2018年07月26日

FC岐阜観戦記2018 第12節 どっちが降格圏のチームなのか

FC岐阜、昨日はカマタマーレ讃岐との一戦を迎えました。
後半戦に入ってから、カオス感が増してきたJ2。特に下位のチームが奮闘し、上位を陥れるなど混乱し始めています
その鏑矢になっているのは愛媛FC先日の岐阜との試合で勝って以来負け無し。昨日の試合も勝っているため、このまま行くと7月無敗という記録を作ることになるかもしれません。
一方で、往時の勢いが無くなってきている岐阜7月は波に乗れないままホームに戻ってきました。今回は7月の勝ち越しを掛けて讃岐との「岐が被ってるぞ!ダービー」を迎えることになりました。

この日は今シーズン唯一(カップ戦除く)の平日開催。普段なら私も仕事に行った後、急いで駆け付けて・・・という流れなのですが、今年は運のいいことに取引先との休日週間に重なっていたので、前々からこの日に照準を定めて有休を確保していたのです(ニヤニヤ)。同じことを考えているのか、いつものメンツがいるのですけど、同じことを考えているんですよね(爆)?


SHV39_3534もう同じことを言っている気がするけど、この日は暑かった岐阜でも体温以上の最高気温になり、熱中症対策ということで一部のイベントが中止になりました。子供達は大勢いるので、ボールパークのようなイベントが無くなるのは残念ですけどね・・・。
それでも屋台村はいつものように元気に開催。中でも前回の愛媛戦には西日本豪雨の影響で高速や一般道が通行止めになって来られなかった飛騨市からいつも来ているコロッケ屋が来ておりました「コロッケ対決 「岐」コロ一番勝負」もあったので、再登場のタイミングもバッチリだね(笑)。



SHV39_3535その屋台村では、JAぎふが出展しており、JAぎふリオレーナの選手達がグッズ販売と共に枝豆の掴み取りを担当しておりました。
この掴み取り、店頭でチケットを配っていて、それをもらった人ができるというふうになっており、大人の場合は片手でどれだけすくえるか、こどもの場合は基本的には両手でどれだけすくえるかという流れになっておりました。
その結果、袋にパンパンになるまですくったった(ギャハ)。
・・・私自身、ここまですくえるとは正直思ってなかったんだわ(汗)。リオレーナの選手の方も驚いてたし。



SHV39_3536スタジアムに入ったら、いつも自販機の一部が、FC岐阜仕様の自販機に切り替わっておりました。しかもギッフィー自販機やんけ。
どうやらコカ・コーラの自販機に対応している模様です。ラッピングの張り替えだけなら、思った以上に安価かもしれないので、お近くにコカ・コーラの自販機があったら相談してみよう(ニヤニヤ)。



今日はダービーマッチということで、さぬぴーが来場しておりました。平日なのにダービーマッチということで来てくれたんだね。
写真には収めてないけど、来場しただけじゃなくPK対決もやってきたんだよ。
Pikaraスタジアムでは一発勝負だったのに対し、長良川競技場では3本勝負になったこの結果、何と1-3でさぬぴーが勝ちおった(汗)!
おい、さぬぴーのPKはマスコットキャラが放つそれじゃないぞ・・・。明らかに中身は選手だろ!<だから中に人なんていないぞ!


SHV39_3537と、つつがなく試合開始までの時間は過ぎていったものの、午後5時過ぎくらいからかな、急に曇り出し、赤紫の雲空になったんですよ。そしたら雷が鳴り出して、避難を呼び掛けるアナウンスが。普通の夕立だと思って、バックスタンド側の屋根に逃げたんですよ。
・・・ところがどっこい、その後に降った雨が滝のように降り、あまつさえ四方八方に振り込む豪雨となったのです。普段ならバックスタンドの屋根でもしのげないことはない(ただ継ぎ目のところや隙間から水が滴ることがある)はずなのに、ずぶ濡れ。バック側に避難した人はずぶ濡れになってしまった人が多かったようです。
今まで同じような事態はあったものの、ここまで酷くなったのは初めて。
写真は雨が弱まった時のものですが、実はマスコットPK対決の時から照明が付いてなかったんですね。もしかしたら、雨雲が来ることを知っていて、わざと付けなかったとも。
そして、一部のアドボードが豪雨の時に吹いた風でぶっ倒れるものもあったんですね。なので、修復作業も行われたのです。もちろん、ピッチ内の水切りも大急ぎで行われました。
何より、一番の影響はキックオフの時間1時間以上降ったため、19時(19:03)開始予定だったのが30分遅れて19時半(19:33。実際は、ここから1分遅れて)開始になったのです。唯一の平日開催が、こんなことになるなんて・・・。



