2016年08月22日

あいましょう東京で

今日の朝刊でNHKは粋な演出してくれましたね。
表題の部分は、長官の左端に書かれた文字を縦読みにすると現れるものです。放送そのものはEテレ(教育テレビ)→総合テレビでのリレー形式の予定だったのが、台風9・11号の報道関連で、総合テレビ部分を全てEテレに差し替えて放送されました。なお、再放送がテレビ朝日系列とNHK BS1で行っていたので、朝早くて見られなかった、仕事で見られなかった人などは、特に夜放送されたBSでの放送を楽しみにして見ていたことでしょう。かくいう私もその一人です(笑)。


閉会式も開会式同様ブラジルらしい部分を残しながらもプロジェクションマッピングなど最新技術を盛り込んだものになっていました。とても情熱的でありながら叙情的でもあり、去り行くリオデジャネイロオリンピックを上手く体現できたなと思って見ておりました。カネが無く(掛けなく)ともいいものはできるといういい例になったのではないのでしょうか。

終盤、東京(日本)への引き継ぎになるプレゼンテーションが行われましたけれども、こちらは日本らしい規律高い演出が目立ちました。でも、一番は現在のまたはかつてのオリンピック選手と共に、マンガ・アニメ・ゲームのキャラが一堂に介していた点でしょうか。キャプテン翼・パックマン・キティちゃんなど共に、安倍晋三首相扮するマリオがドラえもんに土管(東京からリオデジャネイロまで掘る)のひみつ道具を出してもらって、そこからやって来るという粋な演出でしたね(ニヤニヤ)。「SEE YOU IN TOKYO」のところでは、マリオのゴールした時のBGMも流れていて、ゲームフリークなら思わずニヤリとしてしまいましたよ。
まぁ、個人的には手を震わせながら必死に演説していたリオデジャネイロ市長でしょうか(苦笑)。いつ倒れてもおかしくなかったぞ、あれ。


さぁ、いよいよ次は東京オリンピックです!
・・・でも、その前にリオデジャネイロパラリンピックが控えております(日本時間9/8~9/19)。オリンピック同様熱い戦いが繰り広げられることでしょう。東京オリンピックを待つ前に、リオデジャネイロパラリンピックを盛り上げていきましょう。


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Posted by alexey_calvanov at 22:32Comments(0)TrackBack(0)

2013年11月07日

日本デザイン振興会「安倍晋三が気に入らないので大賞はなしです」

あげりゃいいじゃん、正直なところ。


今年のグッドデザイン賞、この賞のノミネートだけでも大変名誉なことですが、特別賞や金賞、ましてや大賞なんて選ばれたらとても素晴らしい商品・対象物とも言えるわけです。

そんなグッドデザイン賞、大賞は投票結果で選ばれるものなのですが、1位を取った商品が日本デザイン振興会が「最も優れたデザインとは認めがたい」ということで該当なしになるという史上初めての出来事が起こったのです。


で、今年の1位は何だったのかというと、Googleが製作してるGoogleマップ地図の正確さと扱いやすさで評判の高い電子地図です。iOS 6.0に搭載されていた地図アプリケーションがあまりに誤表示が多かったために、Googleマップを使って下さいとアップルに言わせた問題は記憶に新しいところ。あの一件でGoogleマップは世界的に信用の高い地図になりました。
そのGoogleマップが投票で1位になったのにもかかわらず、このことを政府に報告したらダメと言われたために、「最も優れたデザインとは認めがたい」という理由で受賞されなくなってしまったのです。様々な場所で突き上げを食らうのを恐れてか、「グローバルデザイン2013」という特別賞という賞を設置して、日本デザイン振興会会長賞として賞を与えるということで丸く収めようとしているのです。


どうも、Googleマップで表記されている日本の領土や領海が不適切(例として竹島・沖ノ鳥島や日本海の表記)ということで、賞を与えられないとのことだそうです。


まぁ、心情的にわかりますけどね。我が国の領土や領海がその表記の通りにされていないというのはとても不快ですし。
しかしながら、それを通り越してこの地図が非常に便利であることは明々白々なのに、そのためだけで不適切にするのは少々行きすぎなのではないかなとも思います。ましてや現在の政権は安倍晋三首相率いる、ともすれば右傾化した内閣どうもナショナリズムの煽りをGoogleマップにぶつけてないかいなとも思えるわけです。
表記問題がおかしいのであれば、受賞の際に苦言を呈せばいいだけのことであって、機能面が悪いとか革新性がないかのような感じで切り捨てるのは少々問題だと思います。過去に外国製品にも賞を与えている実績がある(例:IBMのThink Padシリーズやダイソンの掃除機)のですからなおさら異様に感じるわけです。
ちなみに、2位にイプシロン(ロケット)が入っていることから、もしかするとイプシロンをトップに据えたかったのではないかという穿った見方もできるわけです。
あと、差が開いてないからあげないと言ってますけど、iOS 6の問題で信頼性が増したという『きわめて顕著な功績』があるんですけどねぇ・・・。何でこう安倍首相というのは、こうも独善的な考えをしてるんだろうな・・・と。まるで子供が駄々こねてる感じですね。


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Posted by alexey_calvanov at 23:54Comments(0)TrackBack(0)

2012年12月21日

ネット選挙がいよいよ解禁?

