昨日の敗戦で7年連続のBクラスが確定し、クライマックスシリーズの灯も消えてしまいましたDeNA。そんなやけっぱちからか、今日のヤクルトの試合で中畑監督が荒れておりました。
その荒れっぷりが際立ったのが7回表、1-1まで追いついた後の出来事。
場面はノーアウト一・二塁で、森本選手が更なるチャンスを広げようとバントを仕掛けたものの、ヤクルトの投手七條選手が上手く処理して三塁に送球。紙一重の状況で審判はアウトの判定(ちなみに2塁走者は筒香(つつごう)選手)に。
この判定に猛抗議を見せたのが中畑監督。一目散に三塁審判に駆けて行き、詰め寄ったかと思ったら、三塁塁審に胸タックル。この行為で即刻退場を食らったものの、それでも納得いかない中畑監督は、コーチに羽交い締めにされながらもさらに詰め寄り、食い入るように三塁塁審に執拗な抗議をして帰っていきました。ベンチに引き下がる時に帽子をグラウンドに投げつけていたので、よっぽど悔しかったんでしょうね。
普通はそこで選手も意気投合して燃え上がって勝つ・・・というふうになるはずなんですが、その後再開された試合は、梶谷選手の三振ゲッツーで一気にチャンスはしぼみ、その裏の攻撃で中継ぎ陣が打ち込まれ、逆転負けとなりました。
恐らく中畑監督は制裁金のみで済むのだと思いますが、万一試合出場停止処分になったらば、この試合をやっている限り、勝てないだろうなと。
しかしながら、まさしくこの試合は今のDeNAを象徴してるんだろうなぁ。
中畑監督に変わろうが、選手の意識はあまり変わっていないというふうに思えてならんです。采配批評をしたと言われる中村紀洋選手のような事態が表沙汰になっているなんて普通のチームでは考えられないですよ。ラミレス選手が元気なのがDeNAの今後の明るい材料なのかなと思うのですが、これは本来若手が奮起して見せるべきものであって、ベテランがこれではやっぱりいかんのです。それにラミレス選手は日本での2000本安打を達成するために奮起しているからそう見えるのであって、そのモチベーションの無くなったその後が非常に怖いです。もしかすると、チームの勢いをさらに弱めてしまうのではと危惧しています。
ともあれ、何度も言ってるかもしれませんが、血の循環をよくしないとこのチームは上手く再生できないでしょうね。おらが町のチームという形で奮起している日本ハムや楽天のように、一度本拠地を横浜から変えるべき時期になっているのではないのでしょうか。あとは選手に大ナタ振るっても誰も文句言わんよ、たぶん。