのをなぜわからない。ユニフォームを一時期でもチェンジすれば、近鉄ファンが帰ってくるとでも思っているのかオリックス!
本当にえげつない。大人げない。そしてオリックスはパリーグの恥とも。ファン感情を逆なでするオールドユニフォームでの復帰は即刻中止するべきであると思います。


人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ  

Posted by alexey_calvanov at 23:54Comments(0)TrackBack(0)