2019年08月23日

調子に乗り過ぎたな

大阪府東大阪市にあるセブンイレブンが、日曜休業を来月から行うと宣言して話題になっています。
このお店は、人手不足が深刻化していた中でも、セブンイレブン本部(以下本部)からは24時間営業を強要されていたと言います。奥さんと一緒に運営されていたそうですけど、奥さんが病気になってからも24時間運営を余儀なくされ、本部から人がシフトで派遣されていたものの、厳しい労働時間体制だったとも述べています。
そして奥さんが亡くなり、アルバイトを募集してもなかなか来ない、人の派遣を要請しても断られる、カネは支払うので派遣してくれと聞くと本部からはそんなものは無いとあしらわれたとのこと。
そのため、今年遂に深夜帯の営業を止めたのだそうな。そうしたら本部が契約解除と違約金を迫ってきたとのこと。

ところが、これまでのやり取りがニュースで取り上げられると、本部側の態度は軟化現状は深夜帯の営業は休止したままでの営業を黙認されている格好になっています。一応本部も緊急派遣という形で日数を限定して派遣するスタイルを提示したものの、この店は断り、現在は息子とともに営業しているとのことです。
それでも人が集まらないので、今回の日曜休業に踏み切ったのでしょう。当初は本部も契約違反とは述べていたものの、人を派遣しようと提案したものの、金銭面で折り合わなかったとのこと。あれ?人を派遣してくれと言ったんじゃなかったっけ?それを断ったのか?解せんなぁ・・・。
そんなこともあったからなのか、本部も今後も協議をするとは言うものの強硬策も出してきて、9月から実施する予定の日曜定休を行えば、契約解除に乗り出すと述べています。


この店は、結構いわくつきのところだったらしく、賛否の分かれる店でもありました。
ただ、オーナーの言い分を聞けば、元々マナーの悪い人達が多かったため、やむを得ずトイレを貸さない・駐車場に対する厳しい物言いや時間制の導入を計ったのだそうな。オーナーの性格もあってか、モノ言うオーナーになっており、オーナーがお客に対して強く言ったケースもあったそうです。それが本部に伝わっているとも掲載するメディアもありました。ただ、概ね24時間営業の休止は好意的に受け止められていました


しかし、今回の件はちょっと違います日曜という小売りの中で最も稼ぎ時を閉めようというのは、小売りとしての義務を放棄しているに等しいです。もちろん立地によって日曜が稼げないからという理由もあるのでしょうけど。
それに、年中無休の営業方針は、本部の契約上盛り込まれているのでしょう。24時間営業は無理でも年中無休なら何とかやれるはず。本部も契約解除をちらつかせてはいますが、時短は事実上合意してくれています。あとは、オーナーが自助努力で改善していくしかないのです。


厳しいのはわかります。本部に虐げられた気持ちもわからないわけではないです。でも、時短の時に応援してくれた人も、今回ばかりは支持してくれないと思います。自分が使いたい時に使えない不便が、いかに自分を苦しめる困りものであることをオーナーは自覚してほしいです。コンビニは社会インフラでもあるのです。その責任を放棄した時に招く結果は何を意味するか。


9/1までまだ時間はあります。考え直してほしいです。


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Posted by alexey_calvanov at 23:28Comments(0)