SHV39_3541こんなことになるなんて・・・は試合でも。


前半は明らかに岐阜が讃岐を圧倒。個人技もここぞとばかりに決まって面白いように試合を運ぶ。でも点に繋がらない。おかしい、讃岐を圧倒しているはずなのに点に繋がらない。大事なことなので2回言ってます(爆)。
そんな不可思議な雰囲気を破らんと決めてくれたのは、これまで調整型フォワードとしてセンターにいたライアン・デ・フリース選手
宮本航汰選手が放ったクロスが讃岐の選手に当たったものの、跳ね返ってしまったボールをフォローして放ったシュートが決まって、やっとJリーグ初ゴールとなりました。約半年掛かって初得点。普通のフォワードなら掛かり過ぎなんですけど、今までのアシストでの貢献を考えると、やっと自分で決めてくれたとうれしくもありましたね。
ただ、その後決められる場面はいくつかあったものの、追加点を挙げられないまま後半に突入こんな色々と嫌なことが起こる時は、何か嫌な結末が待ってるんだなと思っていたら案の定。

後半になって別人のように讃岐が襲い掛かってきます。しかも後半5(50)分と7(52)分に同じようなセットプレーで一気に逆転まで持って行かれます
5分のゴールは相手がお見事のポイントで狙ったシュートなので、仕方ない。問題は7分の方。押し込まれたシュートを福村貴幸選手に当たっての失点。見方によってはクリアできたよね、クリアミスじゃないかね・・・と言いたい失点7月から現れた守備のほころびが、ここに来て重症化している現れですな。
その守備のお粗末さは後半19(64)分のダメ押し点でも元岐阜所属の高木和正選手がカウンターを決める得点なのですが、ほぼ駆け抜けられたもので、守備陣が全く追い付けない攻撃にベクトルを向けすぎて守備に割けてないんですね・・・。今年序盤の頃の岐阜のプレイスタイルに戻っちゃったんだなぁ・・・。いや立て直せない状況が招いた結果なのか・・・。

その直後に古橋亨梧選手が決めるものの、ギアを入れるのが遅すぎたのが響き、讃岐に逃げ切られる格好になりました。



愛媛戦をまた観たかのような、いやアウェイのヴァンフォーレ甲府戦を甲府目線で見せられたかのような、いやいやとにもかくにもラモス時代でもこんな酷い試合はなかったんじゃないかと述懐しそうなほどの負け戦。いつサポーターの怒りが爆発してもおかしくない状況ですわ・・・。


雨で試合開始が遅れても約4800人の観客動員を果たしたのは、選手達の成長と勝ちを見たかったからだと思うの。でもこんな無様な試合を見せてしまった。あれは観客の逃げる試合。こういう時こそきちんと〆ないと。


横浜FCの試合を引きずった格好で終わった夏の3連戦の2試合目、この最悪のシチュエーションで次は大分トリニータ戦になったのか・・・。前回の対戦は疑惑の判定で負けたようなものだったけど、あの時のような全力を出し切れるのか不安になってきた田中パウロ淳一選手の離脱も長引きそう(下手をすれば今季絶望かもしれない)なだけに、新戦力のいち早いフィットを望むしか他なりません。


負のスパイラルを断ち切るのは自分達だけだ、去年から変わったことを示せ、FC岐阜!


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Posted by alexey_calvanov at 23:17Comments(0)

2018年06月11日

FC岐阜観戦記2018 アウェイ編 その10 ちゃんとやること

FC岐阜、昨日はカマタマーレ讃岐との一戦をPikaraスタジアムで迎えました
岐阜はリーグ戦では連勝中ですが、先日行われた天皇杯では、NDソフトスタジアムでモンテディオ山形と戦い、90分と延長30分で決着が付かず、最終的にはPKにもつれ込み、4-2で惜敗となりました。ABBA方式という慣れないPK戦だったこともあるのですけど、とどのつまり流れを掴んだ方が勝ったとも言えますね。というのも、試合をきちんと見たわけではないので推測にはなるもものの、一旦追い付きながらも相手に追い付かれて、その勢いのまま押し切られたからですね。天皇杯はホーム・アウェイ関係ないとはいえ、やはり同格なら、自分達のホームでやれる山形の方が有利なのかなと。
しかも、この試合でライアン・デ・フリース選手が水戸ホーリーホック戦で痛めていた足を天皇杯で再度痛めたらしく出場できず。既に田中パウロ淳一選手が肉離れで離脱中攻撃陣がますます手薄になってしまい、つくづく山岸祐也選手が調子を上げてきてよかったと思えるようになりました。

