2012年01月01日

あけましておめでとうございます2012

新年明けましておめでとうございます。
コミケ帰りの新年初日は寝正月・・・というのが定番で(苦笑)。しかも今年は見たいテレビがなくてつまんねーなー、仕方ないからどっか行こうかなー・・・と思ってテレビ欄を見ていたら、おお、「池上彰の現代史講義」が一挙放送で再放送されているがな!
いやぁ、見たい見たいと思って結局見られなかったこの番組、3が日にかけてやるんだねぇ


この番組は、現代起こっている様々な事象は実は現代史(主に第2次世界大戦後)を追いかければわかってくるということをコンセプトに送るもの中学・高校の歴史の教科書では端折(はしょ)られてしまう部分を丁寧に紹介しています。
確かに池上さんの言っていることはその通りなんですが、実際のところ、世界史というのは現代起こっていることを知るには現代史だけでなく、近代史を知ることも必要で、さらに近代史を知るためには中世を知ることが必要・・・と多元的なだけでなく連続して知らないといけない部分があるんですよ。
日本史では「あの時こういうことが起きたから、今こうなっている」という部分は非常に少ないんですね。ところが、世界史では「アメリカ同時多発テロが起こったのは、イスラム過激派のせいで、それを刺激したのはアメリカが湾岸戦争でサウジアラビアに進駐していたからで、それに激情するのは実は中世の十字軍までさかのぼる」という連続性があるわけですね。近年有名な事象としてユーゴ内戦がありますけど、あれも大元をさかのぼれば、オスマントルコまで、さらにはやはり十字軍にまでさかのぼれるわけです。
暴力的に言えば、中世があるからルネサンスが起こり、ルネサンスがあるから宗教改革が起こり、それが産業革命→フランス革命→帝国主義→2度の世界大戦・・・となるわけです。
でも、池上さんが戦後史を知ることの重要性を説くことは間違っていないと同意。実際簡単に知りたいなら見ておくことが重要です。


今回の放送は2011年の9月~10月まで全14回放送されたものの再放送で、2011年8月に信州大学(特任教授)経済学部で行われた講義を編集したものです。


実際見ていると、確かに丁寧だわ。学生が対象ということもあって、少々専門性の高いものになってはいますが、中高の歴史を学んでいれば十分にわかる事象でもあります。
ただ、フリートークは饒舌だなと思ったんですが、講義でしゃべる原稿読みに近い部分はかなりたどたどしいのは、慣れてないからなんでしょうね。
あとは、あれだけ頭頂部が薄かったとは(笑)。正面からしか見たことないからなぁ・・・。


ちなみに、この「池上彰の現代史講義」、放送は今日・明日は8:00~17:55(ミニ番組含む)、あさっては8:00~15:55(ミニ番組含む)で放送しています。
またDVDでの発売が決まっています。買おうかしら(ニヤニヤ)。


というわけで、今年もよろしくお願い致します。


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Posted by alexey_calvanov at 21:10Comments(0)TrackBack(0)