2013年02月22日

裸祭りが生中継

今日、稲沢市で全国にある裸祭の一つで、日本三大奇祭の一つとも言われる「国府宮はだか祭り」が行われました
素っ裸の男達(現在は神男(しんおとこ)のみ。他の男達はふんどし姿)が神男に触れることで1年の厄を落とすのと五穀豊穣を願い行われる祭りで、毎年2月に行われる恒例行事でもあります。恐らく日本で最も古い裸祭りではないかと思います。


素っ裸の男が登場するということで、テレビ中継も録画がメインで、生中継もかなり引いたシーンでしか撮られなかったのですが、今回完全生中継で祭りの模様を披露しようと地元稲沢市のケーブルテレビ局である稲沢CATVが初めて挑みました
しかし、生中継で映ってはいけないものが映ると一大事になる・・・これがネックで各社放送が控えめだったのにもかかわらず、稲沢CATVは基本的に神男を中心とした接写で挑もうというアグレッシブな中継を企画全身の裸が見える可能性がある時だけ引きのアングルにしよう(これは社務所に神男が引き上げられる時に起こり得る)という取り決めを作り、綿密な打ち合わせによって撮影計画が練られていきました。

当日の撮影も滞りなく完全生中継に成功、無事に放送を終わらせることができたそうです。


この生中継は、稲沢市民がかねてから望んでいたことで、その意をケーブルテレビサイドが酌んだ形になります。祭りに参加したくても身体を患い、見にも行けないというおじいさんの話が紹介されていましたが、涙を流して喜んで見ていたという話を聞くにつけ、地域密着がモットーのケーブルテレビ局のいい事例になるのではないかと思います。
各ケーブルテレビだけでなく、地域の話題を取り上げるローカルテレビ局もこの事例を参考に、地域の人達に喜ばれるテレビ作りをしていけば、テレビ離れの進むこの世の中でも、多くの人に魅力的なテレビ局のままでいられるのではないかと思います。


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Posted by alexey_calvanov at 23:59Comments(0)TrackBack(0)