一方、讃岐の方も調子が上がらず、『自分達のスタイルに戻した』とされる大宮アルディージャ戦では引き分けに持ち込み、少しだけ調子を戻しつつあります。ただ、天皇杯は横浜FCに負けているのですが、90分で負けたというふうなので、ダメージは少ないようです。


SHV39_3351讃岐の本拠地であるPikaraスタジアムに来るのは3度目。一番変わったのは、マスコットが登場したことでしょうか。
こちらがそのマスコットのさぬぴー釜玉うどんをベースに作り上げられたものです。いかにも香川県らしいマスコットだと思います。あと目がかわいい。



SHV39_3354この日の試合は、「岐が被ってるぞ!ダービー」ということで、岐阜のマスコットのギッフィーも登場。雨対策もバッチリでした(笑)。
写真は、「叩いてかぶってじゃんけんポン」での一コマ元々大人(男女)と子供の3人勝負だったのですけど、時間もあったのでマスコット対決が急遽設けられることに。
ヘルメットがかぶれないので、勝ったら即叩くの勝負(爆)。この勝負はさぬぴーの圧勝(ギャハ)。1回しかやってないけど圧勝(ギャハ)!
それでも、司会の人(と讃岐の女性スタッフと思しき関係者)を岐阜へ連行(笑)できたので、よしとしよう。しかし、岐阜のホームは平日(7/25)やぞ(爆)。果たして彼らは来れるのだろうか・・・。

ちなみに、ハーフタイムには「マスコット対決 「岐」昼の決闘」も行われ、そこでもさぬぴー圧勝!おいおい、ヤツのシュートとセービングは本物だぞ(汗)!というより、マスコットとは思えないキックでしたねー。まさか<中の人などいない!



SHV39_3356じゃんけん勝負の後は、仲良くダンシング。この時には、岐阜県のPRに来ていたミナモも参加。さぬぴーも慣れないながら一生懸命踊っておりました。
なお、岐阜市のマスコットであるうーたんも来ておりました。こちらは岐阜市のPRでの来場でした。



SHV39_3349そして、この日は「コロッケ対決 「岐」コロ一番勝負」も行われました
左はコロ家の「カマコロ」、右はひだコロッケ本舗の「飛騨牛コロッケ」
実は、ひだコロッケ本舗は飛騨市にあって、店の親父さんいわく、7時間かかってきたとのこと。そりゃそうだ。岐阜県横断だけでも大変なのに、関西も横断してるんだからね・・・。次の日に帰ると言っていたけど、台風が迫る中だったので、気が気じゃなかったと思うよ。しかも、赤字なんだわとも前の水戸戦の時ぼやいていたので、ならばと来た時に真っ先に買わせて頂きましたよ。

味は何度も書いているので割愛しますけど、どっちも美味しい。
飛騨牛だけじゃなく、飛騨牛の味を吸い取って染み込んだじゃがいもが美味い「飛騨牛コロッケ」に、中のミンチ肉とじゃがいもの甘さが絶妙な「カマコロ」。どっちが美味いなんて決められません。今度は「カマコロ」がやって来るでしょうから、また食べてみたいものです。



SHV39_3350もう一つ、こちらはたこ判屋の「たこ満月」
たこの入った大判焼きと言っていいのかな。こちらの商品は、うどんと卵が入っているとのこと。味は定番のソース味。そのままでも頂けます。



中のうどんがカリッとしてて美味いです。そのままだと結構あっさり味なので、ソースの濃さくらいで丁度いいのかな。


SHV39_3357岐阜は4連勝の掛かった、讃岐は久しぶりの勝利の掛かったこの試合。先程もちらりと書きましたが、台風の来ると言われた中で行われたものの、試合開始前は風のやや強い曇り空の中開始となりました。