今回の衆議院議員選挙の投票率が戦後最低の59.32%となりました。争点が多すぎる・政党が多すぎるというのもありますけれども、一番は若者が選挙に行かないというのがあります。
海外に目を向けると、意外なことに若者が選挙に行っています。最大の要因は、大なり小なり違いますけれども、インターネットを使った選挙活動が行われており、ネット先進国と言われている韓国ではツイッターやフェイスブックだけでなく最近日本でも導入されたカカオトークを介して候補者の活動をサポートしています。また投票日においても、投票率が低いと報道されると、これまたツイッター等を活用して投票へ行くよう促すキャンペーンが行われるほどです。

では、かく言う中で日本はどうなのかというと、ツイッター・ブログなどインターネット上での活動は、基本的には公職選挙法に抵触する可能性があるので、おおっぴらには活動できないとされています(ただし、候補者がプライベートなことを書くことに関しては選挙期間中でも合法とされる。また有権者や支援者が特定の候補者を応援しない、例えば選挙に行こうというキャンペーンは合法とされる)。しかし、今回の選挙では日本維新の会の橋下徹代表代行が選挙期間中にもツイッターで発言していたため、公職選挙法に触れるのではないかと議論されました


以上のことを踏まえて、日本でもネット選挙を解禁しようという流れがいよいよ示されることになりました次期首相になるとされる自民党の安倍晋三総裁が今日明らかにしています。
実は自民党も民主党もネット選挙に関しては、今回の選挙公約内で解禁していきたいという旨を明記しており、今回の安倍総裁の発言もそれにならったものになっています。
体的にどうなるのかというのはこれから煮詰めていくことになりそうですが、選挙期間中のブログや公式サイトの更新、メール・ツイッター・フェイスブックの更新が可能になってくると思われます。有権者に対しては個人の応援が選挙活動中でもできるのかどうかが争点になるでしょう。なお、ネット投票の是非に関しては、まだ敷居が高いということで見送られそうです。


今回の件は、楽天社長で主にIT企業が集う新経済連盟代表理事でもある三木谷さんが促したことで動くことになりそうですが、せっかく選挙公約したのだから、自発的に動いてほしかったなと個人的には思っています


この新しい公職選挙法は早ければ来年夏に行われる参議院議員選挙で施行されることになるかもしれません。できれば早く成立してほしい法案ですね。


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Posted by alexey_calvanov at 23:54Comments(0)TrackBack(0)

2012年09月26日

地方の声より派閥の声

今日、自由民主党(以下自民党)の総裁選挙が行われ、安倍晋三議員が決選投票の末、他の4候補を破って総裁に返り咲きました
総裁選挙が決選投票に至ったのは1972年以来40年ぶり、逆転勝利を収めたのは56年ぶり。そして総裁経験者が再度総裁を担うのは史上初の出来事となりました。奇しくも、逆転勝利に関しては今回の件を含めて2回しかなく、その1回は過去に安倍議員の祖父にあたる岸信介さんが逆の立場でなったことがあり、祖父の汚点を孫が癒したとも言えるでしょう(とは言うものの、岸さんは後の総裁・首相を担っているので、その時点でそんなことはないのだろうが)。

ただ、選挙の内容はほぼ石破茂議員の圧勝と言ってもよかったくらいです。というのも、1回目の選挙で石破議員は地方票の過半数を抑えていたからです。つまり、地方は石破議員を推していたのにもかかわらず、決選投票では、議員のみの投票になったがために、「安倍議員の方がマシ」という取捨選択が働いて、結果的には20票近い差で安倍議員が当選したというわけです。

ちなみに、安倍議員は議員投票では2位(54票)、石破議員は同3位(34票)とあまりよくはありません議員票の1位は石原伸晃議員。いわゆる派閥で固めた、ある種本命と言われていた一人でした。しかし、彼が決選投票に進めなかったのは、「谷垣おろし」(谷垣前総裁との候補者調整に応じなかったため)を計ったのが裏目に出たのではないかと推測しています。自分達の本割(+重鎮のご機嫌取りにも成功して)を固めることはできたものの、地方票では大きく差を広げられてしまっているのがその証左でしょう。


先述の通り、決選投票は議員のみでの投票になりました。そしてこの議員投票というのは派閥の意向が大きく働くという一昔前の自民党の論理が大きく働いていました。特に残った2人は党内でもアレルギーが多かったとも言われていました。前者は過去総裁になった経験と首相を(病気によるものとはいえ)投げだしたというイメージが強かった、後者は無派閥かつ一匹狼というイメージと他者を相容れないという部分があった点、さらに党の重鎮には好印象を持たれていないという点などが挙げられるでしょう。

しかし、先述の「安倍議員の方がマシ」という点、選挙で安倍議員がかわいがっていた保守派が残っていた点が幸いして安倍議員は当選できたのかもしれません。個人的には石原議員の票がほとんど安倍議員に流れたのではないかと推測しています。


私自身、石破議員が新総裁になると思っていたので、安倍議員の逆転劇は意外だったと思うだけでなく、数の論理や派閥の論理がまだまだ自民党では強いのだという印象が残りましたね。同時に(これは石破議員がなっても石原議員がなってもそうだったと思いますが)自民党がますます極右化しているのだと痛感しています。
ナショナリズムに訴えるのもいいのですが、国民や支持者の声を反映できない今の自民党は、一部の人のための党に成り下がってしまうのではないかと思います。


安倍議員が大阪維新の会(今は日本維新の会)の幹部クラスの誘いに乗らなかったのは、勝算があったからなのかもしれないのですが、仮に負けていたらどうしていたんでしょうねぇ・・・。そして安倍議員が頭に立ったということは、日本維新の会との連携を模索して第1党への返り咲きを狙うのでしょうか。


今後の自民党が変われるのか、そのままなのか、ますます硬直化していくのか、今後の動向には目が離せないですね。


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Posted by alexey_calvanov at 23:02Comments(0)TrackBack(0)