2014年09月17日

【地方軽視】なぜここまで放送をやらない【一極集中】

10月になると新アニメが始まりますけれども、今期の新アニメはこれまで以上に地方軽視に拍車が掛かったとも言えます。これまでは、三大都市圏(東京・大阪・名古屋)にはほぼ必ず放送しているふうで、名古屋(まれに大阪)が外れることはそうありませんでした
しかし、今季に限って言えば、かつて新幹線の「のぞみ」が名古屋駅に止まらなかった『名古屋飛ばし』を再来したかのように、ことごとく飛ばされています

代表例を挙げると・・・。

「グリザイアの果実」 - TOKYO MX・KBS京都・サンテレビ・BS11・AT-Xで放送
「天球(そら)のメソッド」 - TOKYO MX・KBS京都・サンテレビ・テレビ北海道・BS11・AT-Xで放送(テレビ北海道の放送は、作品の舞台が北海道のため)


ただ、まだ上記の2作品に関しては、関東・関西で見られるし、いざとなればBSや(有料ではあるが)CSで見られるだけマシ


しかし、こんな作品もあるんです。

「デンキ街の本屋さん」 - TOKYO MX・BS11で放送
「Fate/stay night」 - TOKYO MX・とちぎテレビ・群馬テレビ・BS11で放送


上記の作品は、関西さえも飛ばしているのです。
前者は地域柄(アキバを舞台にしているため、他地域の理解が得にくいからか?)、後者は海外との同時放送(国内の配信は放送終了1時間後)のためこうなっているのだそうです。特に後者の場合は、過去にネットしていた名古屋・大阪の放送局は東京のネット局に縛られている時間帯になるので、同時放映が無理なため外されたのでしょう。


ただ、この2番組も、最初に紹介した2番組同様にBSで放送されているので救済措置はあります。しかし、最後に紹介する番組は、どうしようもありません

「大図書館の羊飼い」 - TOKYO MX・AT-Xで放送

もはや、東京以外ではCSのAT-Xに加入しないと見られません。東京近郊が舞台の作品でもありません。なのに、この仕打ち。コミケでも結構宣伝していたような気もしましたが・・・。
こうなると、どうしても見たい場合は、ニコ生などのオンデマンド放送がありますけれども、通信状況に左右されやすいのと、1回見逃すと(第1回を除き)有料放送になってしまうので、メリットがあまりないように感じられます。


これまで深夜アニメはほとんど東名阪でしかやらないという不満が出ていたのに、今回はそれ以上に絞られているふう。もしかすると、アニメコンテンツは儲からない状況、もしくは曲がり角に立っているのかもしれません。


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Posted by alexey_calvanov at 22:57Comments(0)TrackBack(0)