2014年09月22日

食べちゃいけないものを食べさせちゃいかん

世の中、食べると身体がおかしくなるから食べてはいけないというものがあります。いわゆる人間にとって有毒なものが入っているというものですね。最悪の場合死に至るわけなので、下手に自分で獲って食べるのは危険なわけですよ。特に何の知識もない人がやってしまうと。そこでプロの人が見極めてあげる必要があるわけなのですけれども、今回はそれを怠ったり大丈夫だと強引に押し通してしまったという話。


一つ目は、毎度おなじみ毒キノコを売っちゃったという話。
滋賀県高島市朽木(くつき)にある道の駅「道の駅くつき新本陣」でヒラタケのつもりで売ったキノコが毒キノコのツキヨダケだったことがわかりさあ大変。最悪なことに完売してしまったのと、場所柄か滋賀県以外の地域にも広まってしまった(知人を通じてもらった愛知県の人が症状を発したのがきっかけらしい)から、止め処がない。
幸いなことに、毒キノコの中でも猛毒ではなく、腹痛と幻覚症状が起こるのだそうです。ただし、前述のように猛毒ではないものの、ごく稀に痙攣(けいれん)で死ぬという症例があるそうなので、大量に食べてしまった場合が怖い。
これに関しては、販売元の人がしっかり見てほしいとは思うものの、毒キノコと普通のキノコの見極めはものすごく難しいとも言うので、できることなら怪しいなと思ったら食べない・・・ということしかないのが現状。早く誰もが見極められる方法を確立してほしいですね。


しかし、こちらは確実に毒があるのがわかっているのに、食べさせてしまったという話。非常に許しがたい話です。
7/2に名古屋市中区にある名古屋コミュニケーションアート専門学校で、講師が授業でバラムツという有毒な魚を食べさせたそうな。どういう過程で食べさせることに至ったのかわからないのですが、授業中に煮沸させた1cm角の同魚の切り身を「一口なら大丈夫」と称して任意で生徒に食わせたとのこと。バラムツには人間が消化できない脂が含まれているため、一般には流通しないものの、自分で釣って食べる人がいる(スポーツフィッシングとして釣る人もいる)とのこと。こちらも食べ過ぎると死に至る可能性がある怖い食べ物です。
幸い、食べた量が少なかったので大事に至らなかったものの、知ってて食べさせているので許しがたい、確信犯的な行動ですね。しかも学校に知らせていない(ゆえに把握していない)のですから、毒性をわかっててやってたんでしょう。学校側は二度とさせないとしていますが、正直そんな講師は即刻解任でも余りある罪ですよ。国が食べちゃいけないとまで言ってる代物なのに・・・。


これから美味しいものが出回る・獲って食べる時期ですが、十分に気を付けて下さい。


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Posted by alexey_calvanov at 23:01Comments(0)TrackBack(0)