2014年08月07日

カープ応援できる平和に感謝

昨日(8/6)は69回目の広島原爆慰霊の日。もう70年にならんとしている中、当時を経験した人達の高齢化も進み、だんだん貴重な証言が聞けなくなろうとしていますし、それに伴って原爆投下の惨事というのが徐々に風化していくのではないかという懸念、そして日本が集団的自衛権を認め、それがどういうふうに行使されることになるのか皆が不安に思っていることでしょう。あの日の出来事が語り継がれることこそが、平和への礎になることを忘れてほしくないものです。


ゆえに、広島県でTBS系のテレビ局とJRN/NRN系のラジオ局の放送を行っている中国放送(RCC)が行ったテレビ欄の紹介が粋でかつ平和への尊びを忘れてはならないなと思わせるわけです。
その日、広島県を中心に中国地方で購読できる中国新聞に掲載された紹介文は、普通に読めば広島の選手の活躍を期待するものなんですが、文章の左端から縦に読む、いわゆる縦読みを行うと、「カープが応援できる平和に感謝」というふうになるのです(ちなみに、L字読みという読み方も可能で、その場合は、「カープ応援できる平和に感謝胸に8・6野球中継」となります)。
この文章を考えたのは中国放送のディレクターなのだそうですホントにすごいわ。


この縦読みは時々新聞などのメディア展開をする際にお遊びで行われることがあり、同じスポーツ中継なら、北海道放送(HBC)の北海道日本ハムファイターズの中継紹介文を同じように縦読みさせて楽しませるということをしばしば行っているようです(主に北海道新聞で行っている)。

ちなみに、中国放送サイドは中国新聞以外では文字数の違いがあって上手く表示できないことを考慮し、もう1種類用意していたそうで、実際読売新聞(と思しき紙面)で同じ紹介文を縦読みした場合、「野球ができる平和に感謝(胸に8・6野球中継)」(カッコ書きの部分は同じくL字読みさせた場合)となっているそうです。


広島というチームが戦後復興のさなかに結成され、県民市民と共に歩んできたからこそ、そして広島県に住む住民が平和の尊さを知っているので、この想いに至ったのだと思います。
だからこそ、できることなら毎年でなくてもいいので、8/6だけは広島でホームゲームをやって平和の尊さを野球を通じて広めてほしいなと思います。


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Posted by alexey_calvanov at 23:24Comments(0)TrackBack(0)