岐阜は天皇杯からメンバーをあまり変えていないためか、いつも以上に足が重い。選手のパス回しなどで緩慢なところが目立ち、こちらもあまり状態のよくない讃岐イレブンに合わせるような格好になってしまっていました。まだボールは支配してたとも言えるのですが、ただボールを持てただけというふうで、すぐに讃岐に取られてしまう展開になっていました。
そして、この日の試合は三島頌平(しょうへい)選手が初スタメン。ライアン選手が出られなくなり、風間宏矢選手がセンターフォワードに回ったため出ることになったのですが、初めてのスタメンゆえか、少し緊張していたのかな。正直よくなかったですね。それでも前半34分に見せたミドルシュートはよかったと思います。あの思い切りのよさは、これから苦しい時に生きてくることでしょう。

そんな前半の半ば過ぎから徐々に動きのよくなって来た岐阜、後半もその動きのよさを生かして攻めた結果、後半5(50)分、山岸選手が後方から受け取った球を受け取って敵陣を駆け抜け、その間に相手守備陣をするするするっと抜け出てきた古橋亨梧選手が縦のパスを受けて間髪入れずにシュート!そんなに強くないシュートはキーパーの左端をすり抜け、ゴールマウスの左隅にすっぽりと入りましたきれいな連携のお見事なシュート。このゴールで古橋選手は6試合連続弾となり、8得点目。もう誰も止められないのか・・・と言いたくなるほど、今の古橋選手は絶好調です。

しかし今日の岐阜のいいところは、ここまで雨が降り始めた後半15(60)分頃から、徐々に讃岐が必死さを見せ始めます。勇猛果敢に攻める姿に、岐阜は押されがちになります。特に終盤は讃岐のいいシーンが目立ち、とてもリーグ最下位のチームとは思えないほど。ただ、今までの岐阜ならそこで崩れて同点ないしは逆転されるのですけど、今年、いや今の岐阜は違う悪いなりにも何とかまとめ上げ、全員が守備の意識を持って戦うという姿を見せることができたと思います。だから、竹田忠嗣選手が抜けても大丈夫なほどの守備ができたのだと思います。
先程はよくないと書いた三島選手ですが、悪いなりにもほぼフルタイムで戦えたことは、自信を持っていいところだと思います。それだけ他の選手がよくなかったわけですから、きちんとやることをやったのだと、やれたのだと思いながら、この試合でのいいところ・悪いところを見付けて、次に生かしてほしいと思います。再びサブメンバーからの登場になるかもしれませんけど、讃岐戦でやったことは今後生きてくると思いますよ。


試合は0-1で辛くも勝ったものの、私は悪いなりによくやったと思いました。

この試合は、ちゃんとやることが大事だと思っていたからです。
天皇杯で嫌な形で負けただけでなく、ケガ人が出て、今後の試合運営にも影響が出かねない中、きちんとパス回しをする・狙えると思ったら振り抜く・全員で守備の意識を持つなどの最低限の仕事はできていたのかなと思います。もちろん、90分それができていないのは不満でしたけど、讃岐の攻撃を受け流せたのは評価したいです。



これで何とか4連勝を勝ち取ったものの、不安も多いです。


最初はケガ
先程も書きましたけど、ライアン選手と田中パウロ選手が出られない状態新加入の北谷史孝選手もケガらしい。永島悠史選手もケガという話らしいので、今後けが人が続出すると厳しい戦いを強いられるかもしれない。試合もさることながら、練習中でも無茶なプレーはしないようにしてほしいね。

もう一つは、毎度お馴染み(?)のイエローカードの累積
今日の試合で宮本航汰・福村貴幸両選手がリーチ(3枚)。既に阿部正紀選手もリーチが掛かっている中、ケガではない理由で抜けられるのは1試合でも痛い。次のFC町田ゼルビア戦でやらかしてしまうとその次のレノファ山口FC戦でさらに苦しい思いをしないといけないことでしょう。
この対策は、抜けても大丈夫な選手構成をするしかない。特にサブメンバーでいつも入っている選手の奮起が必至でしょう。


次の町田戦でクラブ新記録になる引き分けの挟まない5連勝が掛かってきました。相手にとって不足無し。厳しい戦いになると思いますが、今までの積み上げを生かすこと、そしてやるべきことをちゃんとやることで勝ちを引き寄せられると思います。
なお、この町田戦はホーム自由席は前売りが500円(税込)とワンコイン観戦ができます。まだ決めかねている人も当日来場でも同じく1000円(税込)なので、家族で晩ご飯を食べながらの観戦もいいかと思います(あらかじめ買って持ち込みは可能)。1人でも多く来場されることが、選手達の励みになります。是非とも今の岐阜を観て応援してやって下さい。


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Posted by alexey_calvanov at 23:14Comments(0)