2023年12月08日

これも3話切りなんだろうなぁ

俗にアニメに言われる話ですけど、1クールのアニメを評価する際、だいたい3話目まで見ればわかるということがよく言われており、そこで面白くないとか話が合わないとかの理由で切られることを「3話切り」と言います。実際、「3話切り」が正しい判断とされることが多く、下手をすれば「1話切り」という初回の放送でまずいと判断されたり、キービジュアルや製作会社で不可解な臭いを感じ取れる「0話切り」というものもあります。ただ、ここまで来ると不確かな部分も多いので、「3話切り」というほど確実視できないものです。
そんな「3話切り」の事例なのではないかと思われることが、マンガで起こったのです。


小学館から刊行されている月刊誌の月刊!スピリッツで連載していた「林檎の国のジョナ」が、11/27発売の1月号で連載終了となりました。事実上の打ち切りです。
スピリッツの編集部によれば、作者との以降の不一致が原因であると公式Xで述べており、作者の松虫あられさんも同様の話を公式Xに挙げています

原因としては、コミュニケーション不足なのではないかという人が多いですね。自分の描きたいマンガと編集部が求めているマンガのせめぎ合いが上手くいかなかったというふうでしょう。
編集部が幅を利かせるマンガになれば、自分の描きたいものが描けず、下手すると最終的には自分が病んでしまうところにまで至ってしまう。逆に自分の描きたいマンガに追及してしまうと、読者も置いてきぼりになってしまい、読者離れが起こってしまう昨今は本が売れない時代なので、このせいで発行部数に影響が出てしまえば死活問題になってしまう。

今回の作品は、マンガワンでも読めたそうですけど、そこでの評価が高くなかったということなので、もしかすると作者ベースで話が進んだものの、評判が悪くなっていたので、てこ入れと方針転換を兼ねて編集部が手綱を握ろうとしたんでしょう。しかしながら、それを作者が手放さなかったため、打ち切りになったんでしょうね。


読者が「3話切り」のようなことを行ったために、実際にマンガが3話で打ち切られてしまう。世知辛いですけど、正直な評価を受け入れることも大事なんでしょうな・・・。


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Posted by alexey_calvanov at 23:39Comments(0)

2016年06月30日

みや~ち逮捕

東海地方ではメジャーなタレント宮地佑紀生さんが、傷害の疑いで逮捕されました。
宮地容疑者は、6/27に東海ラジオで放送していたワイド番組「宮地佑紀生の聞いてみや~ち」の生放送中に、相手パーソナリティの神野三枝さんの左足を蹴ったりマイクで口を殴るなどして10日前後のケガを負わせたため、放送後の6/28に神野さんが千種警察署へ被害届を出して明るみになりました
宮地容疑者は、対面でしゃべっている時に起こしたと容疑を認めたそうです。
理由は東海ラジオや被害者などから明かされていないものの、当日放送を聞いていた人いわく、神野さんがプレゼントの当選者発表の際、当選者がわざわざ来局してくれてお礼の品を置いていったことを放送上で報告したことが気に入らなかったのではないかということです。


宮地容疑者は商売を行っていたことがきっかけでラジオ番組に出演。そこから芸能活動を行った経緯があります。1970年代~1990年代はテレビ・ラジオで活躍し、主な番組として「ミッドナイト東海」(東海ラジオ)・「どですか!」(メ~テレ)、CMでは「スガキヤラーメン」などがあります実業家として失敗した際に多額の借金を残し、一時は自殺しようとして思い留まるなど波乱万丈の半生を送ったことは彼の中で語り草になっていました。
また松山千春さんとの親交が深いことでも知られ、それが縁でSTVラジオの「アタックヤング」に出演しています。またピーク時には全国番組のナレーションも務めたことあります

かくいう私も、学生時代に「J-POP MAGIC」(東海ラジオ)を聞いた一人なので、今回の一件はショックでかつ残念でなりません。ましてや動機が動機なだけに、なおのこと残念至極です。できれば、『容疑者』という肩書を付けたくなかったですね・・・。


生放送だということは宮地さんも知っていたはず。神野さんの行動が気に入らなかったのなら、スタッフに一時的にCMを入れてクールダウンなり説教の時間に充てるとか、フリップに書いていかんことを促せるとかやり方はあったと思います。暴力的にことを進めてしまったのは、宮地さんの落ち度だと思います。


番組は今日をもって打ち切り。宮地さんの今後の進退も流動的です。情状酌量が認められ、不起訴で釈放となるのが理想だとは思いますが、事が事だけに、そうはいかんでしょうねぇ・・・。


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Posted by alexey_calvanov at 23:43Comments(2)TrackBack(0)

2011年08月05日

今回ばかりは「倒壊テレビ」と言わざるを得ない

東海3県(愛知・岐阜・三重)を放送エリアにしている、フジテレビ(FNN)系列の東海テレビ放送(THK、東海テレビ)平日の朝放送されている「ぴーかんテレビ」(9:55~11:30)で、昨日(8/4)行われた岩手県産のお米(いわゆる視聴者還元プレゼント)当選者を表示するテロップを誤って番組内の通販コーナーで流してしまったのですが、普通に当選者の名前が流れてしまったら、単なる放送事故で済むところを、誤ってリハーサル用の仮テロップを流してしまいました
この仮テロップも「愛知県名古屋市 東海太郎さん、岐阜県 山田花子さん、三重県 伊賀上野さん」とかの名前ならよかったものの、「怪しいお米 セシウムさん、怪しいお米 セシウムさん、汚染されたお米 セシウムさん」という表示を出してしまいました(約23秒)
番組内で謝罪をしたものの、当然視聴者は苦情等抗議が殺到、遂には岩手県が抗議文を出すまでご立腹の状態になりました。

事態を重くみたテレビ局サイドは、今日(8/5)の番組を休止番組パーソナリティが謝罪する番組を数分流した後、「トムとジェリー テイルズ」というトムとジェリーの新シリーズが穴埋め番組として9:58~11:30まで流されていました(かつて放送されていた「トムとジェリー」や「新トムとジェリー」と全く別のもの)。
その後、夕方の報道枠「スーパーニュース」(16:51~19:00)で、社長が事情を説明する検証番組を放送するため「スーパーニュース」は18:37までの短縮放送となりました。
なお、この検証放送の中で、誤ってリハーサル用のテロップを流してしまったこと、そのリハーサル利用のテロップを流した原因は単純な操作ミスと釈明していました。そして「ぴーかんテレビ」は、放送できる体制が整うまで休止するとのことだそうです。
またテロップ制作担当者は50代の男性だと言われています。


この一件、単純ミスで済むのかというのがまず第一、謝罪で済む状態になっていないのが第二、なぜ打ち切りにならないのかが第三、関係者の処分がなぜすぐなされないのかが第四の疑問点として挙げられます

今回の件は、表向きは「がんばれ東北」と訴えながらも、「東北の製品は放射能汚染されてるんだよね」と不評被害を広めたばかりか、仮制作のテロップでも作っていいものではないだろうということがわからなかったのかということに対し怒りを禁じ得ません。率先して視聴者に安心を届けるメディアがこの体たらく。酷いを通り越してもはや呆れます。
そういうことから、謝罪では済まないというのが頭にもたげてくるわけです。先述の仮制作でも作っちゃダメなはずのテロップを作って(単純な操作ミスとはいえ)流してしまった、しかもそれが物の分別の付くはずの年齢の人がやってしまっている(送信者は不明だが、同じくらい、もしくは「これはおかしい」とわかる年齢のはず)ことに対して、個人的なものも絡みますけど、(悪質な50代ネカマジジイに嫌がらせをされた)過去の経験上、あってはならないことですし、東海テレビ社員ならば即刻クビ、制作サイドの人間ならば制作会社の契約を打ち切るレベルに達しているはずだと思います。絶対に許してはいけません。

そして、なぜ休止なのか休止ではなく、ここまで火の手を上げているのならばお取り潰しレベルになっていてもおかしくないです。過去こういったケースで再開したことはないと思います。本当に東海テレビ、ないしはフジ系列のコンプライアンスがザルなのではと思っています。


状況が状況なら、この罪は重く、番組打ち切りでは済まなくなるでしょう。過去にあった、関西テレビ・静岡第一テレビ・福岡放送の不祥事のように民放連の追放、最悪の場合は、それ以上で放送史史上初の免許取り上げも視野に入れるべきだと思います。


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Posted by alexey_calvanov at 23:49Comments(2)TrackBack(0)